2010年02月23日

手話の仕事・アルバイト〜手話エンターテイメント

手話の仕事・アルバイトをしたいという若者のみなさんは、
うちの仕事にも興味を持ってくださっている方も、
多くいらっしゃいます。
本当に、ありがとうございます。

それで・・・
うちで、活動するには、どうしたらいいか・・・
ということなんですが、

うちは、実は手話の仕事であって、
手話の仕事じゃない!!
ここが、重大な問題です。

うちは、手話が公用語でみんなで活動していますので、
もちろん、内部では誰も通訳なんてしてくれませんし、
手話は、絶対条件です。

役者さんたちもすべて手話で演じていますし、
聞こえる役者さんは、
ろうの役者さんのアドリブで繰り出した手話のせりふも、
その場でお客さんに読み取って伝えたりしていますので、
思いっきり、一生懸命、
手話に取り組まないと、活動が成り立ちません。

でも、うちは、
手話や手話通訳ができるだけでは、
仕事として成立しないのです。汗・・・

おおむね、現在うちでがんばってくれている
役者・スタッフのみなさんは、
中高生、大学時代から、
うちでたくさん現場を経験していたり、
もともとステージ活動に興味があったり、
音楽などを、普通の人の100倍くらい聴いていたり、
みんな、何かしら、エンターテイメントに必要な
能力や興味や趣味を持った人ばかりです。

通訳ももちろん、内容が一般的ではありません。
現場の通訳になりますから、
「ここ、3カメに向かって立って、次に振り向いたら1カメです。」
とか、
「第5週、23シーンから行きます。」
「3番のバトン降りてきます。」
なんて、ことを次々言われて、
それを、きちんとろうの役者さんに伝えていかないと、
スタジオや舞台がギクシャクして、
雰囲気が悪くなってしまいます。
これらを、音声対応で通訳しても、
もちろん意味が通じませんから、
1カメの位置、3カメの位置などすべて把握した上で、
指差ししながら、通訳していく必要もあります。
現場がわからないまま、字面で通訳しても、
通訳としての役割が果たせないのです。涙
まさに、意味をとらえて通訳をしろ!!ってヤツです。笑

日ごろ、あまり料理をしない私には、
料理の通訳がトンチンカンになってしまう(汗&笑)のと同じで、
エンターテイメントのことがわかっていない人には、
エンターテイメントの通訳ができないのです。

スタジオの中では、ADの方や、カメラや、
照明や音声さんなど、いろんな方が動き回っています。
通訳者が、即座に入っていい位置、
入らなければならない位置と、
人の邪魔になるNGポイントを見極めて、
聞こえない人の視野に入って通訳できないと、
かなりヤバイです。笑

テレビドラマ「ラブレター」撮影のときは、
ろう者の澄枝ちゃんと、南が中心になって、
現場に入りましたが、
そのほかにも、通訳などの助っ人が
たくさん現場に入ってくれました。
でも、これら、実は、すべて、
うちで学生時代から活動を続けてきてくれた
役者さんたちばかりだったんです。
現場の動きがわかり、
聞こえない人に何を伝えるべきか、
役者さんが、手話をどう演じるべきか、
そういうことがわからなければ、
なかなか、良いフットワークで、
動いてはもらえないんですね。

うちでは、この春から、新卒の方に一人、
デスクにきてもらう予定です。
その人は、4年間、大学で手話の活動を続け、
聞こえない学生とともに過ごしていた人で、
昨年は、一般公募として、
うちのステージも、経験してくれています。

そのほか、うちの優秀な若手の役者さんたちは、
中高生、大学時代から、
うちのいろんなステージの経験をしてくれて、
その後、雑誌やテレビに出たり、
撮影現場に入ってくれたりしている人がほとんどです。

かつて、ラジオやテレビなどの現場は、
経験のない新卒を採用するのでなく、
学生時代から、ラジオ番組でバイトをして、
たくさんの経験を積み、
それでも、やれそうだと自他共に認めた人が、
就職するケースがほとんどでした。

今は、専門学校から就職する人が多いようですが、
実は、その専門学校のカリキュラムの中に、
逆に、実習という名目で、
半年近く制作現場に入るという授業形態を
取り入れているところがほとんどです。
その実習先との相性がよければ、
そのまま就職する人もたくさんいます。

ですから、うちで聞こえる人が、
スタッフとして働くには、
手話が地域登録通訳以上、
または、手話通訳士程度の能力があること。
そして、エンターテイメントの現場経験を
数年以上踏んでいること。
この二つが条件になります。

そして、仕事としてスタートしたら、
朝6時から夜24時まで撮影。
2週間泊り込み。
なんてこともある。
そういう現場です。

こうなると、どうしても、
向いている人と向いていない人がでてきますし、
お金より何より、この活動が、好きでなければ
やっていけない現場なんですね。

なんだか、今日は、とりとめのない書き方をしてしまいましたが、
私もこれから、後進をいろいろ育てていかなければなあ・・・
と思っているタイミングだったもので、
思い切って、書かせていただきました。

本当に、毎日、
長文を読んでいただいて、
ありがとうございます。
感謝いたします。

東京タワー夜景.jpg
先週の東京タワー夜景
posted by 南 瑠霞 at 00:47| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | 手話の仕事・アルバイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そんな根性のある方、なかなかいませんよね?
Posted by kame9260 at 2010年02月24日 15:49
メンテナンス中でしたね。やっと繋がりました。

きちんと手話ができなければ 手話あいらんどの お仕事はできませんよね。

Posted by えむ at 2010年02月24日 16:43
メンテナンスでなかなかつながらなっかったので、今つながってホッとしました。

新入社員のかたがんばってください。

応援しています!!
Posted by えむ at 2010年02月24日 17:06
kame9260さん、
ありがとうございます!!
なるほど、そうだ!!
そうですね。
必用なのは、能力と経験じゃなく、
「根性」だ!!!笑
応援よろしくお願いします。
Posted by 南 瑠霞本人 at 2010年02月24日 18:03
えむさん、
いつも、ありがとうございます。
なが〜〜〜〜〜〜〜い、メンテナンスでした。大汗
ぜひ、うちの新入社員さんを、
応援してくださいね。
おねがいします!!
Posted by 南 瑠霞本人 at 2010年02月24日 18:10
ほんとうですね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
いまだに〜〜〜〜なかなかつながらないです。
時間がかかるので たたいてみました!!!汗&笑
Posted by えむ at 2010年02月24日 18:20
そろそろ、次の記事、
入れます〜〜〜〜!!
えむさん、ほか、みなさん、
今回は、本当に、メンテで、
お待たせいたしました〜〜〜!!
本当に、ありがとうございます。
Posted by 南 瑠霞本人 at 2010年02月24日 18:57
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