2018年11月28日

耳栓をして街を歩く


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先週と今週の、神奈川県の短大のもみじです。
赤くなりました!!
毎年この時期、短大の講師をさせていただき、
とてもうれしく思っています。
秋から冬に向かう葉の移り変わりがみごとで、
心が洗われます。

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手話を学んでしばらくたったこのタイミングで、
学生たちは、みんな耳栓を付けて、学校周辺を歩く体験をします。
耳栓を付けても「聞こえなく」なるわけではありません。
日頃より雑音や小さな音が聞こえなくなるだけです。
でも、これだけでも実は、電気自動車の音や、
自転車の気配などは消えてしまいます。

そして、この授業で大事なことは、
むしろ「音声言語を互いに一切使わず」
「身振り」「筆談」「学んで話せる範囲の手話」を使って話すという点です。
これらの約束をして、グループごとに地図を見ながら、
オリエンテーリングのように、街を歩いていくのです。
途中、自動販売機でみんなが一番好きな飲み物を決めて帰って来てもらいますが、
もちろんこの時も、音声による会話は禁止。笑
みんなの意見を、声を使わずにまとめなければいけません。

帰ってくると、学生たちは、
「話せないから、パッと思いついたくだらないことを言うのをやめた」
「先に行った人を呼び戻すのに、走ってそこまでいかなければならなかった」
「道に迷ったとき、なかなか相談ができなかった。」
「自販機で、一人ずつ好きなものを指さし、あとで合計した。」
「うちのグループは、せーので、みんなで指さしたよ。」
「あ、その手があったか!笑」
等、様々な意見や感想が出ます。

教室で、耳栓を一斉に外し、聞こえてきた音をメモすると、
「空調」「誰かの咳」「鼻をすする音」
「ペンで文字を書く音」「机などのきしむ音」
「外の車」「飛行機」「廊下を走る人」
「男子の声」「誰かがトイレの扉を開けた音」・・・
など、耳栓をしていた時には気づかなかった様々な音を、
教えてくれました。

「まわりがみんな聞こえる人で、自分だけ聞こえなければ、
パッと思いついたことを言っても、
その場とズレたことをいうかもしれないから、黙っている。
伝え合うにも、周りに面倒をかけるし。」
「聞こえない人同士で山に登った時、誰かが先に行くと呼び戻しづらい。笑」
「聞こえない人のいる場での話し合いには、工夫が必要。」
などなど・・・
これらは、日常私たちが、聞こえない人から聞くあるある話そのもの。
耳栓をして、音声会話を禁止することで、
聞こえる私たちも、その状況に少し触れることができます。

耳栓を外して聞こえてきた音こそ、私たちがいつも聞いている音。
教室の後ろの席から咳やくしゃみが聞こえてきたら
「誰か具合が悪いのかも」と思うし、
廊下の人や外の車は、見えてないのに、移動していく方向や速さもわかる。
人の声からは、男女や、2〜3人かもっと多いか、
大人の声か子供の声かも判断でき、
車の音から、大型車か乗用車か、またはバイクか、
そんなことまで想像できる。
これが、聞こえるということ。

ちょっとした体験からでも、私たちは、
聞こえることと聞こえないことの違いを、
少し覗くことができる。
そして、その違いを知れば、
自分の側からも、どう乗り越えていけるかを、
考えるヒントが見つかる。

短大で学生たちが、こうしたことを楽しく体験し、
様々な人がいることに気づくチャンスが広がればと願い、
毎年こうした授業を続けています。

今日も、東京・神奈川は快晴です。





posted by 南 瑠霞 at 12:43| 東京 ☀| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

分身ロボットカフェ「イヴの時間」


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写真の中央に、テーブルに乗った白い小さなロボットがいます。
私はこのロボットが、聞こえない人に話しかけているのを、
手話通訳しています。

ろうの友人と、分身ロボットカフェ「イヴの時間」に行きました。
車椅子などの生活で外出しづらい障害者の方が、
遠い自宅にいるまま、パソコンでロボットを遠隔操作し、
接客してお茶を出してくれる!!という、
ユニークな企画です。

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まだまだ、試験中ということで、
メニューはホットコーヒーと、オレンジジュースだけ。
期間も限られていますが、
人気が出たら、常設カフェになる可能性もあるそうです!!

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オリヒメ というやや大きめの子供の背丈くらいのロボットが、
ちゃんと、飲み物の注文をとって、運んできてくれます。
これ、ロボットというより、
そのまま遠隔で、障害者の方が操作して動かしているので、
話しかければ、普通に返事もしてくれるし、
いろんなおしゃべりもしてくれて、
リアルで楽しい会話ができ、
なんていうかITとか最新の技術を使って、
アナログというか、
本物の出会いと対話が実現するというか、
例えば外出しづらい人が家にいたまま、
外の店の接客をしているという、
不可能を可能にしたその先が、
ナチュラルなのがすごかった!!

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フロアを移動できる、少し大きめのオリヒメのほか、
テーブルに乗る小さなオリヒメロボットもいて、
可愛かった。

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ロボットたちは、かわいくかっこよく、
楽しく普通だった!!

オリヒメの操縦者(在宅障害者)のみなさんは、
ここではパイロットと呼ばれていたのですが、
パイロットのみなさんは、愛知県とか都内とか、
全国から参加されていて、
それも、遠隔操作がより実感されて、
うれしい体験でした。

遠隔分身ロボットカフェ〜イヴの時間
https://arca-gia.com/lp/cafe/






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2018年11月26日

統一試験目前!!あなたの手話のリハビリ講座!!御礼


25日(日)
「統一試験目前!!あなたの手話のリハビリ講座!!」を開催させていただきました。
1週間を切ったタイミングで、告知させてもらった手話講座に、
思いのほか、皆さんが集まってくださって感激でした。
本当に、ありがとうございます。


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今回は、
「日本語の大切さ」「読み取り」「聞き取り」「絵画的表現」について、
ざっと、皆さんの傾向を、ご自分で知って、
今後の学習の手がかりにしていただける内容にしようと思い、
準備させてもらいました。
その中で、多くの方が、見落としがちなのは何か?
皆さんと一緒に考えながら、勉強してみました。

今回の講座で気づいたことを、
いくつか、まとめさせていただきますね。

@日本語
どんな言語通訳であっても、日本語が最重要課題です。
その日本語が、どれくらいできるか、
自分で、簡単にチェックする方法があります。
それは、自分で選んだ新聞や雑誌の記事を、
声に出して読んでみることです。
その時、ただ漫然と音読するのでなく、
「聴いている相手がいる」ことを大前提に、
間違いのないこと、たどたどしくないこと。
そして、この読み方で伝わるか?音量は?
スピードや間はどうか?などに、気遣うこと。
それを録音し、自分がお客さんとして聞いてみて、
この人の通訳なら聞いてもいいと思えたら、
安心してください。笑

