何のための手話パフォーマンス?

金曜夜は、手話パフォーマンス講座に、
いろんな方が参加してくださいました。
本当に、ありがとうございます!!
皆さんと一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました!!
感謝いたします。

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その中で、一人の方が、質問をされました。
「保育園などで、先生方が、
手話の歌の本を見ただけで、中身を正しく理解しないまま、
(間違った手話などを)子供たちに教えているケースが、
増えているように思います。
これについて、みなさんは、どう思われますか?」

さて、あなたは、どう思われますか?

かつて、私の調査では、
ろうの方の半数は、手話の歌が嫌い!と答えています。
その人たちは、
「音楽や歌はわからない。
わからないものをわかれと、言わないでほしい!!」
「かつて、音楽の授業で、リコーダーなどを無理に吹かされ、
音楽が大嫌いになった。」
「歌についた手話は不自然で、
自分たちがいつも使っている日本手話とはほど遠い。
とても違和感を覚える。」
「聞こえる人が、勉強や楽しみのために、
歌に手話を付けるのは自由だが、
それを、ろう者に押し付けないでほしい。」
と、はっきりした意見を持っています。

残りの半数は、「手話の歌が好き!」「大好き」。
「自分たちの使う手話を取り入れた歌は、うれしい。」
「今までわからなかった歌が、手話がついたことで身近になった。」
「自分も、手話で歌ったり踊ったりしたい。」
「聴者と一緒に手話で歌いたい。ともに楽しめる。」
と答えています。

手話の歌にチャレンジするなら、
ろう者の言葉である手話について、
もっともっと理解して、
聴こえない人たちの気持ちを知って、
そして、そうしたことを大事に、
手話パフォーマンスに取り組みたいですね。
特に、将来のある子供たちに「手話をどう伝えるか?」は、
とても大事な問題です。

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こういう問題、あなたはどう思いますか?
ぜひ、一緒に考えていきましょう。

いつも、本当に、ありがとうございます。

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