2018年10月19日

短大生の志


毎年後期になると、保育士などの幼児教育を学ぶ短大で、
将来のコミュニケーションに役立ててもらうため、
手話の授業をさせてもらっています。

今年も、その授業が始まって、何週か経ちました。
学生たちは、もう、授業に声がないのもよく心得ていて、
しっかり前を向いて、
私の説明を見入ってくれています。
私語をする学生には、その私語の手話を教えてあげると、
意外にも、楽しそうにそれを覚えて、
手話で話してくれたりもします。笑笑

授業は、もちろん手話が初めての学生たちに、
基本的な会話や、手話を取りまく様々な情報をお伝えし、
将来保育などの現場で、役立ててもらいたいというのが主な目標です。

でも、今年は、なんだか、兄弟がろう者で、
自分が聞こえるというネイティブの学生も一人、
この授業を受けてくれています。

話を聞いてみると、夢は、ろう学校の幼児教育の先生になることで、
ここで保育の勉強をした後は、
他の大学の教育学部に編入して、
支援教育の免許もとりたいとのことです。
下の兄弟がろうだったことで、
家族みんなで手話を覚え、
今は、家でみんなで、手話で話しているということでした。
これから、手話通訳士の資格も取りたいので、
どうしたらいいか?という相談も受けました。

なるほど、この学生は、
そういったことも、私と話そうと思って、
手話の授業を取ってくれたのだと思うと、うれしくなりました。

私の年代では、とても悲しいことに、
聞こえない子が生まれたことがきっかけで、
ご両親が離婚するといったことも、よく聞く話で、
田舎では、耳が聞こえにくく、補聴器を付けるだけでも、
親族で話し合い、
おじいちゃんの許可をもらう必要があったという友人もいます。
また、家族に聞こえない人がいるのは、家の恥だと考える人もいました。

時代は大きく変わり、
今では、聞こえない赤ちゃんが生まれたら、パパ・ママがそろって手話を学び、
こうして、聞こえる兄弟が、手話で話すことを誇りとし、
ろう学校の先生になりたいと志す若者もいる時代になりました。

家族で手話を話すネイティブでも、
通訳になれば、必要な語彙の範囲も違い、新たに勉強も必要で、
手話通訳士を目指すにも、それなりの努力は必要かと思いますが、
この学生は、その気持ちを素直に話していることが伝わってきました。

こうして、生き生きとろう者の兄弟や家族のこと、
将来の夢や、手話への思いを話す学生が、
目の前に現れて、本当に、うれしくて、
あの日あのころ、私が手話で話すのを大喜びしてくれた、
ろうのおじいちゃんおばあちゃんたちに、
とても見てもらいたいと思いました。
「ねえ、見て見て、
この子はね、兄弟がろうで、手話がとても大事で、
将来は、手話通訳士の資格を取って、
ろう学校の幼児教育の先生になりたいんだって。
ほら、こんなに堂々と、自分の夢を語ってくれるよ。
こんな時代になったよ!!」
と、みんなを呼び集めて、教えてあげたくなりました。
きっと、あの頃のおじいちゃんおばあちゃんがいたら、
この学生の周りに集まって、
「どうして、そんなに手話がうまいの?」
「ろう学校の先生になってくれるの? うれしい!」
「私のころにはね、ろう学校は、手話が禁止だったんだよ!!
あの先生たちに、あなたの姿を見せてあげたい!!」
と、いつまでも話しかけたに違いありません。
 
この学生の夢も、かなうといいなと思いましたし、
きっと、まっすぐにその夢をかなえていくのだろうとも思いました。

手話はこころ。
手話は言語。
言語は心。
手話は、ろうの人の心の言葉。
私たちがそう習ったように、時代がここにきて、
一人の学生の夢が目の前にあること。
この日までの多くの人の熱い思いが、実現しつつあると、
肌で感じられる今日がある。

あの日の、ろうのおじいちゃん、おばあちゃん、
一緒に時代を押し出そう。
みんなで。


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今週の短大の中庭のもみじ。
この日は、男子学生が、キャッチボールをしていました。






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2018年10月12日

秋の短大の授業が始まっています!!