A 読み取り
あなたは、手話の読み取り通訳の勉強を、
手話の解読ができたところで、終わらせていませんか?
勉強会などに参加して、難しい手話文に悪戦苦闘し、
「ああこれ、こういう意味だったのか!」
「この単語はこういう意味でここに使われているのかー!!」
「なるほど、これで、全体の意味がわかった〜!」となれば、
感動も疲れも、一度に押し寄せるかもしれません。笑
でも!!実は!!
「あなたがどんなに手話の内容を理解できても、
それを上手に、手話を知らない方に伝えられなければ、
読み取り通訳をしたことにはなりません。」汗&笑
「読み取り通訳とは、この後の作業のことを言う!」と、
言っても過言ではありません。笑
読み取った手話を、
「どう日本語にして、他の方に伝えるか」!!
これが、読み取り通訳のポイントです。

B聞き取り通訳
聞いたままの音声を、
そのまま反射的に手話単語にしても、
良き手話にはなりません。
意味をつかみ、目で見てわかる表現に。
a. 聞き取り

b.意味やイメージを頭に浮かべる

c. bの意味やイメージを!手話で表現する!!
これ、もちろん、反対の読み取りの時も同じなのですが、
通訳の際は、入ってきた話はいったん、意味化・イメージ化し、
それを、伝えたい言語に落とす作業が必要です。
手話ばかりでなく、他の言語通訳者の皆さんも、
これと同じ作業をして、通訳活動をされています。

C絵を手話にする
ろうの方の手話は、
空中に絵を書くようだと言われることが良くあります。
聞こえる私たちは、なぜ、うまくできないのでしょうか?
それは「頭の中が日本語だらけ」だからです。笑
自分の好きな絵を用意し、
そのまま手で表す練習をしてみましょう。
例えば、そのとき、絵を見て、
「かわいい」「女の子」「いる」「それ」「となり」「猫」「いる」
などと、手話で表すようだと、重症です。汗&笑
これは、せっかくかわいい絵を見ているのに、
頭の中が日本語で、
「かわいい女の子がいて〜」「そのとなりに〜」「猫がいる」
と、単語をそのまま手話にして並べてしまっているからです。大汗
こうした絵ならおそらく、「女の子(かわいい)」「猫」「ポ」と、
単語3つくらいで、表現できます。
(このとき位置関係や大きさの対比などを表現することは必須ですが。笑)


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(南の、突拍子もない感じの身振りに見えるものは、
ロケットが飛んでいる様子を表そうとしたものです。笑)


どうでしょう?
あなたのつまづき、どこにありそうですか?
ぜひ、こうしたことにも気をつけて、
手話通訳にチャレンジしてみてください。

あなたも、手話の腕を磨いて、
周りのろうの方、通訳者仲間と手を取り合い、
素敵な、手話の世界を一緒に作って行きましょう。


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(桜の葉は、秋も私たちに美しい姿を見せてくれています)


ちなみに、最後に、
何度でも言います!
「手話を学ぶ」ということは、
「手話通訳者を目指す!」ということと同義語ではありません。
あなたが手話を始めた時感じた、
あふれるほどの「通じ合う」喜びや、
聞こえない人と友だちになりたいと願った心は、
何にも変えられない大事なものです。

そして、最初っから、
通訳者を目指してなんかいないというあなたも!笑
手話という言葉があること、聞こえない人がいるいこと、
聞こえない人と友達でいること。
そんな暖かな心を一緒に大事にしていきましょうね。
出会いこそが宝だと思います。

統一試験を目指すあなたも!!
その合否に関わらず、心の最初に火を灯したものは、
「暖かな出会い」であったこと!
忘れずに、手話を続けましょう。
ありがとうございます。


ー・ー・ー・ー・ー
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2018年11月25日

さいたま市公演御礼


11月24日土曜、
手話パフォーマンスきいろぐみが、
連休中のさいたま市で開催された
障害者アートフェスティバルのステージに、
ミニ手話ライブで出演させていただきました。
本番では、もともと用意されていた席より、
お客さんがたくさん来てくださって、
あとから椅子を増やして座っていただくなど、
にぎやかなひと時となりました。
本当に、ありがとうございました。

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今回は、小学生のりおんちゃんも、
MCを一部担当するなど頑張ってくれて、
暖かなステージになりました。

地元埼玉の皆さんのほか、茨城や栃木・山梨からも、
見に来てくださった方がおられ、
うれしいライブとなりました。

現場でご一緒させていただいた、アーティストの皆さんともいろいろお話させてもらい、
エンジニアやスタッフの皆さんにもよくしていただきました。
本当に、ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。


※ 写真はすべて、マネージャーのはっちゃんが撮ってくれました。ありがとう。







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2018年11月24日

2018.11.24(土)13時!!きいろぐみミニ手話ライブ!in大宮


2018.11.24(土)きいろぐみ手話パフォーマンス!!
お昼13時、大宮ソニックシティに集合〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

この秋、様々なスケジュールで、
ハロウィン手話ライブが行えなかったきいろぐみが、
埼玉県で、あなたに再会します〜〜〜〜〜!!
秋の1日を、一緒に元気に過ごしましょう。

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★2018.11.24(土)13時!!きいろぐみミニ手話ライブ in大宮★

【イベント】
見て!感じて!心くすぐるアートの魅力「障害者アートフェスティバル」
(オリパラ応援プログラム)!! 11/23.24.25(金土日)入場無料
【会場】
Sonic City (ソニックシティ)
〒330-0854埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目7番5号
(最寄駅:JR等「大宮駅」が最寄です。)
ソニックシティアクセスについて詳しくはこちら
https://www.sonic-city.or.jp/?page_id=178
【入場料】
入場は無料です!!

【きいろぐみ出演時間】
11月24日(土)お昼13時過ぎから約45分
【きいろぐみステージ】
ソニックシティビル地下1階展示場フロア、ロビー横の『第一展示場』ステージ。(すみません!!南なら迷いますっ!!早めに来てくださ〜〜〜〜〜い!!)
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※会場となる ソニックシティビル地下一階 各展示場では障害者アート展、
屋外イベント広場でも、様々な催しが開催されます。
ぜひ、ご家族・お友達とご来場ください。


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※こちらの小さい画像をクリックすると、大きなデータのチラシが出てきます。
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2018年11月23日

忙しい!!


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毎週、手話パフォーマンスのステージに、
呼んでいただいたり、全体稽古もあり、
自分も練習しなくちゃいけないし、
いろんな原稿や、台本書きもあって、
大好きなブログを書く時間が、ちょっと追いついていません。

でも、本当にこうして、私南や、
手話パフォーマンスきいろぐみに会いたいと言って、
呼んでくださる方がおられて、とても嬉しく、
多くの皆さんに感謝でいっぱいです。
本当に、ありがとうございます。

このところ、ブログは、次々迫ってくる情報のお知らせ系が増えて、
南の気持ちとか考えとかが少なめになってしまっていますが、
少しずつ、軌道修正しながら、
ここからも頑張ろうと思ってます。

このブログは2008年ごろから大事に皆さんとつながってきたものです。
最初、2〜30人の人が、毎日見にきてくれたのがきっかけで、
一生懸命、書くようになりました。
まだまだ自信のなかった私を、みんながすごく励ましてくれて、
いろいろ失敗なども繰り返しながらここまでやってきました。

最近、さらに、ブログを書く時間が不規則になり、
待ってくれている人がいるのに、一晩飛ばしたり、
かと思えば、1日に何記事も連続投稿したりと、
混乱気味で恐縮です。汗汗

