テレビの音声を消して、字幕で番組を見てみよう!!

毎週、相模原市の短大の学生たちに、
手話指導に通っています。

冬休みの間に、
字幕について、テレビなどを見て、チェックしてみて…
と課題を出したら、
「ニュースを見たら、字幕がすごく遅く、
映像の状況と字幕がずれていて、
今、何の情報なのかが、わかりにくかった。」とか、
「ドラマを見たら、役によって色が変わり、
分かりやすかった。」
「たまに、CMに字幕のあるものがあって、驚いた!!
CMは、字幕がないと何を言っているかわからなかったので、
字幕が付くのは、すごくいいことだと思う。」
など、いろんな感想を教えてくれました。

また、近くの映画館で、邦画の字幕上映があるか調べてみて!
とお願いしたら、
「うちの近くの映画館では、字幕上映がなかった。
少し離れた隣の駅の映画館で、ようやく見つけた!!」
「受付の人が、『うちでは、字幕上映はありません。』と言ったので、
改めてインターネットで調べたてみたら、期間限定で上映していた。
映画館の人の、認識がないのは、だめですね。」
「最新の人気の邦画は、公開1か月後に、
1週間だけ、字幕上映があった。
聞こえない人は、こんなに待たないと邦画がみられないのかと、
驚いた!!」
など、様々な、生き生きとした意見を述べてくれました。

いろんな人が、少しずつ、
手話学習などを通じて、
こうしたことにも気づいて行ってくれるといいなと、
思いました。
みんな、いろんなことを考えてくれて、ありがとう!!

あなたも、家のデジタルテレビで、
字幕をONにして、
音声を消して、映像を見てみてください。
いろんな発見があるかもしれません。
聞こえない人にとって、これは、とても重要な情報源です。

短大2.jpg

昨日の短大のモミジの木です。
寒そうですね。笑
雪の予報の出ていた午後の空は、晴れ!!でした。笑

晴れ.jpg

この記事へのコメント

はるちん
2014年01月16日 21:13
テレビの字幕。
うちでは当たり前にいつもついてるけど、いろいろ気づくことありますね。

例えば、子ども向けの番組だったら、ひらがながほとんどだったり。

うちの子たちは、字幕で、ひらがなや漢字を覚えてるみたいです。

邦画の字幕も、仮面ライダーの映画を子どもと見に行くのに、主人が調べてました。
ほんとわずかな期間限定だけど、東京まで行かなくても横浜でもあって助かりました。
しん
2014年01月17日 00:57
来週19(日)は、滋賀県栗東市で字幕付き映画「遺体」の上映会です。去年は要員、今年は実行委員として活動しています。

字幕付き映画を見ていて、音楽が流れた時に『音楽♪』と字幕が出ることがありますが、私の中では???です。ろう者に伝わっているのでしょうか。

あ、質問があります。聞き取り通訳において、手話単語も単語の意味もわからない時は、どのようにして手話表現されているのでしょうか。ちょっとつまづいています。。。
きゃぶ
2014年01月17日 18:13

ドラマの字幕については
本当に助かりました。

父を看取った夜に見た番組。
一分間の呼吸数を数えながら
ミュートにしたテレビ画面をチラ見していましたが、
字幕だけで98%、ストーリーがつかめました。
(後日、録画を音付きで見ましたので確かです)

CMについては少し異議あり(笑)。

ミュートで見て意味が分からないCMは
「デキが悪い」のだと思います。

日本のCMは、世界的にも比肩するものがないほど
高品質で、視覚だけでも中身が分かり、
かつ「買いたくなるような」仕上がりになっています。

いいCMかどうかを判別するのに
ミュートで見るのは良い方法かもしれませんね。
南 瑠霞本人
2014年01月19日 00:45
はるちん、いつもありがとう。
そうかあ、子供向け番組の字幕は、
ひらがなが多いのか~、
気づかなかった。

そうそう、子供と一緒にアニメなどを見に行きたい、
ろう者のパパママにも、字幕は、
とても大事だよね。

みんなが、自由にいろんなものが、
どんどん楽しめるようになるといいね。
本当に、いつもありがとう。
感謝します。
南 瑠霞本人
2014年01月19日 00:55
しんさん、
字幕が、さらに、広まると、
聞こえない人も、便利に楽しくなりますね。
活動も、お疲れさまです。

意味も単語も分からない部分の通訳は、
直面してしまったら、
さらに前後の文から、流れを、
考えるしかありませんが、
大きな講演会などでない場合は、
お話されている方に、
その場できちんと確認するのも一つの手です。
話を止められる雰囲気であれば、
その場で内容を聞き直して、
伝えることも逆に、大事な義務かと思います。
いい加減な通訳は、
よくないですもんね。

また、多くの通訳の皆さんは、
手話以外、英語などでも、
基本、そういうことが起きないよう、
事前に、講演内容を確認し、
よく出てくる単語の意味や、
表現の仕方を、
前もって、勉強してから、
通訳に立っておられます。
そうした事前勉強も、
大事な通訳活動の一つですね。

分からないことが起きるのは、
至極当然のことですので、
だからこそ、
前もって、調べるなどの、
努力をすることも、
通訳者には、求められると思います。

ぜひ、いろいろ試して、学んで、
頑張ってみてくださいね。
聞こえない皆さんが、
あなたを待っていると思います。
頑張りましょう。
南 瑠霞本人
2014年01月19日 00:58
しんさん、
字幕が、さらに、広まると、
聞こえない人も、便利に楽しくなりますね。
活動も、お疲れさまです。

意味も単語も分からない部分の通訳は、
直面してしまったら、
さらに前後の文から、流れを、
考えるしかありませんが、
大きな講演会などでない場合は、 お話されている方に、
その場できちんと確認するのも一つの手です。
話を止められる雰囲気であれば、
その場で内容を聞き直して、
伝えることも逆に、大事な義務かと思います。
いい加減な通訳は、
よくないですもんね。

また、多くの通訳の皆さんは、
手話以外、英語などでも、
基本、そういうことが起きないよう、
事前に、講演内容を確認し、
よく出てくる単語の意味や、
表現の仕方を、
前もって、勉強してから、
通訳に立っておられます。
そうした事前勉強も、
大事な通訳活動の一つですね。

分からないことが起きるのは、
至極当然のことですので、
だからこそ、
前もって、調べるなどの、
努力をすることも、
通訳者には、求められると思います。

ぜひ、いろいろ試して、学んで、
頑張ってみてくださいね。
聞こえない皆さんが、
あなたを待っていると思います。
頑張りましょう。
南 瑠霞本人
2014年01月19日 01:01
きゃぶさん、
いつも、ありがとうございます。
いろんなものの見方がありますね。
聞こえない人にとっても、
聞こえる人にとっても、
便利ないい方法が、
みんなで作っていければいいですね。
感謝。

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