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今年も、神奈川県の短大の、手話の授業が始まり、
毎週1時間半、声のない授業を行っています。
(ふたクラスあるので、講師の私は、3時間分ですが。笑)
最初は、板書が多く、私自身も大変なのですが、
3〜4週間もすると、
学生たちは、「目でものを見る」ことに慣れ、
どんどん、授業が読み取れるようになってきます。

声のない授業も、それが普通だと思ってしまえば、
けっこうやれるもの。
「ええーー!!どうしよう??わかるわけないじゃん!声のない授業なんて!」
と、こう思う方向に行かなければ、
身振りも手振りも、人は案外読み取れるものなのです。笑
このことは、もう、10年以上続けている、
この学校の授業で、証明されています。
学生たちは、半年後には、
けっこう楽しく手話で話せるようになるので、
毎年、楽しみに授業を進めさせてもらっています。
みんな、本当にありがとう。

この秋は、そんな学生たちとのやり取りの中で、
嬉しいことが、2つありました。

1つは、手話の歌のこと。
毎年この時期、学園祭が近づく大学では、
手話の歌に挑戦するグループがいくつかあります。
今まで、毎年、
この歌の手話をいきなり作って欲しいと言われ、
ほぼ断っていました。

手話の歌は、日本語の歌を英語にするのと同じ作業が必要で、
そもそも日本語の語順通りの手話がつけられるかもわからないし、
手話で作った文の長さも、日本語の歌詞と比べて長かったり短かったり、
きちんとすぐに音楽にハマるわけでなく、
何度も何度も、単語を差し替えて、
それでも元の意味を崩さないよう、
歌詞の長さを合わせたりしなければならないからです。
しかも、その手話の歌を、
好きなろう者と嫌いなろう者もいるわけで、
それも想像せずに、歌う手話の歌は、意味があるのか?
そうしたことも、できればディスカッションしながら、
作りたいわけで、
「はい作って」と言われて、
その場で作るには、作業内容も、思いを伝えるにも、時間はかかり、
ニコニコ笑って、4〜5分でできるものではないのです。

今年も とあるグループが、同じように、
私に、歌の手話を教えて欲しい。と言ってきました。
それで、同じように、話し、
「少なくとも、この歌詞に合う手話は、
そのまま単に単語を当てはめて作れるものではありません。
自分たちが表現したい歌詞の、
その意味を、きちんとまとめてください。」
と、追い返したのです。笑
そしたらなんと、今までの学生たちは、そこで諦めて、
たいていやってこなかったのに、
その子たちは、1時間したら、また出直してきました。笑
そして、今度は、
「ここは、こうで、ここはこんな意味で、
ここはこういうリズムで、こうやってこうやって・・」
と、全部一生懸命、身振りで説明を始めました。
見てみると、その身振りが、
そのまま歌詞に使えそうなものもたくさんあり、
彼女たちの歌詞の意味のとらえ方が、とても的確だったので、
今年は、ちょっと折れて、
少ない手話単語と、彼女たちの身振りをもとに、
手話の歌詞を提供してあげました。笑
もちろん、それは、
彼女たちの「翻訳(歌詞の意味の捉え方)」がよかったからで、
そして、私の授業が声なしだと理解して、
それでも、伝えようと、
たくさんたくさん身振りを使って説明したからです。

久しぶりに、人の素直な明るさに触れた気がして、
心が動かされました。
聞こえない人と伝え合うって、手話より前に、
こういう「通じ合いたい」という心がとても大切だと
いつも思うのですが、
私たちは、手話の単語を覚え始めると、
逆にこうした、まっすぐな心を忘れて、
自分が下手かどうかとか、この単語どうやるんだっけ?とか、
余計なことに気を取られて、
相手が目の前にいることを忘れがちになります。
コミュニケーションの壁を越えるには、
「通じたいと願う心」しかないのに、
そこを見失ってしまうのです。

この学生たちは、そんなことも思うことなく、
「通じ合うために、
とにかく体もいっぱい動かして、伝えようとした」ところが、
元気で、嬉しかった。
みんなで、こういう気持ちを大事にしたいなと思わせてもらいました。

ちょっと嬉しい授業のスタートになったなと、
窓から秋風が吹いてくるのを感じながら、
心が軽くなりました。

さて、今回の短大では、
嬉しいことがもうひとつあったのですが、
ちょっと、長くなりそうなので、また今度。笑

いつもこのブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
この秋も、短大の授業、楽しく頑張りたいと思います。
感謝。




posted by 南 瑠霞 at 00:02| 東京 🌁| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月02日

卒業&就職!進学!おめでとう!!


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濃い緑のもみじから始まった、
今年度の短大の手話の授業も、
今週無事終わりました!!

空は快晴、もみじは、すっかり葉を落とし、
木の下からも、空がよく見えます。笑

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最終回は、みんなでお菓子などを持ち込んでの、
茶話会!!