でも、楽しくやらせてもらっているこの仕事。
手話は手話でも、手話エンターテイメント。
みんなで、もっともっと頑張れればと思っています。
そして、お客様や主催者の方々や、
劇場やテレビや映画の現場のスタッフの方々や共演者の皆さんや
様々な皆さんと、一緒に力強く成長していければと願ってます。
その姿を、このブログでも、少しずつご紹介して行ければうれしいです。

2019年、手話パフォーマンスきいろぐみが、30周年となります。
さらに頑張って、新しい一歩を大事に踏み出そうと思います。
どうぞ、なにとぞ、見捨てず!!よろしくお願いします。
本当に、いつもありがとうございます。


今日ご紹介する手話は「忙しい」!!です。笑

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関東系の「忙しい」
両手をぐるぐる回して、机の上がごちゃごちゃになっているようなイメージを表現します。

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関西系の「忙しい」
上に向けた両手のひらを、胸の前あたりで、交互に上下させます。
心が落ち着かずバタバタしているイメージなのだそうです。
「慌てる」などの意味もあります。

関東の人は、まさにビジネス的なイメージで、デスクが散らかっている様子。
関西の人は、気分的にせわしない様子から、この手話が使われているようです。
手話は、地域によって土地柄も出て楽しいですね。
(C)手話あいらんど


ー・ー・ー・ー・ー
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2018年11月22日

手話あいらんどTVクロスカルチャー「珠ちゃんの仙台暮らし」


小学生のころから、きいろぐみで手話パフォーマンス活動を続けている、ヒヤリングキャストのたまちゃんが、大学に入学して、宮城県仙台市で学生生活を送っています。
言葉の違いなどにも驚きながら元気にやっている、たまちゃんのお話を手話トークでご覧ください。



(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
中嶋元美です。ろう者です。
樋口珠音です。聴こえます。大学1年生です。
よろしくお願いします。

珠ちゃんは、今、仙台で大学生活を送っているけど、
仙台と東京の違いって、
何かある?

仙台は、東北なので、
東京から行くと、みんなが知らない言葉を話してたりします。

方言みたいなもの?

そう。
例えば 「いずい」 という言葉、聞いたことありますか?
「合わない」とか「しっくりこない」というような意味の言葉です。
でも、仙台の友達に言わせると、
標準語などには、うまくはまらない!って。
言い変えられない感じなんだそうです。

例えばお店で服を試着して、
「この服 なんかいずいわ。」とか、
目にゴミが入って「いずい」とか。
そういう使い方をします。

ろうの元美としては、
「いずい」って、声でも言いづらい感じがするけどどうだろ?

ほかに「だから」。
も、使い方がちょっと違います。

「このレポート全然終わらない。」 「だから!」
「あのドラマ、すごい面白いよね。」 「だから!」
「あそこの学食、おいしい。」 「だから!」
みたいに使います。

頭が混乱すると思うんだけど、
意味は、
「だよね!」みたいな、同意の意味で使います。

いきなり 「だから!」 と言われると、
「だから何なの?」みたいな意味に聞こえて、
初めて、友達に言われた時、
「え?なに??」って、混乱しました。笑
最近は、友達に「だから」と、いっぱい言われて、
うつりそうになってます。笑
もしかしたら、気づかず使っているかも。笑笑
私が、「だから」と言ったら、
「だよね。」という意味の時があるかもしれないので、
聞く人がわからなくなるかも。笑

東北生まれの友達がたくさんできて、
初めての言葉もいろいろ教えてもらって
すごく楽しいです。

ほかにもいろいろ発見があるかもね。
友達といろいろ話したいです。

ほかに
仙台と言えば、七夕。
有名なお祭りです。
珠も、この前行きました。
その時の写真があります。

(仙台の七夕飾りの写真)

いろんな色の、華やかな飾りです。
すごくきれいだなと思いました。
仙台の七夕祭りは、7月7日ではなく、
8月頭に行われます。
カップルや、浴衣の人も多くて、
お祭り!っていう雰囲気でした。
メインの通りを抜けた公園に、
屋台もいっぱい出ていました。
仙台駅の近くのメインの通りに、
大きな七夕飾りがたくさん飾られているので、
いろんな人が見に行けると思います。
楽しかったです。

ほかにも、仙台には、水族館とか、
ベニーランドというレジャー施設もあります。
水族館は、生き物たちと距離が近くて、
イルカやアシカのショーも人気があるみたい。
いつか行ってみたいです。

仙台には、いろいろ遊ぶ場所もあり、
珠も知らなかったので、
これからもっと、いろんなところに行ってみたいです。

そんな中で、珠が一番紹介したいのは、
自分が暮らしている寮から見える景色です。

(風景写真)

夕焼けです。
学校帰ったら、すごくきれいな景色です。
周辺に高い建物がなくて、私たちの寮だけが5階建てなので、
周りの景色がよく見えます。きれいです。

勉強とかで疲れて帰って来て、
きれいな空を見たら、気持ちいいね。

珠もいつも疲れたときに、
同じ部屋の友達と、屋上に見に行きます。
デートもいいんだけど、
寮が女子寮なので、残念だけど女子同士。笑
でも、とてもいい景色で、楽しいです。

元美も、仙台というと、
有名なライブハウスがたくさんあると聞いています。
いつか、きいろぐみのステージも、やってみたいです。
また、お会いしましょう。
さようなら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

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提供 : 手話あいらんど手話教室
https://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/
出演 : 中嶋元美 ・ 樋口珠音
構成 : 南 瑠霞
編集 : 蓮子都




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2018年11月21日

クリスマス


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北海道も初雪が降り、冬が感じられる季節になりました。
これから、少しずつ寒くなりますが、
ちょっとうれしいクリスマスも近づいてきます。

「クリスマス」という手話は、いろんな表現がありますが、
関東地方では、こうした表現も一般的です。


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「クリスマス」(C)手話あいらんど
人差し指でエックスを描くように下に動かしていきます。
クリスマスが、Xmas と書かれることもあり、
その「X」を取り入れているという説や、
下を長く描くことで、「ツリー」の形を表現しているとも言われます。


両手の人差し指一本だけで表現できる手話「クリスマス」
あなたも、ウキウキした気持ちで一緒に表現してみてください。





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2018年11月20日

手話の場合『通訳者の位置は隣ではありません』


今回は、聞こえない方が、会社の面談や仕事環境のインタビューに呼ばれた時、または就職案内におもむいた際。また、学校の保護者会などで、通訳を同行した場合の、『聞こえるアナタ』の手話通訳についての対応方法について、ご紹介します。
あなたは、会社関係者かもしれませんし、学校の先生かもしれませんし、医療や福祉・行政関係の担当者などかもしれません。

✖.png

私たち手話通訳者が、聞こえない方とともに手話通訳に同行した際のケースです。
手話通訳者が通訳に伺った際、多くの場合、お迎えくださる聞こえる方(会社・学校・行政関係者等)が、図1のように、席を準備して待ってくださっています。

