翻訳作業

きのうは、撮休で、1日翻訳作業。
朝10時から夜12時まで、
赤坂のビルにこもって、1週間分5話のせりふの、
手話を作っていきました。
ろう者の澄枝ちゃんが、主人公美波の手話を担当、
そのほかの聞こえないメンバーも集まって、
いろんな意見を出しながら、
手話を決めていきます。

手話は、役柄によって、みんな違います。
同じ日本語のせりふでも、
手話にしたら、使う単語も違えば、手を動かす大きさも、
使う文法も違ってきます。
登場人物が増えれば、それだけ、ややこしくなってきます。笑

こうして、1週ずつ、
まずは、どのスタッフより早く台本を渡され、
私たち手話チームが、
画面に登場する手話を、作っているわけです。

台本16冊.jpg
「いつも、必ず、持ち歩いているすべての台本」

毎回撮影は、いろんな箇所を、ばらばらに撮っており、
急にどのせりふを使うことになるか、わからないので、
私は、いつもすべての台本を持ち歩いています。
白いのは、第1稿、第2稿、準備稿などといわれ、
今後まだ、さらにみんなが意見を出して、
よりバージョンアップしていく段階のたたき台となる台本です。
この段階から、手話の翻訳を入れていくので、
次々新しいものがあがってきたとき、
すでに翻訳の終わっている箇所は、そのままにし、
変更の出た部分をまた、追加で翻訳していきます。
結果、6週目までで、
私はこんなに多くの台本を持ち歩く羽目に・・・笑
青いきれいな表紙のものが、
すべての作業を終えた、最終の決定稿です。

この前、俳優の布川敏和さんが、
5週分くらいの台本で、合計3キロあると
おっしゃっていたように思うので、
これだと、9キロか10キロくらい・・・・とほほ・・・

この記事へのコメント

えむ
2009年03月24日 19:46
大変なんですね。
なんと、言ったらよいのか。
お疲れ様でした。
読んでいると、再放送とか、続編とか、希望してますが、大変なんですね。
すごい!!。
南 瑠霞本人
2009年03月25日 00:48
えむさん ありがとうございます。
続編できるといいですね。

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