草なぎさん ミムラさん 水川さん

「37歳で医者になった僕」
ドラマが最終回を終えました。
静かに心に残るストーリーとなりましたね。
このようなドラマにかかわらせていただいて、
心から感謝しております。

今回、ドラマで、手話に触れてくださったのは、
草なぎさん、ミムラさん、水川さん、
3人の役者さんでした。

ドラマが始まる少し前、
この3人の皆さんと手話レッスンを始めたことを、
今でも、思い出します。

今回のセリフのほぼすべてが手話だったミムラさんは、
『 音声で芝居することに慣れてしまうと、
手話での演技はまた、新たなチャレンジであり、
心の中のセリフの置き方も、身の動かし方も、
違っていて、とても勉強になった。』
と、おっしゃっていました。
ミムラさんは、最初、ゼロの状態から、
ろう者スタッフの冬菜ちゃんと話し始め、
1話ごとに、様々な手話で演じ、
だんだん、普段の会話も手話で通じるようになり、
最後には、打ち上げのご挨拶も、
かなりの部分を手話で、お話してくださいました。
(もちろん、打ち上げでは、声付きで/笑)
セリフの手話についても、もちろんがんばられましたが、
それ以上に、手話に思いを寄せ、
なぜ、このように訳されたのか、
ここは、手話的にはどういう言い回しになっているのかなどを、
自分のものとされ、
また、普段の会話の中での、本来の使い方にも応用され、
撮影中、ずっと、わたくしたち手話スタッフとともに、
手話の空間に、身を置いてくださったこと、
心から感謝申し上げます。
演技のすずのみならず、生身のミムラさんもまた、
繊細で、人のことを多く気遣い、
些細なことにも、目を向ける、芯の強い方であったこと、
お会いし、時を過ごすとともに、
思いを強くいたしました。
本当に、ありがとうございます。

水川あさみさんは、
本当に、明るく元気な性格で、
最初の授業から、
手話の一つ一つに目を丸くし、
感動し、大声で話し、
同じく大きな手話で話し(笑)、
これが、あのクールな演技になるのだろうか・・・と
余計な心配をしていたら(汗&ゴメンナサイ/笑)、
本番は、瑞希になりきり、
あの手から、全く違う性格の手話が飛び出したときには、
本当に、驚きました!!
いつも、笑って、たくさん元気に話し、
ろう者の冬菜ちゃんとは、
「パンツ丸見え~」の手遊びをし(笑)、
また、どんなことも、明るく質問いただき、
現場での緊張を、大いに解き放っていただいて、
本当に、ありがとうございました!!
最後の、瑞希の長い手話のセリフ、
実は、あれが、私たち手話スタッフの、
オールアップでした。
本番まで、何度も「元気に」確認し、
数日で、2~30回練習して、あの墓石に立った時、
やっぱり水川さんは、
あのキャハハハ・・と笑う水川さんではなく、
ちょっと不器用でクールな研修医、
瑞希になっていた!!(驚&笑)
あの日の空と風は、初夏でしたね。
3ヶ月、とてもいい時間をいただきました。
本当に、ありがとうございます。

草彅さんは、最初から、
とても、気さくな方で、
「へえ、草彅って、こうやるの? 剛はこうか・・・」
と、冬菜ちゃんの手の動きをまねて、
すんなりと手話に入っていただき、
また、どんなにあわただしいときも、
私たち手話スタッフに会うと、にっこり笑って、
手話で「おはようございます」と声をかけてくださり、
そしてまた、寝る時間がなくて、
とても疲れていたときも、
誰にも怒ることなく、やさしい顔を向け、
私や冬菜ちゃんが、手話で話しかけても、
習ったことのない手話を、どうやって感じ取るのか、
意外にいろんなことが通じて、
ちょっとエスパーのよなところがあり(笑)、
一緒に笑ってくださり、
手話のセリフが、少なかったにも関わらず、
それ以上に、たくさんの時間を共有させていただき、
白衣の白、いさぎよい思い、
正しさをシンプルに信じる心を、
まっすぐに、いただきました。
ドラマの笑顔も、ご本人の笑顔も、素敵でした!!
本当に、3ヶ月間、
ありがとうございました。

また、現場では、
それぞれの皆さんの、マネージャーの方々にも、
同様に、たいへんお世話になりました。
役者さんたちと一緒に、手話を覚えてくださり、
私たちとも、手話で話し、
また、いろんなお気遣いをいただき、
たくさんのお心を頂戴したこと、
心より感謝申し上げます。

桜.jpg
(ドラマの舞台となった病院で、咲いていた桜)

このドラマが、
多くの方の心に残りますように。
ありがとうございます。

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