地域の登録手話通訳者になる
手話を学んでいる。
学びたい。
という若者の皆さんから、
手話の仕事がしたい。
と、時々問い合わせをいただきます。
今日は、
その中で、手話の仕事として、
もっとも一般的な、
地域の登録手話通訳者になる道について、
お話ししましょう。
今、全国で最も活躍している
手話通訳者の皆さんは、
ほとんどが、
各地域の、登録通訳者です。
登録手話通訳者とは、
各都道府県や、各区市町村で、
登録されている通訳者のことです。
各都道府県単位で、登録されている通訳者は、
とてもレベルが高く、
裁判や警察など、
人権にかかわる重大な案件の通訳などにも出かけます。
東京都では、
こうした通訳の皆さんが務める派遣センターというのがあって、
ここに常駐で通訳者の方がおられ、
私達も、国会傍聴等の通訳をお願いしたりすることがあります。
また、もう少し日常的な内容の通訳を、
ボランティア的要素も含めて、引き受けてくれるのが、
各区市町村の、登録通訳者の皆さんです。
病院やPTAなどの個人的な通訳、
区市町村主催の行事の手話通訳などで活躍されています。
都道府県・区市町村レベルの手話通訳者の登録の条件などは、
各行政によって異なります。
みなさんの地元を、調べてみて下さい。
このほか、手話通訳士の資格を持っている人は、
衆議院や参議院選挙の際の、
政見放送の手話通訳なども行います。
ただ、こうした通訳者の皆さんの多くは、
手話通訳士も含め、
ほとんどが、主婦か、会社などにお勤めです。
地域によっては、通訳者というよりは、
奉仕員(ボランティア)という考え方で、
登録制度を運営しているところも多く、
時給・交通費も、そう高くないのが実情。
また、
あくまで、これは、通訳者の都合でなく、
聞えない方の都合によって、
場所・時間が決められるわけですから、
自分が働きたい時、どんどん働いて、
生活を安定させるというわけにはいきません。
ほとんどが、待機状態で、
聞えない方から依頼があった時点で、
都合の合う通訳者が派遣されます。
各地の手話通訳活動は、
こういった背景の中、
圧倒的に、昼間、ある程度時間にゆとりのある、
主婦が支えています。
聞えない人の、福祉手続き・病院などの、
手話通訳は、昼間の需要が最も多いわけで、
そこに駆けつけることのできるのは、
昼間、家にいる可能性の高い主婦だからです。
会社員など、昼間仕事を持っている人は、
夜19時から22時くらいまでの通訳、
又は、土日に活動することになります。
手話を学んだ方が、登録通訳を目指す場合、
早くて2~3年、
一般的には、5~6年のち、
こうした活動をされている方がほとんどです。
そして、そこに至るまでに、
多くの皆さんは、いろんな勉強を、
地元で、コツコツと続けておられるわけです。
こうした登録通訳者の中で、
さらに、がんばっておられる方は、
たとえば、地域の手話指導者や、
カルチャー等の手話の先生、
専門学校の手話の先生などとして、
活動されている方も、たくさんいます。
手話を仕事にしたいなと
あこがれる若者の皆さんには、
こんな、全国の様子を、
知っておいていただければなと思います。
今日も、長文を読んでいただいて、
本当に、ありがとうございます。

学びたい。
という若者の皆さんから、
手話の仕事がしたい。
と、時々問い合わせをいただきます。
今日は、
その中で、手話の仕事として、
もっとも一般的な、
地域の登録手話通訳者になる道について、
お話ししましょう。
今、全国で最も活躍している
手話通訳者の皆さんは、
ほとんどが、
各地域の、登録通訳者です。
登録手話通訳者とは、
各都道府県や、各区市町村で、
登録されている通訳者のことです。
各都道府県単位で、登録されている通訳者は、
とてもレベルが高く、
裁判や警察など、
人権にかかわる重大な案件の通訳などにも出かけます。
東京都では、
こうした通訳の皆さんが務める派遣センターというのがあって、
ここに常駐で通訳者の方がおられ、
私達も、国会傍聴等の通訳をお願いしたりすることがあります。
また、もう少し日常的な内容の通訳を、
ボランティア的要素も含めて、引き受けてくれるのが、
各区市町村の、登録通訳者の皆さんです。
病院やPTAなどの個人的な通訳、
区市町村主催の行事の手話通訳などで活躍されています。
都道府県・区市町村レベルの手話通訳者の登録の条件などは、
各行政によって異なります。
みなさんの地元を、調べてみて下さい。
このほか、手話通訳士の資格を持っている人は、
衆議院や参議院選挙の際の、
政見放送の手話通訳なども行います。
ただ、こうした通訳者の皆さんの多くは、
手話通訳士も含め、
ほとんどが、主婦か、会社などにお勤めです。
地域によっては、通訳者というよりは、
奉仕員(ボランティア)という考え方で、
登録制度を運営しているところも多く、
時給・交通費も、そう高くないのが実情。
また、
あくまで、これは、通訳者の都合でなく、
聞えない方の都合によって、
場所・時間が決められるわけですから、
自分が働きたい時、どんどん働いて、
生活を安定させるというわけにはいきません。
ほとんどが、待機状態で、
聞えない方から依頼があった時点で、
都合の合う通訳者が派遣されます。
各地の手話通訳活動は、
こういった背景の中、
圧倒的に、昼間、ある程度時間にゆとりのある、
主婦が支えています。
聞えない人の、福祉手続き・病院などの、
手話通訳は、昼間の需要が最も多いわけで、
そこに駆けつけることのできるのは、
昼間、家にいる可能性の高い主婦だからです。
会社員など、昼間仕事を持っている人は、
夜19時から22時くらいまでの通訳、
又は、土日に活動することになります。
手話を学んだ方が、登録通訳を目指す場合、
早くて2~3年、
一般的には、5~6年のち、
こうした活動をされている方がほとんどです。
そして、そこに至るまでに、
多くの皆さんは、いろんな勉強を、
地元で、コツコツと続けておられるわけです。
こうした登録通訳者の中で、
さらに、がんばっておられる方は、
たとえば、地域の手話指導者や、
カルチャー等の手話の先生、
専門学校の手話の先生などとして、
活動されている方も、たくさんいます。
手話を仕事にしたいなと
あこがれる若者の皆さんには、
こんな、全国の様子を、
知っておいていただければなと思います。
今日も、長文を読んでいただいて、
本当に、ありがとうございます。

この記事へのコメント
待機していた手話通訳者の数が、半端では無かったですね。20人超え?
それだけ、聴覚障害者が社会進出してきた証拠でしょうねぇ・・・
要約筆記者は・・・・居たのかなぁ笑
ということで、こういう場面でも活躍の場が有ります。
追記
ある企業の面接で面接官3人。
面接の時、3人一緒に面接。
私が真ん中で、両隣の2人は、それぞれ、手話通訳付き。
通訳者の位置+声の方向により、補聴器の守備範囲に被さったため、
自分の面接官の声が聞き取りにくかった・・・泣
上記の企業からは、
「通訳は必要無いですかね??」って汗
付いてもねぇ~読み取りも表現も、まだまだだしぃ汗
私も主婦だから わかります!!
日中の時間を 無駄にしないのも主婦の特権かもしれませんよね。
お金が沢山欲しい人は、きっと向かないのかも・・・・。
ただ、時間に余裕があっても、依頼が来て、すぐに行動できる方でなければ だめですよね?
手話が出来て なおかつ時間がとれる方がきっと うまく手話のお仕事ができるのかな~・・・。
お仕事をされている方も 土日の依頼があったり 平日のお休みの時に依頼があったりしたときは お仕事が出来ますものね。
コメントになってますでしょうか?汗
なるほど、聴覚障害者の就職面接も、
手話通訳の方が、スタンバイされているんですね。
それが、まさに今日とは!!
聞こえない人によって、
日本手話が便利な方、
音声対応手話のほうが便利な方、
文字通訳のほうがわかりやすい方とさまざまですから、
通訳者としては、しっかり対応しなければいけませんね。汗
本当に、いつもありがとうございます。
ズバリ! 主婦目線での、
コメント、
ありがとうございます!!
南さんのプログやっとたどり着きました~フゥ…汗
これからもよろしくお願いしますー
ありがとうございます!!
今後ともよろしくお願いします。