学生たちは、この2年間、
幼児教育を専門に勉強してきた人がほとんど。
「卒業式は、3月中頃です。」
「私は、卒業したら、保育士になります。
家から、すごく近いところに仕事が決まりました。」
「私は、幼稚園の先生。
家から遠くなったので、引っ越して、一人暮らしです。
料理は苦手なので、
スーパーで出来合いのものを買おうと思います。笑」
「私は、短大の単位を持って、
別の大学に編入して、3年生に入ります。」
「私は、福祉のことを、もう一年学ぶため、
専攻科に残ります。」
などなど、
なんとこれ、
学生たちは、すべて、手話で話してくれました!!

このほか、学生たちは、
「もっと知りたい手話がある」とか、
「南先生が手話を始めたきっかけは?」
など、いろんな質問もしてくれて、
それに私が音声なしの手話で答えても、
みんなも、どんどん読み取って、笑ったり、驚いたり!!
とても楽しい、おしゃべり会になりました。

半年で、学生たちが、こんなに手話が通じるようになる!!
このことを多くの方にお知らせしたいです。

毎週「目で見ること」でこそ、
手話はより、自然に身に付き、
半年後には、楽しくおしゃべりできるようになる。
相手の言いたいことを一生懸命目で見る。
言いたいことを、手や身振りに込めて、あきらめずに表現する。
この「繰り返し」の「姿勢」が身につくこと。
「上達を目標とせず、一生懸命見ること・話すこと」が、
最後に、ここまでの上達を導くこと。

声のない授業を通し、
学生たちにこそ、毎年教えられています。

授業では、全国の手話言語条例の情報、通訳情報、ろう学校の情報なども、
全て、プリントや板書、手話や身振りで伝えています。
これを、「通じにくいから」とあきらめて、声で伝えてしまったら、
おそらく単なる知識の講義となり、
そこから先は、手話の講義ではなくなってしまいます。
この「大事な知識・情報の講義」こそ、
後半に、手話で丁寧に何度も説明し伝えることで、
みんなもより思いを込めて記憶にとどめてくれたのだと実感します。

手話を手話で指導し、手話のことは手話で伝える。
ここに、「言葉」としての手話の意味が生まれ、
「言葉」そのものとして、
みんなが体感し、
読み取ったり、話せるようになるヒントが隠されているのだと思います。

私自身、
ろうの友人たちと話し、ケンカをして手話を身に着けてきたことを思うと、
これは、とても良い学びの機会であり、
心ごと、皆さんに伝えられる良き方法だと、
年を追うごとに実感します。

「言葉」は、使わなくなればすぐ忘れてしまうかもしれませんが、
こんなに、楽しく話せた手話の授業のことは、
学生たちはずっと覚えていてくれると思います。

最後に、
「私は、手話が分かりません。筆談でもいいですか?」
の手話文も、あらためて確認。笑

半年で覚えた手話のことを、ほぼ忘れてしまっても、
また、将来、聞こえない子供や保護者の方とお会いした時、
この会話から、様々な記憶がよみがえりますように。

みんな半年間。
声のない授業に、一生懸命ついてきてくれて、ありがとう。
素晴らしい時間に、感謝です。

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中庭で、もみじの木に近寄ってみると、
もう春の新芽の準備がしっかり進んでいました。
学生たちは、間もなく卒業。
おめでとう!!
春には、ぜひ、元気なスタートを!!





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2018年01月25日

雪の短大


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秋の終わりには、
真っ赤なもみじの葉のじゅうたんが敷き詰められていた
神奈川県の短大の中庭ですが、
今週は、枯れ木の下に一面の白い雪。
そのときどきの、季節移り変わりが、
目の前に広がるこの中庭が、私は大好きです。

もみじの木のそばにある鹿の像の横には、
学生が作ったらしい雪だるまもどきも。笑

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この時期は、どの大学も、試験をするところが多いと思います。
試験の前になると必死にノートを見たり、
一夜漬けで、寝ずに範囲を覚えたり、
懐かしいですね。笑

私は、この試験は、案外いいなと思っています。
今まで、ぼんやり見過ごしていた内容も、
試験をきっかけに、確認することで、
どこを見落としていたか気づくこともあります。
手話を学ぶ学生たちも、
ついこの間まで、単語を忘れてばかりいた人が、
テストになると、案外しっかり覚えていて、
ちゃんと手を動かしてくれたり、
みんなにとっても、
学んだことをきちんと頭に入れるきっかけになっているようです。笑笑

手話の授業も、卒業まであと少し。
ぜひ、大切に頑張りましょう。

手話の授業期間は短いのですが、
ここからもっと手話を学びたいという学生には、
地元地域の手話サークルや、講習会の存在をご紹介しています。

また、勉強は大変ですが、
自分の実力がわかり、
楽しみながら、試験が受けられる
手話検定などもあります。

NPO手話技能検定
http://www.shuwaken.org/
全国手話検定試験
http://kentei.com-sagano.com/

もしよかったら、あなたも調べてみてください。







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2018年01月18日

冬空の短大


今週の神奈川県の短大の、もみじの木です。
枯れ木の上の空が、曇って、冬らしい1日でした。

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今週の短大生たちは、試験期間で、
手話でも、読み取りやペーパーテストが行われました。

手話の授業では、理論も後半の時期にすべて「手話で」伝えています。
にもかかわらず、みんなしっかりと点数を取ってくれていたので、
『声なしの授業』でも、
学生たちは、今年もきちんとついてこれたんだなと、大きく一安心!!

