手話における擬態語・擬音語の表現

きのう、都内のとある手話サークルにお邪魔したら、
みなさんで、
擬態語・擬音語を手話でどう表現する?
と 全員でいろんなジェスチャーをしながら、
様々な方法を試していました。

たとえば 「ガラガラ」
人がいなくて、部屋がガラガラ・・・
スーツケースを運ぶ音が、ガラガラ・・・
赤ちゃんのおもちゃが鳴って、ガラガラ・・・

「ガタガタ」
家の建てつけが悪くて、あちこちがガタガタ・・・
地震で家具が揺れて ガタガタ・・・
怖くて震えて ガタガタ・・・

「ゴロゴロ」
猫ののどが、ゴロゴロ・・・
カミナリが、ゴロゴロ・・・
なまけ者の人が、家で何もせずにゴロゴロ・・・

「ザーザー」
雨がザーザー降る・・・
テレビの音がザーザーいっている・・・

などなど、
皆さんが、順番に表わすのですが、
表現方法も、それぞれ個性があって、
とても楽しい勉強でした。

ねこ.png

また、そこには、ろうの方もおられて、
「擬態語・擬音語のイメージなどは、
音声の言葉の語感だから、
ろう者がそういう表現をする習慣はないね。」
とか、
「へえ、それを言葉にすると、そういうイメージなんだ!!
擬音や擬態語の意味が、ちょっとわかった!
ろう者と聴者では、感じ方が違うね!!」
となど言った、意見交換もあって、
互いの言葉や感覚の違いを確認し合う場面も!!

なるほど、
ときには、こういう学習も、
いいものだなあ!!と、
ちょっと感動しました。

手話と音声言語では、こういった面でも、
感覚の違いがあることに、
改めて、気づかされ、
いい勉強をさせてもらいました。

手話を学ぶとは、また、
日頃自分たちが使っている、
音声言語、日本語を理解することにもつながる、
素敵なことだと、実感しました。

本当に、ありがとうございます。

この記事へのコメント

合田洋子
2014年09月05日 09:15
昨日は素晴らしいパフォーマンス見せていただき、ありがとうございました。みんな大感激でした。南さんの圧倒的な表現力を目の当たりにして大いに刺激をうけました。また機会がありましたら寄ってくださいね。
南 瑠霞本人
2014年09月05日 20:48
合田洋子さん、
突然だったのに、皆さんに仲良くしていただいて、
本当に、ありがとうございました。
勉強会も、参加させていただいて、
とても楽しかったです。
感謝いたします。
ぜひ、今後ともよろしくお願いします。

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