多くの方が、テレビなどでもよく見る、音声の言語通訳をイメージしておられ、通訳者は、ご本人の横!又は近くに!と、思っておられるからだと思います。
でも、私たちは、このような際、必ず、お相手の方に、席の配置を変えていただくようお願いしています。
今回の投稿は、この席位置がテーマです。

(図1)
「聞こえない方の隣に手話通訳者が座る」
図1聞こえない方の横.png

図1のような通訳位置は、実は、手話ではあまり向いていません。
この状態は、手話通訳者が、聞こえない方の手話を真横から見て読み取ることになり、見づらいこと。
また、聞こえる方の音声によるお話も、手話通訳者が聞こえない方の真横で手話にして伝えることになり、聞こえない方ご本人にとって、この位置が見やすい方向ではないからです。

この、通訳者の位置のとらえ方の違いは、なぜ起こるのかというと、一般に「通訳」ときいて、皆さんが思い浮かべるのが英語でもその他の言語でも、基本的に「耳で聞きくことば」の通訳シーンだからかと思います。多くの方が「通訳」という言葉を聞くと反射的に「あの『横でメモを取りながらうんうんと話を聞いて、内容を相手の言語に訳して話してくれる方』が来るわけだから『お隣に座っていただこう』」と考えてしまうのです。
一方、手話は「目で見る言語」でありその通訳は、「見えていなくても(または見ていなくても)聞こえる」音声言語とは違い、「目で見える形(視覚でとらえられる位置)で表出されなければならない」という点が、一般の方にはピンとこないのです。

では、聞こえない方と手話通訳者を介して、お話をする場合、それぞれの方の位置は、どのような関係になっているのが適切なのでしょうか?
改めて、「目で見る言葉」=『手話』で行う通訳の、対面会話での、理想的な席位置について、その例をご紹介します。


(図2)
「聞こえない方と聞こえる方の双方が見える中間の位置に手話通訳者が座る」
図2間.png                              

図2は、手話通訳者の理想的な位置の例の一つとなります。
通訳者が、聞こえない方と、聞こえる方の間の位置に入り、どの立場の方からも互いの表情や手話がよく見えます。
この例で良い点は、
〇 手話通訳者も、聞こえない方の手話が見えやすく、適切な読み取り通訳がしやすくなる。
〇 手話通訳者が、聞こえる方の音声を手話に変えて伝える場合も、聞こえない方にとって、手話も聞こえる方ご本人の表情なども、よく見える位置になる。
〇 手話通訳者が、互いの中間位置にいるため、中立的印象が保たれる。
などがあります。

(図3) 
「聞こえるアナタの隣に手話通訳者が座る」
図3聴者横.png
      
図3は、最初の図1とは反対に、聞こえる方の横に手話通訳者が配されています。
これを見ると、なんで通訳者が聞こえる人の側にいるの?と、違和感を感じる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは、目で見る言語としては、良い通訳位置の一つになります。
この位置関係によって、
〇 音声の話し手と手話通訳が近くなり、聞こえない方からは、手話で伝えられる通訳の内容と、話す本人の表情や話の間(ま)が同時に見られ、意味合いや雰囲気がつかみやすくなる。
〇 聞こえる方にとっても、目の前の聞こえない方の手話を見ながら、読み取り通訳の音声が耳元から聞こえてくることになるので、話が自然に頭に入ってくる。(通訳者が目に入らない)
という、良い点が生みだされます。
ただ、この場合気になるのは、
〇 聞こえる方の側に通訳者がいることで、聞こえない方にとって、圧迫感が生じる可能性がある。
ということです。

そこで、この場合、私たちは、図4のような配置を提案します。

(図4) 
「聞こえない方と聞こえる方が向かい合う位置に座り、手話通訳者が少し外した位置に座る」
図4通訳者が少はずれる.png
      
図3と図4は、似ていますが、よく見ていただくと、座席の位置と意味合いが違っているのが分かります。
図3では、聞こえない方の向かいに、聞こえる方と通訳者が二人で正面に座る形になっていますが、図4では、聞こえない方の正面は、聞こえる方一人。その横の端に、手話通訳者が座っています。
この位置であれば、聞こえない方からのパッと見の印象も、話し相手は聞こえる方。その横に通訳者がいる。と感じられ、圧迫感が軽減されます。
ちょっとした位置の違いですが、こうした配慮で、互いがよりリラックスして話せる環境が整います。

長くなりましたが、私たちは、最初の図1のようなお席のご案内をいただいたときは、お気遣いに感謝した上丁重にお断りし(笑)、図2又は図4の状態をご提案しています。

なお、今回ご紹介した例は、すべてのケースの唯一の正解ではありません。こうした環境は、場面・場所・時によりさまざまに変化します。
「手話は目で見る言葉」。関わる皆さん同士が互いにその特徴を理解することで、聞こえない方と手話通訳者の位置も、自然と良き場所が探り出せるのではないでしょうか?



<情報提供:手話あいらんど/南 瑠霞>
※この情報は、シェア・転載・転用は自由です。ただし、出典元を明らかにしてください。






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2018年11月18日

だいすけお兄さんありがとう!!


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昨日、荒川区手話言語条例記念イベント
「みんなで作る手話コンサート 
〜 この手が私たちの歌声になる」で、
きいろぐみが、横山だいすけお兄さんと、共演させていただきました。

お兄さんは、とても楽しい方で、
まさに子供たちとママたちのカリスマ!!
お兄さんの登場とともに、会場は、ワーッと湧いて、
そして、がやがやとおしゃべりをしていた子供たちも、
お兄さんの声とともに、お話をじっと聞き入り、
ちょっとした動作で、どっと笑いが起き、
素晴らしい声に加え、
すこ―し歌に織り交ぜた手話やジェスチャーも楽しく、
元気な音楽にみんなの手拍子が重なって、
あっという間のひと時でした。

今回の司会進行は、私たちきいろぐみの、
デフキャストことぷきと、私、南 瑠霞でしたが、
私たちと、お兄さんもとても楽しくおしゃべりして、
手話の良さや、楽しさも、会場いっぱいにお伝えしました。

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途中、お互いの疑問や感想も飛び出して、
「お兄さんは、最初、
手話で歌っている聴こえない人が、
どうやって音楽やリズムをつかむんだろうって思ってたんだ。
そうしたら、前でカウントを出す人などもいて、
へえーーって、思ったよ。」
とコメント。
聞こえないことぷきからは、
「お兄さんの声について、
みんなが素敵!とか、きれいな歌声だって言っていたけど、
僕は、耳が聞こえないからわからないんだ。
でも、お兄さんの笑顔や、すごく明るいパーッとした感じとか、
体から歌が楽しく伝わってきました。
僕たちは、聞こえるメンバーの隣で、
その人たちの体の動きなども目の端でキャッチして、
リズムをつかんでいます。」
と、音楽のとらえ方などを、ご紹介。

物の見方感じ方はいろいろあって、
音楽の楽しみ方もいろいろあって、
みんなが違っていても、
それでも一つのステージを共に作れたことに、
私たちも、喜びをいただきました。
本当に、ありがとうございました。

小さな子供たちと、一緒に手を動かし、
歌って踊る楽しい一日を、
地元の聞こえない方、荒川区の職員の皆さん、
照明や音響エンジニアの皆さん、
そして、なんと!だいすけお兄さんと!!
本当に多くの方とご一緒でき、
こころから感謝です。

手話の魅力、聞こえない人の存在、
そして、それが普通の言語で、普通の友達だと、
もっともっとみんなで感じあっていければと思います。
本当にありがとうございました。

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荒川区手話言語条例記念イベント御礼


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17日土曜 
荒川区で開かれた手話言語条例の記念ステージに参加させていただきました。
「みんなで作る手話コンサート この手が私たちの歌声になる!」
という、お子さん連れのファミリー向けのイベントでした。

子供たちがとても元気に手を動かしてくれて、
みんなの元気な声に、私たちも圧倒されそうになりながらの舞台でした。笑
かわいい小さな手が表現してくれる、子供たちの手話に、
元気をもらいました。

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皆さん、本当にありがとうござました!!
子供たちの小さなころの経験が、やがて大きくなった時、
出会いの大きな可能性につながり、
手話の輪が大きく広がりますように。
感謝。


※写真は、マネージャーのはっちゃんが撮ってくれました。
ありがとう!!