『声がなくても伝えあえる言語』である手話を、声付きで指導するのは、
学生たちにとっても本来のコミュニケーションの意義が伝えられない!
全国には、同様に、耳の聞こえない学生たちも、様々な大学等で授業を受けている。
その時、同世代の聞こえない彼らはどう感じ、どうやって授業を受けているのか、
そんなことにも思いをはせながら、授業を体感することで、手話を身近に感じてほしい。
この授業で、自分が肌で感じたことこそ、
将来の保育などの現場で聞こえに人に出会ったときに、大いに役立つ。
そう考えて、この短大の仕事をお引き受けした時点から、
教務の方と、ディスカッションを重ねて、スタートした「声を使わない授業!!」

学生たちは、卒業後も、ろう児との出会いや、
手話の歌の取り扱い、
また、実際もっともっと手話を学びたいと思うとき、
どうすればいい?
先生の考えは?
と、たくさんの相談の連絡をくれる。

学生たちには、手話自体がうまくなることよりも、
「手話があるということ」
「手話で話して楽しかったという実感があること」
「そこに、聞こえない人がいること」
学んでもらいたいと願い、
この授業を、毎年担当させていただいています。

後期の授業もあと少しになりました。





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2018年01月11日

後期の授業もあとわずか!


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今週の 神奈川県の短大です。
もみじの葉も落ち
快晴の空と太陽の光がまぶしい中庭です。

新年最初の授業となった今週は
成人式を終えた学生たちがみんな
「成人式に手話通訳がついていた!
少しだけ習った手話も出て来て 嬉しかった!」
と 報告してくれました!!

授業も終盤に近づき
手話言語条例や 聴導犬
各地の手話通訳システムなどの情報も
全部手話で一緒に勉強しています。
半年足らずの声なし授業で
こうした理論などもみんなで少し話せるようになり
ちょっと嬉しい冬を迎えています。

まもなく期末テストですが
みんなで一緒に
頑張りましょう!!
ファイト!!






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2017年12月14日

すべてのもみじの葉が落ちました!!


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神奈川県の短大のもみじです。
例年より早く、すっかり葉が落ちました。
今年は、気候が早くしっかり寒くなってしまったので、
葉が落ちるのも早かったようです。
青く晴れた空が一層際立つ、枯れ木が、冬の訪れを告げています。

今週の短大は、ろう者のゲストティーチャーをお招きしての、
講演会でした。
学生たちは、学んだ手話で、
質問したり、楽しく交流したり、
熱心に会話に取り組んでくれました。

初心者にとって、ろうの人と通じ合える感動は、
何にも代えがたい体験。

ここまで、ほんお10週の学習でも、
学生たちは、それなりに、聞こえない講師と通じ合い、
笑ったり喜んだりと、
とても楽しい時間を共有してくれたようです。

語学は、心ある出会いと、通じ合う喜びから。

保育士の卵の皆さんには、
こうした手話の授業での体験を、ぜひ、
将来聞こえない子供や保護者の方と出会ったときの、
手掛かりにしてもらいたいと願っています。





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2017年12月07日

もみじのじゅうたん!


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12月に入り
神奈川県の短大の中庭の紅葉は
赤い葉をどんどん落としています。
よく見ると
白い鹿のオブジェの足元は
真っ赤な もみじのじゅうたんに!

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忙しくて
なかなか 自然の山の紅葉狩りなどには行けませんが
この 大きな中庭の木が
美しい秋の景色を見たいという 私の願いを
毎年 しっかり叶えてくれているような気がします!
感謝!!

学生たちも
この時期 どんどん手話が読み取れるようになってきて
簡単な説明や課題などの指示は
もう 板書も不要!

