手話言語条例に関するシンポジウム~埼玉

昨日、朝一の用事が、3~4時間は覚悟していたのに、
1時間弱で、解決!笑
時間がしっかりとれたので、
その足で、埼玉まで車を飛ばしました。

昨日、さいたま市では、
手話言語条例に関するシンポジウムが開かれたのです。
ー 埼玉にも手話言語条例を ー
と題された、シンポジウムは圧巻でした。

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シンポジウムは、用意された要約パソコン通訳のスクリーンが小さく見える、
大型ホールで、開催。

先日、日本で初めて、手話言語条例が制定された、
鳥取から、県知事の平井伸治さんが見え、
「鳥取から手話革命を!~鳥取県手話言語条例の制定~」というタイトルで、
45分の講演が行われました。
2008年 鳥取県将来ビジョンで「手話は言語」と記載して5年。
今回の手話言語条例に至る道のりについて、お話してくださいました。
大学時代に出会った手話や、障害者とともに過ごした活動が、
現在につながっているとのこと。
若い時代の、頭の柔らかい時期に出会った様々な体験は、
将来を築く!と、実感させてもらいました。
ご本人も、かなり手話を勉強されており、
話題の節目節目に、いろんな手話を表現しながら、
お話をしてくださいました。

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その後のシンポジウムには、
ファシリテーターとして、全日本ろうあ連盟事務局長 久松 三二さん
シンポジストとして、
全日本ろうあ 連盟理事長 石野 富志三郎さん
埼玉県聴覚障害者協会理事長 小出 真一郎さん
のほか、
埼玉県知事 上田 清司さん
自民党 衆議院議員 清水 誠一さん
公明党 衆議院議員 輿水 恵一さん
民主党 衆議院議員 枝野 幸男さん
らも、登場。
熱い、意見が交わされました。

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会場では、3.11の震災時、官房長官として、
政府見解を語り続けていた枝野さんの姿も、生で拝見。
あの日からの手話とのかかわりも、ご本人の口から語られました。
「日本の言語は、日本語と日本手話。
大学の第2言語は、英語もいいけど、まずは手話から!!
そんな時代が来ることを期待します。」
という、メッセージには、会場から大きな拍手も。

最後に、埼玉県知事の、上田さんも登場し、
会場には、政治、行政関係者も多数参加。
ここから、埼玉は必ず「手話言語条例」が実現すると、
実感させていただきました。
世の中が動く!!と、見えるような会場でした。

これほどのシンポジウムを、あっという間に、準備し、
これだけの人を集めた、埼玉県聴覚障害者協会、全日本ろうあ連盟。
これから、国の「手話言語法」に向けて、
若き頃からの思いを、全力で実現させようとしている皆さんの姿。
私も出会った、かつてのあの、
ろうのおじいちゃん、おばあちゃんたちに見せたいね。
確かにみんなの思いを、継いでいるよ!!と、伝えたい。
負けない!という気持ちが、あふれる会場に伺って、
私には、最高の、メリークリスマスになりました。
感動!!

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ろう重複障害者施設 ふれあいの里・どんぐりの、
ろう者のみなさんが作った、携帯カバーを買いました。
可愛いので、しばらく使います!! ハッピー!!

この記事へのコメント

Junko
2013年12月26日 00:05
いつも拝見しています。手話、心の表現の手話。挨拶だけでもみ~んなが出来るようになれば良いのに・・。本当にそう思います。手話に出会い、町の中でまだまだ不便な事が沢山あるな・・と気が付かされました。余計なところにお金使わず、公共施設の中で誰もが安心して使えるようにしてほしいですね。自分が出来る事、一人でも多くの人が笑顔になれる事していきたいです!
南 瑠霞本人
2013年12月26日 10:36
junkoさん、いつもありがとうございます。
一般の学校の手話の授業が、
もっと積極的にカリキュラムに組み込まれて、
地域のろうの方との触れ合いが増えると、
自然に、手話が広まってくるのかなと思います。
みんなで、大事に「手で話して」行きたいですね。
感謝。

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