2012年02月24日

メディア・舞台関係者&歌手の方への手話指導〜初回レッスン!!

きのうに続いて、
メディア・舞台・歌手などのみなさんへのお願いです。

歌や映像・舞台の
歌詞・セリフの手話指導のご相談に見えた場合、
私たちは、
すぐに、歌詞やセリフの手話翻訳や指導をすることは、
たいへん稀です。

特別な場合を除き、
皆さんには、
最初におよそ2時間の時間をとっていただき、
「歌詞やセリフではない」!!
もっと基礎的なレッスンを受けていただいています。
私たちは、
これを抜きに、単純に手話翻訳と指導だけをすることは、
ほとんどやっていません。

たとえ、最終的に必要な手話が、
ほんの2〜3個の単語だったとしても、
基本的に、このレッスンは、
受けていただきたいと考えます。

私たちがとても大事に思うレッスン、
それは「ろう者との出会い」です。

きのうの記事でも書きましたが、
手話を作品に取り入れるということは、
その後ろに、それを大事な言葉として使っている
ろうの皆さんがいる!!と言うことです。
そのろうの人たちの存在を抜きに、
手話単語だけを表現しても、
単に手の形を覚えるだけで、
その言葉の重みが実感できません。

実際に、その手話を使って、
様々なことを、自由に話しているろうの人を
目の前にしてこそ、
その「手話」の存在の意味を、
理解することができるのです。

多くの方が、
この基礎レッスンを受けることで、
「手話に対する感じ方が変わった」
「本当に、言葉として生きていることが分かった」
と、おっしゃいます。

その中身は・・・・

@ 通訳なしにろうの方と話す!!
これは、とにかくろうの人と、通訳を介することなく、
身振り、手ぶり、筆談などでいっぱい話をし、
自分の名前や、住所、趣味などの手話表現を覚えていただく
と言う、レッスンです。
ズバリ、これは、ナチュラルアプローチ!!笑
このレッスンを通じて、役者さんにも、演出家の方にも、
また、脚本家の方や、プロデューサーさん、
そのほか、いろんなスタッフの方にも、
本物の手話が、生き生きと、
人と人の心を結ぶ実感を得ていただきたいのです。
その中から、皆さんには、手話のあり方、話し方、
また、演技や演出のヒントを、
誰かの解説からではなく、ご自身の手で、
得ていただくことが、とても大切です。

A 聞こえない人の体験談を聞く。
次は、通訳付きです。笑
皆さんに、実際の聞こえない人の、
生い立ちや、手話との出会い、ろう学校の様子、
自分たちのデートの様子や、食事の話など、
いろんな体験談に触れていただきます。
聞こえない人ならではの、ユニークな体験なども、
その場で知っていただき、
「へえ、聞こえない人の暮らしや、
手話の様子って、思っていたのとは違うな・・・」
とか、
「なるほど、実際に聞いてみて、
はじめて知った。興味深い!!」
とか、
そういう発見を、じかにしていただきたい。

B ディスカッション!!
手話を、どんなイメージでとらえ、作品に反映させたいか、
また、それは、実際に可能かどうかといったディスカッションも、
ちゃんと聞こえない人と一緒に、していただきます。
この中で、多くの方が、
「手話って、表情や口話も一体となって、
ひとつの表現なんだ。」
とか、
「手だけで何かあらわそうとしても、
それでは、意味がつながらないんだ・・・」
「なるほど、手話を使う人の立場などによって、
違ったタイプの手話があるんだ。
キャラクター別の言い回しみたいなものもあるし、
手話には、若者言葉もあるのか・・・」
など、本来の豊かな手話のあり方を、
みなさん、自分たちで、見つけて帰ってほしい。

この3段階の、基礎レッスン、
全部で、およそ2時間です。

これ、
こちらが中身を指導させていただくというよりも、
皆さんが、実際のろうの方のお話、
手話で話す姿そのものに触れていただくことで、
きちんと何かを実感し、
自分たちで、新しい発見をしていただける場を、
もうけさせてもらっていると言った感じです。

私たちは、
このレッスンを受けて、
自分たちが、手話をとりいれて、本当は何をやりたいのか、
きちんと確信を持っていただけた方に、
第2段階として、
手話翻訳、手話指導に入らせていただいています。

最近問い合わせの増えた、
メディア、歌手の皆さんなどへの手話指導。
この初回レッスンは、どんな作品であっても、
共通です。
ぜひ、こうしたレッスンも受けて、
そして、豊かな心ある手話を、
作品に取り入れてくださいね。

本当に、ありがとうございます。

白梅.jpg
きのう木曜、雨の東京、
梅が、もう咲き始めています。
posted by 南 瑠霞 at 00:21| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | メディア・舞台の手話指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
関連すると思うので、こんなのがあったそうですので、載せたいと思います。

http://www.townnews.co.jp/0203/2012/02/24/136173.html
Posted by サトゥー at 2012年02月24日 06:52
お仕事ご苦労様です。(#^.^#)
Posted by えむ at 2012年03月21日 20:18
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