川の水
(C)手話あいらんど / Photo by Hatsushi Miyako
とある友人の結婚式で、
仕事仲間の方が、祝辞を述べた。
「 新婦は、水のような人です。
水は、環境によって、姿を変えます。
ある時は、固く冷たい氷。
ある時は、今、このコップの中にある液体。
この液体は、また、
丸いコップにも、四角い容器にも、
大きなボウルにも、広いプールにも入る。
そんな水は、熱を加え、100度を超えれば、
あっという間に蒸気になって舞いあがり、
人間の目には見えなくなる。
それでも、確かに存在している・・・。
そして、これらすべてが、水。
同じ水。H2Oなのです。
まったく同じ水が、
時と場合によって、完全に違う形で存在する。
水は、本質を変えることなく、
周りに合わせて、自分のあり方を変えているのです。
水のように、芯をしっかり持って、
それでいて柔軟な姿勢を持つ新婦は、
きっと人生の様々な局面を、
変幻自在に身を変えながら乗り切って、
素敵な家庭を築くでしょう。
おめでとう!! 」
川の水は、私の目の前で、
玉の光となった。
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