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2018年11月17日

夜の自転車!ライトをつけましょう!!〜聞こえない友人の視点から


デフスポーツなどにも、積極的に参加し、
毎日トレーニングを頑張っているろう者の友人がいます。
彼女は、毎日仕事帰りにスポーツジムなどにも寄ってくるので、
帰りがそんなに早くはありません。
その友人から、メールが来ました。

「日が暮れるのが早くなった分、怖いのが無灯火の自転車。
耳が聞こえない自分は視界から情報を得るため
例えば曲がり角で横からライトが見えたら
自転車が来ることを認識出来るけど
もし無灯火の自転車が急に横から飛び出て来たら・・!!
これまで、事故はなかったけど、
こんなことが何度かあった。
無灯火の自転車って、多くて怖い。」

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なるほどなと思いました。
私たち聞こえるものなら、
なんとなく、曲がり角から自転車の気配が聞こえてきたり、
時にはチリンチリンとなるベルの音を聞けば、
たとえその姿が見えていなくても、
自転車のくるのがわかります。

でも、聞こえない人にとっては、
「目で見えること」が全てです。
角の向こうで何が起きているかは、
私たち聞こえるもののようには意識できない。
そこへ、無灯火の自転車が飛び出してきたら、
とても怖い思いをするのもうなづけます。

こんな時、多くの人が、自分のためにも、他人のためにも、
マナーを守ってライトをつけていれば、
不要な事故も防げます。
少しだけの気遣いで、みんなが安全になるなら、
お互い気をつけたいことだなと思いました。

みんなで夜の自転車!!
ライトをつけて走りましょう。
あ、それから、夕暮れ時は、なんとなく、つけ忘れてしまうので、
バイクや車の私たちも、気をつけたいですね。

友人に改めて、気づきをもらい、感謝しています。
ありがとう。





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2018年11月16日

手話通訳のご依頼は2人体制で〜通訳の質を大事にすることは聞こえない方への心づかいです


このところ、
「聞こえない方が見えるかどうかわかりません。
念のため1人だけ手話通訳の派遣をお願いします。」
「2時間ですから、お一人で手話通訳は可能ですよね。」
と言った、お問い合わせが、増えています。
たぶん、各地の手話通訳者の方が、
このような依頼を受けて、戸惑われているかと思います。

なぜ、各地で・・・と、私共が気づくかといえば、
もちろん、通訳仲間の互いの話からも知ることになるのですが、
実は、通訳をお願いしたいと、ご連絡くださる方自らが、
「別のところでも、2人体制でと言われたのですが、
おたくでも、同じですか?
できれば、1人できていただきたいのです。
なぜ、通訳者は2人体制なのでしょう?」
と言うお問い合わせが、増えてきているからです。

お一人だけで・・とご依頼下さる方は、
「そんなに大げさな状態できていただいても、
聞こえない方は1人か2人。そこまでして準備することではない。」
と思っておられる方もいます。
また、
「イベントによっては、せっかく準備して通訳者に来てもらっても、
万一にも、聞こえない方がお越しにならないかもしれない。
そうすれば、うちの予算はもとより、来ていただいた通訳者に申し訳ない。」
「通訳者を呼ぶには、それなりの費用がかかる。
2人にきてもらうと、人件費も交通費も2倍かかるので、予算を抑えたい」
と言う方もおられます。

しかし・・・
これらを押して、やはり私共も、
「通訳者は2人からのチーム体制で」とお伝えしています。
それは、通訳の質の低下が、
最終的に聞こえない方にとってマイナスにつながるからです。

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基本的に、英語など他の通訳も含め、現在国内外では、
同時通訳における集中力と質を維持できる一回の継続時間は、
15分程度だとされています。
およそ2時間の内容では、
2人が組んで、15分前後の交代で行なうのが、
どのような言語通訳でも、適切と言われているのです。

この時間管理は、通訳者が精神疲労を受け、
必要以上に、体を壊してしまわないためでもあります。
通訳のための思考回路は、普段自分が自由に話しているときと違い、
二つの言語の間を行き来し、大きな集中力が必要です。
また、手話では特に、腕や表情も含め、上半身の筋肉を使っての通訳が多く、
かつて、通訳者の間で、
「頸肩腕症(けいけんわんしょう)」と呼ばれる、
異常な肩こりや、首や腕の痛みを激しく訴える症状が多発した時代があります。
これは、ちょっとだけだから頑張れると思った通訳者が、
結果として毎日、何時間も手話通訳し続けたために、起きてしまった症状で、
今でも、通訳者が最も注意しなければならない病気の一つとされています。

「通訳がうまい」人を見れば、
誰もが「その人なら簡単にできる」から、
どんどん頼んで良い。と軽く考えてしまいがちになります。
また、本人も「簡単にできる」だけに、
「大したことはしていない」「私なら、大丈夫」と、
思い込んで通訳してしまい、「知らない間に重大な疲労を抱え込み」、
最終的に、それが体の不調となって現れてしまうというもので、
一時期、この「頸肩腕症」は、
手話通訳業界では大きな社会問題となりました。
通訳者の健康を守るためにも、
この時間管理は、大切なものになります。

また、およそ15分とされる通訳時間を超え、
集中力の低下した通訳者の伝える内容は、質が下がり、
適切な内容が、聞こえない方に届けられない可能性が高くなってしまいます。

手話通訳者は「2人1組」といわれるのには、
こうした背景があるんですね。

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「聞こえない方を会場にお呼びして歓迎したい!」と心を込めてお考えの、
主催者・クライアントの皆様には、
これらの点についても、私たちと共に、ご一考いただければ、
それは、主催者の皆様にとっても、聞こえない方々にとっても、
より良いイベントにつながるものと思います。

この考えは、全ての場合における唯一の正解ではありません。
様々な条件により、必要な体制も変わってきますが、
ぜひ、あなたのイベントの成功のため、参考にされてください。

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ちなみに、最初に書かせていただいたお問合わせへの簡単なお返事は以下のようになります。
私どもは、主催者のあなたと、会場に訪れる聞こえない方の間で、より良いコミュニケーションが成立するよう、心からお手伝いしたいと考えております。私たちは、主催者のあなたのパートナーとなり、あなたの心を届けるためにこそ、聞こえない方をお迎えできる快適な環境を共に整えたいと願っています。