落ち着いてよく見ればわかる!と納得できれば
手話を見てパニックになることもなく
コミュニケーションがとれる!
これを 学生たちが証明してくれています。

声のない授業は
確実に 学生たちが目を使って
コミュニケーションすることに
慣れるということ。

私たちは
日本語をローマ字で書いたものを見たとき
反射的に
「あ!アルファベットだから
英語に違いない!読めない!」
と思いこんでしまうことがあります。笑笑
そうなると 簡単な文面も
冷や汗をかいて
読めなくなってしまったり。汗汗
よーく見たら 表記がローマ字なだけで
中身は日本語なのに。笑笑

手話もこれと同じで
「知らない言葉だ!わからない!」
というパニックのスイッチが入らないようにすれば
案外気楽に見ることができます。
すると いったん習った表現もいっぱい出てきて
全体を見れば
ちゃんと意味が読み取れたりするものです。

ようは見慣れて リラックスすること!笑笑
難しい理屈より
この「心の壁」を 取り払う工夫をすることが
手話や語学の学習では
大切な気がします。

学生たちには
手話は楽しい!
手話は通じ合える!
と実感してもらえるといいなあと
いつも 思いながら
授業を進めています。

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短大の庭には 今
ライトアップされた
きれいなツリーも飾られています!!





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2017年11月22日

もみじが赤くなりました!!


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神奈川県の短大のもみじです。
今年も例年通り、赤くなりました。
まだ下のほうの葉っぱは、緑が残っているのですが、
全体としては完全に紅葉した印象です。

毎年、このもみじの木の緑の葉っぱが、
どんどん赤くなるのを見ながら、
大学に通っていますが、
何度見ても、見事です。

こんな一本の大きなもみじは、
私は、街中ではほかに見たことがないので、
毎年感動をもらっています。

ここからどんどん冬になり、
手話をする身としては、
手がかじかんで動きにくくなってしまい不便なのですが、
風邪にも注意しながら、
みんなで頑張っていきたいですね。


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「赤」(C)手話あいらんど
人差し指で、下唇をなぞるように表現します。



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2017年11月16日

もみじが色づきはじめました!!学生たちは「好き」の使い方も勉強中。


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今週の、神奈川県の短大のもみじです。
上のほうが、どんどん赤く色づいてきました。
今年は、例年より、冬の到来が早そうです。

学生たちは、今、
「好き」という手話の使い方も、
勉強中です。

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「好き」という手話は、
のど元を、ものがスッと入っていくイメージで表現します。

この手話は、一般に、
食べ物や、人のことを『好き』と表現するときに使いますが、
このほか、例えば、
「将来は、保育士になるのが『希望』」
「こちらより、あちらの席を『希望』」
と、『希望』という意味合いの時も使います。
また、
「走る」「飲む」「行く」などの動詞のあとに、
この「好き」という手話がくっつくと、
「走りたい」「飲みたい」「行きたい」
という意味になります。

いろんな意味合いで、様々な使い方の変化がある「好き」。
これが使いこなせるようになると、
手話もちょっと上手になってきます。

みんなで楽しみながら、手話を学びたいですね。
学生のみんなも、毎週お疲れ様!!




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2017年11月02日

地名の手話


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秋晴れの空の下、今週も、
神奈川県の短大の手話の授業に行ってきました。
中庭の大もみじの葉は、
少しだけ上のほうが赤くなってきたように感じられます。

先週と今週は、
住所の表現や、各地の地名などを、
学生たちと一緒に勉強しています。

手話で、地名を学ぶとき、
その表現の由来を探っていくことで、
各地の地元の歴史や、名所なども知ることもでき、
ひとつの語学の勉強から、さらに豊かな学びを得られると、
いつも実感します。


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「東京」
日が昇ることを示す「東」を2度強調することで、
「東の都=東京」。


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「京都」
東と逆の太陽の動きの「西」を2度強調することで、
「西の都=京都」。


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「仙台」
伊達政宗ゆかりの地。
正宗のかぶとの三日月をあらわして「仙台」。


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「広島」
宮島に浮かぶ赤い大鳥居が、手話では広島のシンボルとなっています。
鳥居を表現して「広島」。


アナタもぜひ、楽しみながら、
手話を学んでみてください。
感謝。




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2017年10月26日

もみじは雨に打たれています


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今週の神奈川県の短大の大もみじです。
雨に打たれても、まだまだ、
緑の葉っぱをしっかりと茂らせています。

各地の大学は、今、学園祭シーズンですが、
私が指導に通う短大でも、今週は、
週末の台風についての対応の情報がまわり、
予定の土日に、警報などが出た場合、
最悪、中止もある!!
ということで、
学生たちが、困っていました。
ここまで、いろんな道具を作ったり、
衣装もかなり出来上がっていたりと、
準備もほぼ終盤というタイミングでの台風!!
ぜひ、なんとか、風雨が強くならないことを、
祈ります。

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「中止」「やめる」「ストップ」
物事をさえぎるように、てのひらに、もう一方の手を立てて。
(C)Softbank「ゲームで学べる手話辞典」(手話監修:手話あいらんど)




