披露宴に立ち会わせていただいて!!
今月15日
ろう者カップルの方の、披露宴の司会をさせていただきました。
披露宴の司会では、いつも、
新しい出発に臨む、そのお2人ならではの思いを、
感じさせていただき、私自身の気持ちもまた、新たにさせられます。
今回は、宴会場の大きな窓から、広いガーデンの見える
秋の1日にふさわしい、素敵な披露宴でした。
また、会場には、聞こえない方が大勢見えていたので、
東京都の派遣協会から、4人のパソコンによる字幕通訳が入り、
スクリーンから素早く、素晴らしい文章が、次々と打ち出され、
内容が、皆さんに届けられました。
伝えたいという願いと、感謝。
今回の2人は、それを、一生懸命考えられたようです。
その中で、手話と音声でお話する私の司会を、
頼んで下さり、私も本当にうれしく思いました。
ウエディングケーキは、新婦が大好きなミッキーの形にかたどられ、
その上には、新郎が大好きだという野球をイメージして、
バットを持ったかわいく小さな男の子の人形が乗っていました。
あとから、ケーキは、皆さんに、一皿一皿切り分けられ、
外のオープンガーデンで、デザートと一緒に、配られました。
秋のさわやかな空気の中、
緑に囲まれたガーデンでのスイーツって、素敵でした。
なんだか、自分の家にもこんな場所があるといいのになあ・・・
なんて、思ってしまいました。笑
夢がありますね。
それから、私が楽しいなと思ったのは、
なんと、披露宴前日に新郎新婦が、会場に足を運んで作ったという
手作りのパンが、お食事のメニューに加えられていたこと!!
二人で、1日がかりで、ハートや星型などいろんなパンを作って、
それを、皆さんに配ったんですね。
アットホームな、雰囲気で、私は大好きでした。
実は、この日、朝から少し雨が降っていたのですが、
ちゃんと、皆さんが、ガーデンに出られる時間には、
雨があがって空が明るくなっていたのに、ちょっと、ホッとしました。笑
二人の気持ちが、きっと、空に届いたんですね!!
写っている風船は、水などにもちゃんと溶けて、
自然にかえる、エコ風船。
お2人の幸せな結婚生活と、
今年の様々な出来事で、つらい思いをされている多くの皆さんの復興を願って、
新郎新婦と、約100名のお客様が、一緒に、空高く放ちました。
どこまでもどこまでも飛んで行った、色とりどりの風船が、
今日の良き日の喜びを、あちこちに届けてくれるようでした。
私は、結婚式の司会を、15年くらいしています。
毎年、3組くらいの耳の聞こえないカップルを、
幸せの未来の扉の向こうに送り出しています。
最初は、若かった私も、だんだん、20代の新婚カップルより、
ご両親の立場に近い年齢になってきました。汗&笑
今回特に思ったのは、
新郎新婦が、ご両親への感謝の手紙や、
お集まりになったお客様たちへの、たくさんの感謝の気持ちを、
述べられた時のことです。
今までの司会では、なんとなく、
新婚カップルに「頑張れ~」という気持ちが強かった私が、
なぜか、今回は、
「ああ、この今の素敵な新郎・新婦の姿の向こうに、
小さかった子供のころの2人が見える!!」と思ったことです。
耳の聞こえないお子さんをお持ちのご両親は、
小さいころから、発音訓練や、言葉の勉強、
又、子供が少し大きくなれば、
小学校や中学校の先生たちに、
理解を求めて、何度も学校に足を運んだり、
聞こえる子供たちの親とは、また少し違った体験をしながら、
子供達を育てておられます。
そんな中で、少数派の耳の聞こえない子供が、
つらい思いをしないように、また、もっともっと強くなってほしいと、
毎日、様々なことを願い、悩みながら、
成長を見守っておられます。
小さかったその子供が、こうして、結婚する年になり、
多くの人の前で、感謝の言葉を堂々と述べている姿を見たら、
それは、どんなにうれしいことか!!
たぶん、披露宴では、生れてから今日の日までの様々な思い出が、
ご両親の頭を、廻ったのではないかと、
とても、そういうことを感じたのです。
今回の新郎新婦は、ともに26歳。
ご両親が、目の前の小さな赤ちゃんを抱き上げて笑ったその日から、
26年分の1日1日が、今日の日につながっていたであろうと、
思いを強くさせられました。
そして、なにより、
そんな時を感じさせてくれるくらい、
新郎新婦のお2人も、しっかりと大人として、
新しい一歩を、責任もって踏み出そうとする姿が、
堂々として、立派に輝いていたと言うことでもあります。
披露宴って、素敵ですね。
いつも、こうした、素晴らしい宴に立ち会わせていただき、
私も、本当に、誇らしくうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとう!!
そして、本当に、おめでとう!!
若いお2人には、ぜひ、この日を礎に、また新しい1日1日を、
重ねて行っていただきたいと思います。
(新郎:鈴木雅巳さん 新婦:島尾なつみさん
本当に、おめでとう!!)
新郎新婦のさわやかな笑顔!!素敵でしょ!!
私の司会用の、ご家族のお名前入りのイラストを、
披露宴のあとで、プレゼントさせていただきました。
あくまで、私が、皆さんのお名前を間違えないように、
披露宴中、司会台のそばに立てておくものなので、
けして、きれいではないのですが、
もしよかったら、思い出にどうぞ!!笑
本当に、いつも、皆さんの大切な場に呼んでいただいて、
感謝しています。
ありがとうございます。
ろう者カップルの方の、披露宴の司会をさせていただきました。
披露宴の司会では、いつも、
新しい出発に臨む、そのお2人ならではの思いを、
感じさせていただき、私自身の気持ちもまた、新たにさせられます。
今回は、宴会場の大きな窓から、広いガーデンの見える
秋の1日にふさわしい、素敵な披露宴でした。

また、会場には、聞こえない方が大勢見えていたので、
東京都の派遣協会から、4人のパソコンによる字幕通訳が入り、
スクリーンから素早く、素晴らしい文章が、次々と打ち出され、
内容が、皆さんに届けられました。
伝えたいという願いと、感謝。
今回の2人は、それを、一生懸命考えられたようです。
その中で、手話と音声でお話する私の司会を、
頼んで下さり、私も本当にうれしく思いました。
ウエディングケーキは、新婦が大好きなミッキーの形にかたどられ、
その上には、新郎が大好きだという野球をイメージして、
バットを持ったかわいく小さな男の子の人形が乗っていました。
あとから、ケーキは、皆さんに、一皿一皿切り分けられ、
外のオープンガーデンで、デザートと一緒に、配られました。
秋のさわやかな空気の中、
緑に囲まれたガーデンでのスイーツって、素敵でした。
なんだか、自分の家にもこんな場所があるといいのになあ・・・
なんて、思ってしまいました。笑
夢がありますね。

それから、私が楽しいなと思ったのは、
なんと、披露宴前日に新郎新婦が、会場に足を運んで作ったという
手作りのパンが、お食事のメニューに加えられていたこと!!
二人で、1日がかりで、ハートや星型などいろんなパンを作って、
それを、皆さんに配ったんですね。
アットホームな、雰囲気で、私は大好きでした。

実は、この日、朝から少し雨が降っていたのですが、
ちゃんと、皆さんが、ガーデンに出られる時間には、
雨があがって空が明るくなっていたのに、ちょっと、ホッとしました。笑
二人の気持ちが、きっと、空に届いたんですね!!

写っている風船は、水などにもちゃんと溶けて、
自然にかえる、エコ風船。
お2人の幸せな結婚生活と、
今年の様々な出来事で、つらい思いをされている多くの皆さんの復興を願って、
新郎新婦と、約100名のお客様が、一緒に、空高く放ちました。
どこまでもどこまでも飛んで行った、色とりどりの風船が、
今日の良き日の喜びを、あちこちに届けてくれるようでした。
私は、結婚式の司会を、15年くらいしています。
毎年、3組くらいの耳の聞こえないカップルを、
幸せの未来の扉の向こうに送り出しています。
最初は、若かった私も、だんだん、20代の新婚カップルより、
ご両親の立場に近い年齢になってきました。汗&笑
今回特に思ったのは、
新郎新婦が、ご両親への感謝の手紙や、
お集まりになったお客様たちへの、たくさんの感謝の気持ちを、
述べられた時のことです。
今までの司会では、なんとなく、
新婚カップルに「頑張れ~」という気持ちが強かった私が、
なぜか、今回は、
「ああ、この今の素敵な新郎・新婦の姿の向こうに、
小さかった子供のころの2人が見える!!」と思ったことです。
耳の聞こえないお子さんをお持ちのご両親は、
小さいころから、発音訓練や、言葉の勉強、
又、子供が少し大きくなれば、
小学校や中学校の先生たちに、
理解を求めて、何度も学校に足を運んだり、
聞こえる子供たちの親とは、また少し違った体験をしながら、
子供達を育てておられます。
そんな中で、少数派の耳の聞こえない子供が、
つらい思いをしないように、また、もっともっと強くなってほしいと、
毎日、様々なことを願い、悩みながら、
成長を見守っておられます。
小さかったその子供が、こうして、結婚する年になり、
多くの人の前で、感謝の言葉を堂々と述べている姿を見たら、
それは、どんなにうれしいことか!!
たぶん、披露宴では、生れてから今日の日までの様々な思い出が、
ご両親の頭を、廻ったのではないかと、
とても、そういうことを感じたのです。
今回の新郎新婦は、ともに26歳。
ご両親が、目の前の小さな赤ちゃんを抱き上げて笑ったその日から、
26年分の1日1日が、今日の日につながっていたであろうと、
思いを強くさせられました。
そして、なにより、
そんな時を感じさせてくれるくらい、
新郎新婦のお2人も、しっかりと大人として、
新しい一歩を、責任もって踏み出そうとする姿が、
堂々として、立派に輝いていたと言うことでもあります。
披露宴って、素敵ですね。
いつも、こうした、素晴らしい宴に立ち会わせていただき、
私も、本当に、誇らしくうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとう!!
そして、本当に、おめでとう!!
若いお2人には、ぜひ、この日を礎に、また新しい1日1日を、
重ねて行っていただきたいと思います。

(新郎:鈴木雅巳さん 新婦:島尾なつみさん
本当に、おめでとう!!)
新郎新婦のさわやかな笑顔!!素敵でしょ!!
私の司会用の、ご家族のお名前入りのイラストを、
披露宴のあとで、プレゼントさせていただきました。
あくまで、私が、皆さんのお名前を間違えないように、
披露宴中、司会台のそばに立てておくものなので、
けして、きれいではないのですが、
もしよかったら、思い出にどうぞ!!笑
本当に、いつも、皆さんの大切な場に呼んでいただいて、
感謝しています。
ありがとうございます。
この記事へのコメント
ちょっと早めに結婚した友達の娘が
「初月給で買ってくれた」プレゼント、
というのを見せられて、
自分が“産んでない子”の歳を数えて
ショックを受けた覚えがありますもん ^^;
お幸せに~!
ところで、送り出した4、50組のうち、
聾者+聴者のカップルはどれくらいでしたか?
お互いが腹の底から(?)
気持ちをやり取りできないと
強い結びつきにはなりにくいのでは、
と思うんです。
ろう同士の組み合わせは
他の言語同士のよりかなり多い、
と読んだことがあります…
いつも、ありがとうございます。
感謝です。
手話での司会には、
手話を学ぶ聴者同士のカップルで、
手話仲間やろう者の友達が多いから。
と言う方もおられるので、
全てが、ろう者ではないのですねえ。
今年の3組は、
ろう&ろうのカップルが2組と、
ろう&聴のカップルが1組でしたねえ。
そういえば、
以前は、ろう&聴のカップルが
多かったように思いますが、
最近は、ろう&ろうのカップルが、
多いような感じが・・・・