Q 「そんなに大げさな状態できていただいても、聞こえない方は1人か2人。そこまでして準備することではない。」
A 「手話通訳者は、一つの話題を通訳する場合、聞こえない方が、お1人でも100人でも、同じ通訳をご覧いただくことになり、手配の手間や通訳者の負担は同じです。聞こえない方の人数規模には、あまり関係がありません。」

Q 「イベントによっては、せっかく準備して通訳者に来てもらっても、万一にも、聞こえない方がお越しにならないかもしれない。そうすれば、うちの予算はもとより、来ていただいた通訳者に申し訳ない。」
A 「その場合でも、もし聞こえない方がお越しになれば、1人で長時間の通訳はまかないきれません。万一に備えても、準備の仕方は同じです。また、逆にその場合、聞こえない方がおられなくても、最初から手話通訳を会場に設置しておくという方法もあります。そうすれば『このイベントには手話通訳があるんだ』と周知され、次回から聞こえない方が参加しやすい雰囲気が作れます。」

Q「通訳者を呼ぶには、それなりの費用がかかる。2人にきてもらうと、人件費も交通費も2倍かかるので、予算を抑えたい。」
A 「ご予算は、それぞれのケースでご相談ください。笑 なお、イベントに通訳者をつける主旨を改めてお考えください。『聞こえない方に来ていただきたい』と願うあなたのお考えに沿った手配方法をご検討ください。」



<情報提供:手話あいらんど/南 瑠霞>
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秋冬のイベントに備えメンバー一同特訓中!!


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きいろぐみは、現在、
秋冬のイベントに向け、猛特訓中!!

すっごいジャンプして頑張ったり、
様々なフォーメーションを覚えたり、
次々繰り広げられるトークの確認をしたりと、
相当タイトなスケジュールに追いまくられています。

みなさんにお会いできる、最短のイベントは、

◯2018.11.24(土)13時過ぎ〜
手話パフォーマンスきいろぐみミニ手話ライブ!!
〜見て!感じて!心くすぐるアートの魅力「障害者アートフェスティバル」
(オリパラ応援プログラム)!! 大宮ソニックシティ!!
http://minamiruruka.seesaa.net/article/462622392.html?1542283619

◯2018.12.02(日)
手話の世界へGO!!
〜みんなが手話で話せる街かながわ〜/神奈川県横浜市
総合司会 南 瑠霞&いくみ
http://minamiruruka.seesaa.net/article/462448037.html

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そして〜〜〜〜〜〜〜〜!!
いよいよ!!
★ 2019年1月11日(金)夜と13日(日)昼・夜は、
きいろぐみ30周年記念の手話ライブです!!!
https://www.kiirogumi.net/croco2019/

年末年始は、きいろぐみを追いかけてください。
本当にいつもありがとうございます。
私たちは、あなたにお会いできるのを、楽しみにしています!!




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2018年11月15日

「兄」「弟」「兄弟」


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「兄」「弟」「兄弟」(C)手話あいらんど

毎週、神奈川県の短大で、手話指導をさせてもらっていますが、
今週は、家族関係の手話を学びました。
みんなの家族を聞いていると、
本当に楽しくて、この時代でも、兄弟が4〜5人いる人もいるし、
双子だという可愛い女子は、
自分にそっくりの姉が家にいる!と教えてくれました。
ペットに、ウーパールーパーや、カエルを飼っている人もいて、
盛り上がりました。

今年の学生たちは、なんだかおしゃべり好きの人が多く、
私はマジで声を使わず、手話で話しているのに、
ちゃんと読み取って笑ってくれたりと、
2ヶ月くらいで、
みんなが、どんどん、会話を楽しんでくれるようなりました。

そんなみんなでも、
「え、そんな手話していいの?」
と返してくるのがこの手話!!笑

男兄弟を示す手話表現です。
日本では、まさにズバリ「お兄さん指」としておなじみの、
中指を使った表現で、
上にあげれば「兄」、下に下げれば「弟」
両手で交互に上下に動かせば「兄弟」を示す、
正式な手話です。

もちろんこれは、海外では、相手を侮辱する表現に使われる事が多いのも、
誰もが知るところです。
この手話を伝えると、
一般に多くの人が、「へえ」と驚きの表情を隠しません。笑

かつて、私たちのテレビドラマの手話指導でも、
現場の監督たちが難色を示し、物議をかもしたことのあるこの表現ですが、
もちろん、ろう者指導者も、
「兄」「弟」という翻訳は、この手話が最もナチュラルで、
これを変えたり省いたりすることはあり得ない!
と、きっちり説明。
画面から、この手話が、皆さんの元に届けられました。

これが、日本人なら誰もが知っている「お兄さん指」そのものを使った
「兄」「弟」「兄弟」の手話。
文化の違いに戸惑いつつ、
学生たちも、この手話をしっかり覚え、
楽しく使ってくれています。

手話を学ぶことは、異文化を学ぶこと。
学生たちも、自分たちとの違いを楽しみながら、
手話を学んでくれています。

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青い空の下、中庭の大もみじも、少しずつ赤い色をつけ始めています。





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2018年11月14日

みかんの季節


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冬が近づき、みかんの季節になってきましたね。
今年も、私の生まれ育った島、
広島県江田島の幼馴染から、みかんの箱が届きました。
今年のみかんは、例年より甘く、
カラカラと空気の乾き始めた今、
口に入れると、のども潤してくれて、
とてもうれしくいただいています。
本当に、ありがとう。

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「みかん」(C)手話あいらんど
みかんを手に取って、2回くらい皮をむく動きで。







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2018年11月13日

忘れていませんか?「伝え合いたい」と願う「心」


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先週の、神奈川県の短大のもみじです。

学生たちは、今、趣味を伝える手話を、
勉強中です。

私たちは、手話の単語をだんだん覚えていくと、
それが絶対手段のような気がして、
なぜだか、その単語が思い浮かばないと、
体が硬直して、
「あー、わからない。
手話ができないから、話せない〜!」と思い込んでしまったりします。汗&笑

確か、手話を習い始めた時、
「手話は伝える心が大切。
身振りでも、文字でも、いろんな方法で、まずは相手と話して見てください。」
と習ったはずなのに、
私たちは、すべて忘れてしまうのです。笑笑

ところで、趣味などの会話こそ、
身振りや動きで話すことは、より説明しやすくもあり、通じやすくもあり、
とても、楽しいものでもあります。

授業でも、手話経験のほとんどない学生たちに、色々考えてもらい、
まずは、身振りで話してもらうと!

「音楽を聴く」の「聴く」は、
みんなが、「音」「ものが聞こえてくる」という手話ではなく、
手をヘッドホンのようにして耳に当て、首を降るのです。
手話を学んで、しばらく経つと、
「音楽を聴く」は、「音楽」プラス「聴く」という単語を表現してしまいがちですし、
首なんて誰も降らなくなってしまいます。
でも確かに、学生たちの「趣味」は、「ヘッドホンで聴く」ことであり、
口が「聴く」と言っていても、
手の「ヘッドホン」は、必須!!
そして、音楽に乗って、首を振ったり、体を揺らしたりするところまでが、
その意味の中に含まれています!!