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2017年10月21日

名前の手話の由来


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今週の神奈川県の短大のもみじです。
台風も近づいていて心配ですが、
まだ、強風でも葉っぱは落ちず、
濃い緑をしばらく保っていると思います。

今週の学生たちは、自分たちの名前のほか、
全国で、おなじみの手話の名前を、一緒に勉強しました。
その中でも、代表的なものを、
いくつかご紹介します。
この名前のご本人、
また、自分の友達にいるいる!!という方、
もしよかったら、使ってみてください。


「佐藤」
さとう.jpg
これは、手話のダジャレから来ています。
口の前で手をくるくる回して、
味が「甘い」ことを表現する手話です。
これがもとになり、「砂糖」もこの手話。
そして、そのつながりで、名字の「佐藤」にも、
この手話が使われます。

「佐々木」
佐々木.jpg
歴史で有名な、佐々木小次郎が、
刀を背中に斜めにさしていたことから。

「斉藤」
斉藤.jpg
斉藤道三のあごのちょびヒゲから。

手話の名前って、こんな風に成り立っているんだ〜!
と、学生たちも楽しんで覚えてくれています。

※(C)手話あいらんど





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2017年10月12日

まだ紅葉は濃い緑!!


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神奈川県の短大のもみじです。
まだ、しっかりと、濃い緑。
でも、周辺の木々には、もう秋の気配が訪れています。

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今週も、声なしの授業を無事終了。
学校の授業では、毎週1時間半、すべて声なし。
身振りと板書と簡単な手話で、内容を進行しています
それでも、元気についてきてくれている学生たちに感謝!!

保育士の卵の皆さんが、将来の現場で、
聞こえない保護者や子供たちと出会ったとき、
コミュニケーションの手掛かりになる、
手話の基礎をお伝えしているこの授業は、
基本、一切声を使いません。

その理由は、大きく2つ。
1、手話が、音声がなくても伝えあえる便利な言葉であり、
声に頼らず、きちんと目で見て、良さを味わってもらいたい。
2、全国には、耳の聞こえない学生たちも大勢おり、
彼らが、どんな状態で授業を受けているかということを、
一週間のうち、1時間半だけでも体感し、
聞こえない人の立場を、想像してみてほしい。
ということからです。

当初、この授業を立ち上げたときは、
学校側から疑問の声も上がったものの、
どうしても!!とお願いして始めてみると、
ジョークも交えながら、楽しく笑いいっぱいに、
授業を進める中、
学生たちが、毎年
「楽しい。大丈夫。よくわかる。」と意見を寄せてくれて、
今では、これが、私の手話の授業のあたりまえの風景となっています。

今年も、
初回、不思議そうにしていた学生たちは、
30分もすれば、雰囲気に慣れ、
その後は、しっかり目で見ながら、授業を受けてくれています。
若い柔軟な頭と勘所で、
ここから、冬の卒業まで、一緒に頑張りましょう。
今週も、ありがとう。




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2017年10月05日

2017秋のもみじ通信スタート!!


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神奈川県の短大の後期の授業が始まりました。
もちろん、今の時期のもみじは、
まだしっかり濃い緑色。
ここから、真っ赤に色づくまでを、
毎週追い続けます。
お楽しみに。

今年の学生たちは、
今までよりいっそう感がよく、
簡単な手話で話す私の手話を、
けっこう読み取ってくれたりして、
やわらかい頭を披露してくれています。

半年間、
声のない目で見る授業の始まりです。
彼らの成長が楽しみです。
いっしょに頑張っていきましょう!!

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学校周辺には、まだまだ、いろんな花も咲いています。





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2017年02月04日

短大最後の授業は茶話会!!


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2017年2月、神奈川県の短大の中庭のもみじの木

今週の神奈川県の短大は、今季最後の授業でした。
3年生のみんなは、今週ほぼすべての授業が終了、
いよいよ、卒業式も目の前です。
みんな、2年間の学生生活は、楽しかったですか?
保育などの幼児教育を目指す皆さんの学校では、
かわいい壁面創作や、ペープサート、エプロンシアターなどの、
子供向けのアイディアあふれる授業もあり、
私も一緒に教えてもらいたいな〜と思うことが、
しばしばあります。
そんな皆さんの、楽しい発想で、
手話の授業も、半年元気に受けてくれて、
全員無事、単位を修得しての終了となりました。

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今週の手話の授業は、茶話会。
お茶やジュースも持ち込んで、
手話でみんなが、いろんなことを話してくれました。
みんなの行きたい国や県、卒業後の進路なども、
ここまで学んだ手話で、教えてくれて、
楽しいひと時となりました。

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4限クラスは、人数が多かった!!
みんな、最後までついてきてくれて、ありがとう!!

