2014年8月24日(日)~ 手話ミュージカルに向けて

チラシ写真.png
2014年8月24日(日)
http://www.kiirogumi.net/musical2014/ 


手話パフォーマンスきいろぐみ 代表
構成・演出/手話パフォーマー・手話通訳士   
南 瑠霞(みなみ・るるか)




 1989年12月、ろう者一人、聴者二人で始めたきいろぐみが25年周年を迎えようとしています。

 毎年夏に、一般公募の皆さんを迎えて開催している夏のファミリーイベントも、今年で15回目となりました。毎回、一般公募には、様々な人が参加して下さっています。年齢も5歳~65歳。聴者・ろう者・難聴者のほか、視覚障害者の方が、手で触りながら手話単語を確認して覚え、ステージに立って下さったこともあります。また、ときには関東ばかりでなく秋田や仙台、神戸などから毎週夜行バスで通って下さった方などもおり、夏のイベントには、いつも多くの方の情熱がつまっています。
 今年もなんと、大阪や京都の方が参加してくださり、共にここまで一生懸命、スタッフとして小道具を作ったり、キャストとして稽古を積んだりしてきてくれました。本当に、ありがとうございます。

 たった3人で始めた手話パフォーマンス活動は、20人程度の小さなライブハウスから始まり、少しずつ大きくなって、渋谷の路上でライブをして200人の観客がおしかけ、おまわりさんに追い出されたり(笑)、いろんな劇場を苦労してお借りしたりしているうちに、話題を集めるようになりました。
 いろんな方が声をかけてくださって、手話の歌をレコード会社から出したり、テレビなどで、いろんなアーティストの方に手話指導をしたり、また、テレビドラマの手話指導や、出演の機会もいただくようになりました。
 私たちが、手話パフォーマンスを始めたころのように、多くの人が、手話に魅力を感じるようになってきたことも、その理由の一つだと思います。
 
かつて子どものころ、手話で話すと、白い目で見られたという20~30代のろう者のメンバーたちも、最近は、世の中が変わり、同じように手話で話す自分たちに向けられる人々の目が、大きく変わったとよく話してくれます。
若い人や子供たちが、手話を見ると目を輝かせて、「自分も話してみたい」と言ってくれるのだそうです。

 今回のストーリーは、「叔母さん!こんにちは!~僕が手話を覚えた理由(わけ)~」というタイトルです。きいろぐみのメンバーである 聴者 太田徳宏(おおた・のりひろ)の実際の経験を物語に盛り込み、「ひろし」と言う名前で、そのまま主役を演じてもらっています。
 ろう者の叔母を持つひろしは、幼いころ山形の田舎で育ち、仕事で東京に出てきて手話の存在に気づきます。この手話なら、優しかった叔母さんと話せるに違いないと確信したひろしは、家族に内緒で手話を習い、再び叔母さんに会いに行くのです。

 かつて、手話を偏見の目で見られ、周りの人と思うように話せず苦労した60代70代以上のろうの人々にとって、自分の子供や孫、かわいかったおいやめいが、自分たちに手話で話しかけてくれることは、どんなにうれしいことだろうかと、彼の体験を聞き、胸が熱くなる思いがしました。

 そしてまた、私自身、若かった頃、一生懸命手話を学んでいたとき、いつも笑顔でかわいがってくれた、当時のろうのおじちゃん・おばちゃんたちのことが頭に浮かんできます。あの頃、何の縁もゆかりもない若い女子大生が、突然手話サークルにやってきて、毎週面白そうに手話を覚え、どんどんうまくなって、いつもろうの自分たちと笑って話していると思えば、それは、彼らにとって、どんなに微笑ましく、うれしく、喜びに満ち溢れた時間であったろうか。
 私が、どんな偉そうなことを言おうが、誰とケンカしようが、通訳がうまくできなかろうが、いつも「まあまあ・・、ほら、一緒にお茶に行こうよ。」「大丈夫、大丈夫、また来週もお願いね」「今日は遅くなったから、僕が家まで車で送ってあげるよ」と、私を大事にしてくれて、いつも目を細めて話してくれた、ろうの人たちの目が手が、笑顔が、今も私を、突き動かしている。
 私の目の前には、いつも、あの時のろうのおじちゃん・おばちゃんたちがいて、あの時のように笑ってもらいたくて、私はこの舞台に立っている。

 音声でもいい、手話でもいい、日本語でも、英語でも、そのほかの外国語でも、あなたが「こんにちは」と話しかけ、その人が明るい笑顔になってくれたら・・・。そう思う相手が、いるだろうか。
 「叔母さん!こんにちは!!」それは、叔母さんと子供のころから長く話すチャンスを逸していた青年が、勇気を出して話しかけた最初のひとことだ。
 あなたにもきっとある、子供のころの夢を、そっと胸に抱きしめてもらえたら。そう願って、今回のストーリーをお送りします。

 いつも、私たちの舞台を応援し、泣いたり笑ったりしてくださっているすべてのお客様、そして、至らない私たちにたくさんの力を貸して下さり、ステージを夢の国のように照らしだし美しい音をホールに響かせてくださっている、横浜市港南区民文化センターひまわりの郷の皆さんに、心からお礼申し上げます。いつも、本当にありがとうございます。

とら.png

この記事へのコメント

suechan
2014年08月21日 12:35
きいろぐみには…長い長~い歴史があるんですね(^^)
(σ*´∀`)は、今年の1月から手話あいらんどで手話の勉強を始めてKAKE講師、中嶋講師、河内講師、花井講師に出逢い…一緒に手話の勉強にいらしてる方々とお友達になり…楽しく勉強して来れました♪
手話を学びたい!!というきっかけだった…ろうのお客様とも先日、大雨の日に♪手話で会話する事も出来ました。
ドラマのオレンジデイズは何度も何度も観て…勉強を始めてからはドラマの中の手話の会話を読み取る事が出来るようになりました。
きいろぐみのミュージカルは、まだ拝見した事がナイので…わくわく((o(^∇^)o))感とどきどきo(^o^)o感で♪いっぱいです♪
演じる方々は、大変なのでしょうが…
単細胞の(σ*´∀`)は…ただただ♪楽しんで下さい(*^ー^)ノ♪…と思っています♪
きいろぐみにとって♪25周年という記念
の年に、こうして、こんな形でも関わる事が出来て(σ*´∀`)は幸せです♪
手話の勉強も!!もう少し頑張って行こうと思います。
南 瑠霞本人
2014年08月22日 15:16
suechan ちゃん、いつもありがとうございます!!
みんなで頑張りますね。
当日は、元気にお会いできればと思います。
よろしくお願いします。

この記事へのトラックバック