各地の手話サークルで、
運営者が悩んでいることがあります。
「会員の中に、手話の勉強会の日は来るけど、
交流会や相談会の日は来ない人がいる・・・・」
会員に理由を聞くと、
「交流会や相談会の日は、勉強じゃないから。」
なんだそうです・・・
そういう方は、手話学習=机上の勉強
だと思い込んでおられるんでしょうね。
でも、わたしたち手話の先輩から見ると、
これは、「手話が上達しにくい、良い方法のひとつです。」笑
としか、言いようがありません。汗
こういう方の多くは、
「いずれ、手話がうまくなったら、
聞こえない人と話すつもりです。」
と、おっしゃいます。
でも、実は、こう思っている限り、
「いずれ、手話がうまくなる」 という状態は、
なかなか、訪れません。涙
ここまで出会った多くの方の例を見てみると、
「いずれ、手話がうまくなる」 のは、
へたでも、とにかく通じ合わせようと、
一生懸命、その場その場で、聞こえない人と、
直接お話を重ねてきた人です。
そういう人は、最初は通じなくても、
どうやったら通じるのか、自分なりの試行錯誤を重ね、
その結果として、手話が身につき上達していくのです。
「うまくなってから話そう」 とする人は、
長い間、聞こえない人と話さないうち、
話すきっかけを失ってしまい、
次に、いつどうやって話していいか、
わからなくなってしまっている人も、たくさんいます。涙
次に話しかけようとするときは、
初心者のときより、何倍も勇気が必要です。
なぜなら、手話の勉強をはじめて、
時がたってしまっており、
「手話が初めてなんで、うまく話せません。」
という言い訳も、日に日に持ち出しにくくなるからです。笑
だから、
もし、素直に「手話がうまくなりたいと思っているなら」、
そういう方には、
わたしが、以前からご紹介している
「ぶっちゃけコミュニケーション」 をおすすめします。
とにかく、身振りでも、手振りでも、文字でも良いから、
聞こえない人と、耳を捨てて話すこと。
これが、心を開き、人と人を結びつけ、
結果として、手話がうまくなる、とてもよい方法なのです。
聞こえない人と自由に話すチャンスは、
机上の勉強の範囲では、
なかなか訪れません。
一方、交流会のとき、ふと相手に助けられ、
「ありがとう」 が言いたい、
その手話、どうやるんだっけ?
相手にぶつかってしまった、
「ごめんなさい」って言いたい、
これ、手話でどうやるんだっけ?
そう思う機会を得た人は、
必ず、手話で話すチャンスをつかみます。
手話がわからないながら、話し合いに参加して、
やっぱり、手話がうまくできない。
「手話がへたでごめんなさい。」
これだけは手話で言わなくちゃ!!
どうやるんだっけ?
こう思ってはじめて、
「わたし、手話、勉強、まだまだ、がんばります。待ってください。」
と、話すチャンスに恵まれるのです。
これが、コミュニケーションであり、
手話だと、わたしは思います。
ですから、
何を「勉強」と呼ぶのかと言えば、
机の前に座っての学習だけでなく、
交流会や、相談会こそが、
最高の勉強の場だとも、
言うことができるとわたしは思います。
へたでいいんです!!!!!!!!!
うまくなくても、心を開くことです。
それが、結果として、手話をうまくします。
そして、それは、
いつまでもずっとへたでも、いいんです。笑
それでも、会うことを楽しみにしていれば、
聞こえない人と、飲み会だけは、
楽しく通じたりするようになるんです。
この快感、実は、、
手話を始めて、1〜2週間でも、
積極的な姿勢であれば、簡単に得られます。
でも、逆に、いつまでも、机にしがみついて、
「いつか、うまくなってから、話そう。」
そう思っている人には、
なかなか訪れません。
もし、あなたが
「本当に、手話をうまくなりたい」と思っているなら、
ぜひ、手話サークルの、
交流会や、相談会にも出てみてくださいね。
いろんな方の人柄や考えに触れ、
心も手話も、勉強になります。
あ、でも、
「手話ってやっぱり、机に座って、
テキストで勉強しなければ、ホンモノとはいえないわ。
その勉強をしている自分の姿こそが、
がんばっている象徴なのよ。」
とか、
「交流会は遊びであり、相談会は会議。
遊びや会議は、勉強じゃない!!
まじめなわたしは、手話サークルで勉強がしたいのであり、
遊びや相談に来てるんじゃない。
どんなに手話がうまくなるとしても、
わたしの思う勉強ではない方法は、
受け入れられない。」
とか、
「わたしは、手話がうまくなりたいんじゃない。
わたしは、聞こえない人と話したいんじゃない。
わたしは、手話の勉強をしたいだけだ!! 」
という、強い信念がおありの方は、
その限りではありません。笑
そんな方も、いつしか、何かのきっかけで、
少しずつ、手話で話してくださるようになるでしょうし、
今まで、手話の存在を知らなかった人が、
ひとつずつ、単語を覚えてくださるだけでも、
それも、貴重なことに違いありません。
手話を学ぶ目的は、人それぞれですね。
あなたは、何のために、手話を学びたいと、
考えていますか?

11月から、急激に寒くなると言うのに、
事務所の暖房がこわれました・・・
posted by 南 瑠霞 at 00:22
| 東京

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南 瑠霞(るるか)の手話日記