私たちは、情景を浮かべれば、すぐにできることを、
むしろ「手話」の単語にとらわれて、忘れてしまうのです。残念!!笑

このほかにも、学生たちは、もちろん、
スポーツや楽器は、そのまま表現してくれます!
ベースが趣味だという学生は、当然ですが、
弦をじゃかじゃかギターのように弾くことはなく、
1〜2本の指で、弦を弾いて表現します。
だって、自分の趣味のベースの弾き方だから、
「弾くっていう手話はどうやるんだろう」などと考えず、
そのまま動きを表現してくれるからです。

よーく考えてみてもらえば、
「読書」という手話さえ、
「本を開いて〜」「目でみる。次の行も!」
「私だったら、縦に読む。」
「雑誌は、横だ!!」
と、ちゃーんと相手にしっかり、そのまま伝わる表現が、
次々飛び出します。

これらは、頭が柔らかくなければできない作業でもあるとともに、
実は、だれでも、こういう能力があるということでもあります。

みんなで、ひとしきり身振りをたくさん使って話した後は、
じゃあ、手話単語だったら、こういう表し方もあるよ。
と伝えれば、みんなもなるほど! とますます興味を持ってくれます。
なんだか、手話の授業は、楽しいですね。
ちなみにですが、この授業も、もちろん、音声は使わず進行しています!!(・▽・)

そんなわけで、
なんだか、手話を学んでいても、思うように手が動かないな〜、
なんか、なかなか上手くならないんだよなーと思っているあなた!
もしかして、初心を忘れていませんか?
「身振りでもいいから楽しく話す」
「伝える心」を大事にする。
そこにたちかえれば、私たちのコミュニケーションの可能性は、はるかに広がります。

伝え合う喜びを感じ会いながら、
楽しく手話で話したいですね。

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学校周辺には、たくさんのコスモスが咲き、
桜の葉の落ち葉も、美しい季節になりました。





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「手話通訳の立ち位置は演者(話者)の近くに」〜シンポジウムなどの手話通訳者の配置を成功させるために


最近、オリンピック・パラリンピックなどにまつわるイベントが増え、舞台等に、手話通訳者を設置したいと考える主催者の方が増えました。

舞台行事に手話通訳者をつけるという試みは、聞こえない方も、そこに参加してほしいという願いの込められた、まさに、共生の思いに基づいたものであり、社会は、これまでとは大きく変わり、今、新しい時代へと向かう、熱さ暖かさがみなぎっています。
その中で、私たちは、さらに、主催者・クライアントの皆様とともに、より良い手話通訳の設置方法について、共有していければと考えております。

今回は、シンポジウムなどの場面での、一つの理想的状態をご紹介します。

手話通訳を設置するということは、ある意味、今までとは、舞台の演出が変わる面もありますので、演出・舞台監督の皆様にも、ご一読いただけることをお願いいたします。

重要なポイントは、「手話は、目で見る言語」だという点です。
これを、第一にイメージすることで、手話通訳を配置する意味(あり方)が運営スタッフ全員に行きわたり、聞こえない方の会場参加の機会がより豊かなものになります。

それでは、舞台通訳の一例を、図面とともに見ていきましょう。

手話通訳を設置したいと試みる皆様が、第一にイメージするのは、司会者の横に立つ、通訳位置かと思います。
これには、大変良い面とともに、改善余地のある部分があります。
今回は、これがこの記事のテーマです。
4つのポイントをまとめてまいります。

司会の横に立つ手話通訳者.png
@ 司会者の横を手話通訳の定位置と定め、ここに照明が準備されて、手話通訳者が常にここに入る方法。これは、司会者の横で通訳をすることになるので、全体の進行がわかりやすい良い場所の一つになります。

ところが、これを、そのまま全ての場面に当てはめると、次のようなことが起きます。

中央の講演者と手話通訳者が遠い.png
A 中央の演壇で、主賓等がごあいさつや基調講演をされる場合、舞台の端に通訳者がいると、中央の人物と通訳者が離れてしまい、聞こえない方は話の内容を理解するために、通訳者から目を離すことができません。結果として、聞こえない方は、講演者のお顔をあまり見ることができない可能性が高くなります。

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B また、登壇者がレポート発表する際、舞台上手(かみて/客席から向かって右)に位置し、中央にスクリーンを設置して解説するなどの場合は、さらに通訳者との距離が離れます。
こうした時、通訳者が反対の端にいては、聞こえない人はどこに目をやるべきか迷いが生じます。
内容を注視するためには、どうしても通訳者の手話を見続ける必要があり、スクリーンと通訳者を見るのが精一杯で、発表者は目に入りづらく、聞こえない方から見ると、手話通訳者が発表者かのような印象になってしまうケースも。

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C さらに混乱するのがこの場面。
パネルディスカッションのシーンで、通訳者が舞台端にいると、次々発言される意見が、誰のものかわかりづらくなり、1人の通訳者ではまかないきれない場合も出てきます。

このように、一定の場所のみを指定した手話通訳者の立ち位置は、聞こえない方にとって必ずしもわかりやすい状態ではないということが、おわかりいただけると思います。
手話は「目で見る言葉」であり、手話通訳者が演者・話者の近くに立つことで、聞こえない方は話者ご本人の顔や動きや表情と、話の内容を同時にとらえられるチャンスが広がります。

理想の状態は、例えば、以下のようになります。

中央の講演者の横に手話通訳者が立つ.png
「中央登壇者の手話通訳は中央に」
中央の演台の講演者の近くに手話通訳者を配置することで、聞こえない方が、話し手本人と手話の両方を見ることが可能に。話し手の表情なども確認でき、話題について行きやすくなります。

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「舞台端での発表・発言は、そのそばに手話通訳者を」
舞台の発表者の近くに手話通訳者が立つことで、聞こえない方にとって発表者も目に入り、レポート内容がよりわかりやすく伝わります。

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「大勢の方が発言する場合、手話通訳者はその人の後ろに回り込む」
パネルディスカッションなどでは座長(コーディネーター)と、パネラーの通訳者を分け、通訳者はパネラーの発言ごとにご本人の後ろ近くに回り込むことをお勧めします。これで誰が何を発言しているか、一目でわかりやすくなります。

以上、いくつかの場面別に、手話通訳者の立ち位置の実例をご紹介しました。

「手話通訳の立ち位置は演者(話者)の近くが理想」。
私たちは、こうした点も、主催者・クライアントの皆さんと共有し、聞こえない方にとって、より良い手話通訳環境を目指したいと考えます。
もちろん、立ち位置や舞台上の設置は、その日その場の様々な兼ね合いにより、条件も大きく異なり、これが唯一の正解ではありませんが、あなたが主催するシンポジウムなどのイベントで「聞こえない方と手話通訳について配慮したい」と考えた場合、より良い舞台を成功させるための、一つの重要な手掛かりとなるかと思います。

実は、今回、この案件を、本番1時間前に素早く対応し、すべて解決して通訳者を理想的な条件で動かせていただいた現場がございました。皆様のおかげで、良い通訳環境が確保でき、聞こえない方にとって見やすい通訳が設置できたという良き一例となり、大変感謝しております。
それぞれの立場は違えども「思い」や「目標」を共有できれば、様々な難点も周りの方々ととともに乗り越えていけるという実感をいただき、心にしみました。
今後とも、皆様とともに一歩ずつ、”みんなが快適になれる環境づくり”について思いを寄せていければと思います。

手話あいらんど 代表 南 瑠霞(手話通訳士)



<情報提供:手話あいらんど/南 瑠霞>
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2018年11月12日

手話学習会の飲み会では聞こえる人同士こそ楽しく手話で話そう!!