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5限クラスは、人数が少なく、みんなが個性的でした。
毎週おしゃべりが楽しかったですね。

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最後に、みんなから、手話についての質問などもたくさん書いてもらいました。
ここから、1つずつ、このブログの中で答えていこうと思います。
どうぞ、お楽しみに!!
本当に、ありがとう。

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みんなが寄せ書きをくれて、
楽しんで手話の授業に参加してくれたことがわかり、
さらにうれしく!!!
ありがとう。

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毎週持って行っていたお弁当も、
今週でいったんお休み!!
頑張った自分!!ごちそうさまでした。笑

学生たちの元気な笑顔に、さらにパワーをもらって、
私もまた、新しい春に向かって前進できそうです。
みんな、本当に、ありがとう!!
質問の答え、このブログで、少しずつ書いていくので、
楽しみにしていてください。




posted by 南 瑠霞 at 09:41| 東京 ☀| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月31日

耳を使わず手話を学ぶ!!


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葉を出さず、寒さに耐え、
着々と春の準備をしている神奈川県の短大のもみじです。

このもみじのように、短大2年生の学生のみんなの、
卒業も目の前に迫っています。
先週は、授業内の実技テスト!!
なんと、日ごろぼんやりしているようで、
ちゃんと手話を覚えているのかなー?と思っていた学生たちも、
テスト前に、友達同士、みんなで助け合い、
しっかり手の動きを覚えてきてくれたようで、
試験では、全員、きちんと自己紹介ができるようになっていました。
感動!!!!!

もちろん、テストの説明仕切りなどは、すべて音声なしの手話で説明、
これも、みんなにしっかり伝わって、
皆さん手順通り、きちんと真面目に滞りなく試験を受けてくれました。

学生たちの、集中力のなさ、
思考力の低下、元気のなさなどが、
取りざたされることも多くあるこのご時世、
手話の授業を受けてくれたが若者たち、みんなが最後まで、
笑顔で、一生懸命「目を使って」参加してくれたことに、
心から感謝です。

今週は、その短大の授業も最後になります。
楽しみに出かけたいと思います。

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この校舎で、毎週手話の授業を行っています。
赤い雨除けのカバーが、かわいい!!

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このところ、関東は晴れた良い天気が続いています。

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毎週お弁当を持って行って、授業前に講師控室で食べています。笑







posted by 南 瑠霞 at 10:52| 東京 ☀| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

ナチュラルアプローチ〜気づかない「メリット」


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先週の、神奈川県の短大のもみじです。
校舎の窓から見ると、ほとんど変化が感じられませんが、
少しずつ、春に向かって、新春に芽吹くはずの葉っぱが、
膨らんでいるようです。
春が楽しみですね。

10月から始まった、後期の手話の授業も、
だんだん終わりに近づいています。
先週は、
手話にまつわるさまざまな理論のまとめテストも行われました。
その中には、
後期に学んだ自己紹介の手話表現の読み取りテストもありました。
テストの内容自体は、満点に近い学生も、
それ以外の学生もいて、まちまちで、
たぶん、あまりテスト結果がかんばしくなかった!と
感じた学生もいたかもしれません。
でも!!!
私は、この「できなかったかもしれない?オーラ(笑)」を
かもし出している何人かの学生たちを見ながら、
すごく、大きなことに気づきました!!

私の授業は、この半年のすべての時間、声を使わず、
手話を見て、手話で話して、耳を使うことなく学ぶものでした。
その中で!!
「テストがイマイチだった!!」と思って、
ややがっかりした顔の学生たちも、
実は、そのテスト前に説明した私の手話を、すべてきちんと読み取り、
その指示に従って試験を受けていたのです!!驚&笑!!
でも、彼らは、それが読み取れたことに全く気付いておらず、
「テストの中身」が「できなかった」と落ち込んでいたのです。笑
これ、実は、素晴らしいことだと思いませんか?笑笑

テストは、もちろん、いろんな単語が出てきたり、
前に習ったことを忘れてしまったりすれば、できないものもあるし、
指文字の読み取りも、ちょっと長めだったり、
長音や、小さい文字や、濁点が付いたりすると、複雑な動きもあり、
ほんの数か月の授業では、
目がついてこなかったということもあるかもしれません。
理論についても、一般の学校の授業とは、まったく違う、
聞こえない人を取り巻く社会の状況について、
触れたものもありました。
でも、こうしたものは、資料を捨てずに取っておけば、また、
何かの時に、取り出して読み返すこともできます。

そんな中、テストの記入の仕方も含め、
時間前からの席の座り方、
学籍番号順の用紙の回収の仕方などは、
全部私が、声なしで、いつもと同じように話した手話の中から、
学生たちが読み取り、それに従って、
テストが、滞りなく終了したのです。
そして、この日の片付けが終わり、次週の説明をして、
「また、来週お会いしましょう」の手話のあいさつまで!!
テストだけでも大変なのに、その指示を手話ですべて理解し、
その通りに行動してくれた学生たちに拍手!!

