世田谷区の登録手話通訳者事情
世田谷区の人口は、およそ87万人。
世田谷区登録手話通訳者は、88人です。
(この中にはお休みの人、登録していても、
仕事が多忙で実働してない人も含まれていますが、
だいたい60人~70人は、
いざというとき、しっかり動ける人たちです。)
この中には、
主婦で、昼間のほうが動きやすい人、
仕事を持っていて、
夜間や、土日のほうが動きやすい人もいます。
平日昼間に動ける人は、
病院や、PTAなどの通訳に行くことが多く、
土日に動ける人は、
世田谷区などの公的イベントの通訳をする場合が多いです。
世田谷区では、登録通訳者は、
4年に一度、能力確認テストがあります。
毎月1回開かれる区の通訳者講習会に、
年間3~4回以上出て、技術学習をしたり、
最新情報にふれ、時代に遅れないようにすることも、
義務付けられています。
その中には、読み取りや、聞き取りの実技の勉強もありますが、
時には、専門的な新しい単語を学習することもありますし、
場合によっては、通訳に役立てるため、国の法的制度など、
公的なシステムについて、いろいろと学ぶ場合もあります。
6月は、労務についての、
いろんな手続き・考え方などについて、
教えてもらう講義がありました。
一見、手話通訳とは、あまり関係のない内容にも思われますが、
ろう者の労務問題で、
通訳が必要になったりすることもあるかもしれませんし、
「フレックスタイム」「社会保険」など、
よく聞くけれど、実は定義をあいまいにしか理解していない、
専門語などの意味合いも、いろいろ聞くことができ、
とても勉強になりました。
また、今回の講座の講師は、
「労務について詳しい専門職に就いている『ろうの先生』」でした。
それでなくても、わかりづらい内容を、
すべて音声なしの日本手話で解説してもらい、
たぶん、新人の通訳者たちは、
これを読み取るだけでも、十分すぎるほどの、
充実した内容であったろうと思います。
世田谷区の90人近い登録通訳者のうち、
手話通訳士の資格を持っている人は、約50人。
全国でもトップレベルの通訳士人数を誇る世田谷区ですが、
これも、地元の聴覚障害者協会が区とともに、
長年にわたり、手話講習会を開催し、育ててきた人材です。
私は、とてもすごいなと思うとともに、
ここまでに地元を育ててきた、
聴覚障害者協会のみなさんに、頭が下がる思いです。
当事者のみなさんが願い、戦い、めげずコツコツ続けてきた
ろう運動こそが、
少しずつ現在の環境を作り上げてきたことは、
言うまでもありません。
20代のころの私は、地元の聴覚障害者協会の、
ろうの年配の方に、
いつも、行儀が悪い、マナーがなってないなど、
いっぱい叱られてばかりいました。汗&笑
今、手話の先輩の立場になり、
こうした、多くのろうの方々と比べ、
私がどのくらいこうした活動に貢献できているのかと、
反省ばかりの毎日ですが、
せめて、勉強会などには出席して、
地域の事情等、
いろいろ学ばせていただきたいと思っています。
ろうの方、手話の先輩に守られて、
少しずつその輪を広げてきた世田谷区で、
いろんなことを教えていただいて、
本当に、感謝しています。
近所のスーパーでは、子供たちが願い事を書いた短冊が、
いっぱい飾られています。
手話の輪も、各地に、少しずつ広がって、
暖かい思いが根付いていきますように。
世田谷区登録手話通訳者は、88人です。
(この中にはお休みの人、登録していても、
仕事が多忙で実働してない人も含まれていますが、
だいたい60人~70人は、
いざというとき、しっかり動ける人たちです。)
この中には、
主婦で、昼間のほうが動きやすい人、
仕事を持っていて、
夜間や、土日のほうが動きやすい人もいます。
平日昼間に動ける人は、
病院や、PTAなどの通訳に行くことが多く、
土日に動ける人は、
世田谷区などの公的イベントの通訳をする場合が多いです。
世田谷区では、登録通訳者は、
4年に一度、能力確認テストがあります。
毎月1回開かれる区の通訳者講習会に、
年間3~4回以上出て、技術学習をしたり、
最新情報にふれ、時代に遅れないようにすることも、
義務付けられています。
その中には、読み取りや、聞き取りの実技の勉強もありますが、
時には、専門的な新しい単語を学習することもありますし、
場合によっては、通訳に役立てるため、国の法的制度など、
公的なシステムについて、いろいろと学ぶ場合もあります。
6月は、労務についての、
いろんな手続き・考え方などについて、
教えてもらう講義がありました。
一見、手話通訳とは、あまり関係のない内容にも思われますが、
ろう者の労務問題で、
通訳が必要になったりすることもあるかもしれませんし、
「フレックスタイム」「社会保険」など、
よく聞くけれど、実は定義をあいまいにしか理解していない、
専門語などの意味合いも、いろいろ聞くことができ、
とても勉強になりました。
また、今回の講座の講師は、
「労務について詳しい専門職に就いている『ろうの先生』」でした。
それでなくても、わかりづらい内容を、
すべて音声なしの日本手話で解説してもらい、
たぶん、新人の通訳者たちは、
これを読み取るだけでも、十分すぎるほどの、
充実した内容であったろうと思います。
世田谷区の90人近い登録通訳者のうち、
手話通訳士の資格を持っている人は、約50人。
全国でもトップレベルの通訳士人数を誇る世田谷区ですが、
これも、地元の聴覚障害者協会が区とともに、
長年にわたり、手話講習会を開催し、育ててきた人材です。
私は、とてもすごいなと思うとともに、
ここまでに地元を育ててきた、
聴覚障害者協会のみなさんに、頭が下がる思いです。
当事者のみなさんが願い、戦い、めげずコツコツ続けてきた
ろう運動こそが、
少しずつ現在の環境を作り上げてきたことは、
言うまでもありません。
20代のころの私は、地元の聴覚障害者協会の、
ろうの年配の方に、
いつも、行儀が悪い、マナーがなってないなど、
いっぱい叱られてばかりいました。汗&笑
今、手話の先輩の立場になり、
こうした、多くのろうの方々と比べ、
私がどのくらいこうした活動に貢献できているのかと、
反省ばかりの毎日ですが、
せめて、勉強会などには出席して、
地域の事情等、
いろいろ学ばせていただきたいと思っています。
ろうの方、手話の先輩に守られて、
少しずつその輪を広げてきた世田谷区で、
いろんなことを教えていただいて、
本当に、感謝しています。
近所のスーパーでは、子供たちが願い事を書いた短冊が、
いっぱい飾られています。
手話の輪も、各地に、少しずつ広がって、
暖かい思いが根付いていきますように。
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