先日、手話あいらんど手話教室の、
秋の締めくくりの飲み会がありました。
あちこちで笑いが沸き起こり、
楽しい飲み会でした。

講師が持ち寄ったプレゼントを、
じゃんけんでゲットするゲームも恒例になりましたが、
最後に当たると、
その生徒さんは、自己紹介をしたり、
手話教室に通った感想なども、手話で話します。
手話を始めて3ヶ月の入門の人も、
ちゃんと、「楽しかったです。」と手話でお話ししてくださったりして、
本当に、嬉しいひと時でした。

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手話あいらんど手話教室の飲み会には、
約束事があります。
せっかく手話を学んだ仲間同士、
聞こえない先生を囲んで飲んだり食べたりするなら、
聞こえる人同士であっても、
会話には「全て手話をつけよう!」というものです。

聞こえない人が日常つまらないと思う場面に、
必ずと言っていいほど、あげられるのは、
実は「飲み会」というのがあります。

聞こえる人たちが誘ってくれて、みんなと飲みに行ったとき、
みんなも、聞こえないご本人と直接話す時は、
筆談や、口をはっきり開けて正面から話してくれたりするのですが、
周りの人とワイワイ話すような状況になると、
常に聞こえない人にわかるように、
話してくれる場合ばかりではありません。
そんな時、誰かが何かを言って、みんながドッと笑っても、
そこからどんどん話がはずんでいっても、
聞こえない人は、とっさにわからず、
ついていけなくなってしまうことが多いのです。

そんな時、聞こえない人は、
「せっかくみんなが盛り上がっているのに、
自分が『なに?なに?』と、何度も聞くのも申し訳ないなと思うと、
意味もわからないけど、ニコニコして、みんなに合わせているんだよね。
一度や二度ならいいけど、これが毎回続くと、
つまらないし、でも、せっかく誘ってくれているのに、
つまらないとも言えないし。
とても複雑な気持ちになるんだ。
でも、正直にいうと、実はつまらない。汗&笑」と、
口々に、言うのです。大汗

手話あいらんどでは、
せっかく手話を学んだ人が、
打ち上げだから、無礼講だと言って、口で話してしまったら、
聞こえない人も一緒に飲んでいるのに、もったいない!
と考えています。だから、みなさんに、
「声もあっていいから、ぜひ、
聞こえる仲間同士の会話こそ、手話をつけて話しましょう。」
と提案しています。
私自身、手話教室の飲み会では、声を使わず手話で話しています。

聞こえる人は、話し相手ではない、近くの誰かが、
何かを言って、面白ければ、突然その話に乗れます。
声の世界にいると、聞こえない人は、この状況にはついていけないことが多くあります。

でも、実はこれ、手話で話していれば、
聞こえない人にも同じ状況が作り出せるのです。
みんなが下手でも一生懸命手話で話していれば、
くだらなーい話も、横目に見て、パッと目に飛び込んできて、
聞こえない人は、それを読み取って、その話にも乗れる!!のです。
(実際、聞こえないろうの人同士の飲み会では、
当たり前ですが、こういうことはしょっちゅうです!!笑)

そんなわけで、
手話を学ぶみなさん!!
聞こえない人は、「飲み会の」「くだらない話」こそ!!
手話であなたと話したいと思っています。
そして、あなたが聞こえる他の人と、
何を話しているか知りたいと思っています。
興味があるかどうかは、見て見なければわからないし、
見てみれば、バカらしくて、どうでもいいこと!かもしれない、
でも、そのことを、自分の目で見て、実感したいのです。

そんな話を、いつもろうの友人から聞いていて、
手話を学んだみなさんとは、ぜひぜひ、
一緒に、そういうことも考えたり、
実際に、その「バカ話」を手話でしたりしてもらいたいなーと、
とても思っています。

下手でもいいんです!!
聞こえない方がおられる場面では、
手話を学ぶ聞こえるみなさん同士の会話こそ!
ぜひ、諦めて声で話さず、
一生懸命、手話単語を探しながらでもいいので、
手話や身振り手振りでいっぱい話してみてください。
それは、必ずあなたの手話もうまくするし、
隣にいる聞こえない人をハッピーにする行動の一つなのです。

手話での出会いを大切に。
みんなで、下手でもいいから、楽しく手話で話しましょう。

本当に、いつもブログを読んでくださって、
ありがとうございます。

南 瑠霞






posted by 南 瑠霞 at 18:47| 東京 ☁| 手話を学ぶ心 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月11日

手話教室発表会!御礼!!


11月10日(土)
手話あいらんど、秋の手話教室がひと区切れ、
3ヶ月の学習成果を互いに確認し合う、
発表会が行われました。

日頃、椅子にちょこんと座って、
おとなーしく手話を学んでいるように見えていた皆さんの、
はっちゃけた楽しい発表を見て、
私もとても嬉しい気持ちになりました。

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南 瑠霞と河内講師の司会とトークで、
発表会がスタート。

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入門の皆さんも、行ってみたい様々な県の様子を、
音声を使わない日本手話で、楽しく表現!!

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初級の皆さんは、桃太郎のストーリーを、
リレー形式で、手話語り。

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コミュニケーションコースのみなさんは、
日本手話でよく使われる、ろう者特有の表現の、
語源を調べて発表してくれました。
楽しい内容でした。

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手話パフォーマンス講座のみなさんは、クリスマスメドレーを元気に表現。

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まとめは、各講師からの挨拶。
上の写真は、大人気の中嶋元美講師。
日頃あまり写真で登場しない、
マネージャーで手話通訳士のはっちゃんの写真も撮って見ました。ありがとう。

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初級・コミュニケーションコースの2人のろう者講師からも暖かい挨拶がありました。
左は、ことぷき。右は河内講師。

みなさんのおかげで、今季も楽しく修了。
ぜひ、また、次の3ヶ月、元気にお会いしましょう。
素晴らしい時間をありがとうございました。

ちなみに、火曜クラスは、途中1回台風による延期がありましたので、
来週13日も開講します。
聴講 および、飛び込み受講もOKです!!
(入門11時〜/初級14時〜/コミュニケーション16時〜/夜入門・初級19時半〜
問合せ https://www.shuwa-island.jp/contact/)‬


ー※ー※ー※ー
※ 手話あいらんど手話教室 冬の講座は新年1月から。
体験会は、2019年1月19日(土)世田谷区内にて。
https://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/trial/
※ 手話あいらんど手話教室 カリキュラムなど詳細はこちら。
https://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/






posted by 南 瑠霞 at 00:38| 東京 ☁| 南 瑠霞(るるか)の手話日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする