2013年05月11日

ろう者手話パフォーマーの魅力

ろうの皆さんの中にも、
手話パフォーマーを目指しておられる方が、
いると思います。

手話パフォーマンス活動をする中で、
私はいつも、
聴者のほうが、
かえって、ついていくのに必死だな〜と、
みんなの様子を見ています。

さすが、ろうの人たちは、
自分たちの、ふだんの言葉として手話を使っているだけあって、
手話パフォーマンスをしたら、
実は、聴者より、圧倒的に、表現が豊かで、
すぐれている面が、いっぱいあるのです。

手話の歌詞を表現し、手話で語り、手話で演じるなら、
いつも、母語として、手話を使っているろう者のほうが、
表現がナチュラルで、とても生き生きしています。
特に、風景や、物の動き、目の前に起きる現象などを、表現したら、
本当に、目の前に浮かび上がるように、
手が、いろんなものを描き出します。
これこそが、手話の魅力だ!!と感じられる、
映像的な描写です。

この、手話の手話らしい表現は、
聴者には、なかなかまねができません。
どうしても、頭の中で、日本語で考えてしまい、
イメージが、映像化しないのです。

ろう者ならではの、豊かな手話表現は、
まさに、それだけで、アーティスト。
空間の魔術師ということができると思います。

それに!!
実は、リズム感も、どうやら耳には関係ないようで、
どうしても、ステップがうまくできなくて、
何度も何度も、ろうのメンバーに教えてもらっている、
不器用型の聴者も、けっこういます。汗&笑
どうやら、リズム感というのは、
耳から聞くものではなく、
その人の中に、体ごと、流れているもののようで、
それが自分の中でうまくとらえられれば、
ろう者でも(聴者でも)、
けっこう、楽しく、リズムを刻んで、踊ったりできてしまうのです。
一方、その自分の中のリズムを、うまくとらえられない人は、
たとえ、耳のきこえる聴者でも、
踊れないものは、踊れない!!と、
こんな風になってしまうもののようです。笑

こうなってくると、実は、ろう者だから、できないとか、
聴者だから、できるとか、
そんな風に思っていることの、
半分は、実は単なる思い込みなのかもしれないと、
長い手話パフォーマンス活動の中で、
いろんな人と出会って、感じるようになりました。

ちなみに、
聴者は、歌声がうまい!!
なんて、思っているかもしれない、ろう者のみなさん。
そんなことは、ありませんっ!!笑
聴者の中にも、音程のめちゃめちゃな人や、
リズム感のない人は、いっぱいいます。笑
歌やダンスのうまい・ヘタも、
聴者だからではなく、
「その人がたまたまうまい」ということでしかないってこと、
私たち聴者は、
いつも、実感しています。汗&笑

さて、そんなわけで、
ろう者は、手話パフォーマンスにチャレンジしようと思えば、
大変、才能に優れ、
魅力的な手話で、多くの人を励ますことができる可能性が、
いっぱいあります。

ろう者のあなたも、
やってみたいと思ったら、
ぜひ、遠慮せず、
手話パフォーマンスの世界に飛び込んでみてください。
思ったより、簡単だったり、
想像する、より楽しかったり、
思わぬ、自分の魅力を、
発見するかも知れません。

華屋与兵衛.jpg
先日、地元の手話サークルにお邪魔し、ろうの皆さんと一緒に、
華屋与兵衛で昼食をいただきました!!
posted by 南 瑠霞 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 手話の仕事・アルバイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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