タツーラミルク!!わぉ!!

私は、メルボルンの北、内陸部にある人口3500人という小さな町に、取材に来ていた。戦争中、民間日系人たちが捕虜となって抑留されていたという その町の名は、タツーラと言う。
取材には、地元タツーラ戦争ミュージアムの関係者が、終始つきあってくれた。
その後、すべてのキャンプを見終わり、地元のカメラマンのケイさんが、ご自分の妹さんらが家族がやっているという隣町の農場に連れて行ってくれた。そこには、乳牛が150頭いるのだという。周りには、400頭飼っている農場もあるので、ここは小規模らしいのだが、家族で力を合わせているのだそう。

16時過ぎ、今から、乳絞りよ!!と、連れていかれたファームには、驚きの光景があった。150頭もの牛たちが、一斉に集まってきて、みんな乳絞りをして、それが終えた子たちから、また、広い草原へと帰っていったのだ。

1、集まり始めた牛.jpg

トラクターで追われるように、呼ばれた牛たちが、一斉に搾乳機のある牛舎のほうへ、集まり始めた。

2、まず水を飲んで.jpg

すごい数だ!!

3、すごい数.jpg

4、後姿.jpg

みんな、ここで順番を待っている。

5、順番待ち.jpg

次々に搾乳機につながれて乳絞り。

6、搾乳1.jpg

7、搾乳2.jpg

8、搾乳3.jpg

牛たちのミルクは、浄化されて、すべてタンクに集められる。

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乳絞りを終えた牛たちは、また草原へと帰っていく。広い牧場も、いくつかに仕切られていて、牛たちが草を食べきってしまわないように、毎日順々にエリアを変えて、移動しているのだそうだ。

9、帰っていく牛たち.jpg

ミルクは、地元最大級の、ミルク工場、タツーラミルクファクトリーへ納品される。

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このほか、タツーラには、日本の雪印のミルク工場、ユニリバーというトマトソースの工場などがあるそうだ。ここにも、日本の大企業が入っていると知り、驚いた。

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この間ずっと、タツーラを案内してくれたのは、地元の介護施設で看護師として働きながら、タツーラ戦争ミュージアムの調査・普及活動も行っている、カメラマンのケイさん。貴重な時間を、私のために使って下さり、心から感謝いたします。(写真は、ケイさんと、もう一人の案内人セーラさんのお嬢さんシドニー。そして、私。)


それにしても、150頭もの乳牛たちの乳絞りは、圧巻! タツーラでの思わぬサプライズをもらった。ありがとうございます!!

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