彼ら、たぶん、その自分たちの身に着けたものの素晴らしさに、
気づいてないだろうな〜!笑
テストの点数には表れない、彼らのコミュニケーション能力の成長に、
感動をもらった1日でした。
今週は、彼らをほめてあげないといけませんね。
みんな、自分に気づかないところで、成長してるんですよ。って!

「通じない」と思えば、そこに心の壁ができます。
でも、「読み取ろう」と思えば、実は、
理解ができることがたくさんある!!
それを、自然に見せてくれている学生たちの姿に、
勇気と励ましをもらっています。

心を開いて、つねに見つめていれば、
わからなかったはずのものも、いつの間にか理解できるようになっている!!
これが、
ナチュラルアプローチ(自然な会話の中からその言語のまま語学を学ぶ手法)の、
大きな魅力でありメリットなんですね。

さあ、残り少ない授業。
みんなで楽しく頑張りましょう!!!!!!!!!!!
感謝。



posted by 南 瑠霞 at 08:28| 東京 ☀| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月22日

手話言語条例についても学ぶ!!

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(今週の関東は、晴れた良い天気が続いています。)

私が手話指導する神奈川県の短大でも、
今週、年内最後の授業が行われました。

最終の今回は、
ここまで学んだ、みんなの自己紹介の、
まとめと復習。

神奈川県では、2015年春から、
手話言語条例も制定されているので、
年をまたいでみんなで、
そうした情報についても、勉強していきます。

神奈川県は、県レベルでは、
鳥取に次いで、2番目に手話言語条例が制定されており、
神奈川県で学び、県下に就職していく、
学生さんたちには、必須情報でもあります!!
地元の県や市の手話言語条例について、
大学・短大で、きちんと学ぶ例は、
まだまだ少ないと思います。
こうした環境下にいる学生たちは、
とってもラッキーだと思っています。

私自身、神奈川県の手話言語条例は、
2014年のクリスマス、県議会で可決されたその場を、
傍聴させていただき、感動をいただきました。
みんなで、手話や聞こえない人々の、
歴史に寄り添っていければと思っています。

手話言語条例マップ.png
2016年12月19日現在、手話言語条例成立自治体は64。
鳥取、神奈川、群馬など、県レベルが9。
北海道石狩市、三重県松阪市など、市が48。
北海道新得町、埼玉県三芳町など、町レベルが7。

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すっかり葉の落ちた中庭のもみじの木ですが、
空は晴れ!!
ここから、気持ちのいい新年が迎えられそうです。




posted by 南 瑠霞 at 10:16| 東京 ☀| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月15日

ろう者の心に触れる授業


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短大の中庭のもみじは、すっかり散り、
季節は冬を迎えています。

手話指導を承り、定期的にクラスを受け持つ場合、
メイン講師が私であっても、
必ず、聞こえないゲストを招いて、
その生活体験などを語ってもらう時間をもうけさせてもらっています。
聞こえない人の言葉である「手話」を、
若者たちに、学んでもらうにあたり、
聞こえない人との交流は、必須だからです。

そんなわけで、私が毎週通っている
神奈川県の短大でも、
今週は、ろうの若者を招いての、
講演をお願いしました。
その人の生い立ち、
障がい者手帳のこと、
聞こえる人に囲まれて仕事をしているとき、
どうコミュニケーションをとっているのか?
口話だけで話は本当に読み取れるの?
手話のこんなところが魅力。
もし、保育の現場で、
将来聞こえない子供たちや、保護者に出会ったら。。。。
などなど・・・

学生たちに年代の近いろうの人の、
直接の体験談は、学生たちの心に残り、
これまで学んできた手話を用いての質問会も、
通じる喜びをもたらします。
出会いは、宝物であり、
人の心を動かす、大きなエネルギーの源。

手話指導は、出会いと出会いを結ぶ、
大事な仕事でもあると、毎回実感しながら、
ろう者ゲストをお招きしています。
感謝。

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短大のキャンパス内には、大きなクリスマスツリーも飾られています。
冷たい空気の中、授業の終わった、夕方、
美しいライトが、輝いています。



posted by 南 瑠霞 at 00:08| 東京 ☀| 学校手話指導〜秋のもみじ通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする