モスマンパーク・プライマリー・スクール(モスマンパーク小学校)

パースにある、モスマンパーク小学校と、併設されているデフ・スクールにお邪魔しています。

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一般校のほうの、プライマリー・スクール(小学校)でも、1年生の子供たちが、とても楽しい授業を受けていました。
写真にある、教室の大きなスクリーンは、単なるプロジェクターの投影機ではありません。なんと、それを触ると、アイパッドなどのタブレットのように、画面自体が反応して、パソコンを動かすことができます。驚!! (私は、日本では、こういうものは、見たことがないのですが、最近では、こういったものも、導入されているのでしょうか?) 
そして、その画面で、子供たちが見ているのは、何やらアニメのパイレーツ物語。これは、図画工作の授業で、楽しい海の話をみんなが見て、それについてお話し、そのあとで、出てきた船を紙を切って作ってみようという内容でした。
最初に、工作の授業と聞いていたのに、アニメばかり見てお話して、どうなるのかと思ったら、全く逆で、みんながその内容を理解しイメージができているので、工作も、短い時間でどんどん進みます。子供たちは、楽しそうに、紙を切って、船の絵を仕上げていきました。

写真にあるのは、一人の子の作品ですが、まだ途中だというのに、このでき、すごいでしょ? ほかにも教室には、みんなの作品が飾ってあって、カラフルなキャラクターのイラストなどは、もうアート!! とても小学1年生のものだとは思えません。単に『好きなものを描いてごらん』と放り投げるのではなく、アニメやお話を通して、子供たちが、それぞれたくさんのイメージを持てるようにしてあげて、そのあと手を動かすと、こういう作品になるようです。驚!! 

子供たちに、技術を身に着けさせるのではなく、思いやイメージを育てる授業が展開するを見て、学校のあり方そのものも、あらためて、考えさせてもらいました。

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