手話の右利き・左利き
いろんなところで、手話講座をさせていただくと、
よく、「左手と右手、どちらを使ったらいいですか?」とか
「私は、左利きです。右利きに直した方がいいですか?」
と、尋ねられることがあります。
実は、手話には、右利きの手話、
左利きの手話があり、
基本、どちらの手を使っても、
表現は自由です。
動きやすい方の手を動かせば、
どちらの手でも、意味が変わることはありません。
入門や初級のころ習う、指文字も同様に、
右手でやっても、左手でやってもかまいません。
一般に、手話辞典などでは、
指文字は、右利き用の表し方が紹介されていますが、
左利きの人は、これを反転させ、
すべて、鏡で写し取るように表現すれば、
OKです。
それから、さらによくある質問で、
「みんなで手話の歌を歌います。
左利きの人の手話は、
右利きの人に合わせて、反対の手を使ったほうがいいですか?」
と、尋ねられることがあります。
この質問に、
わたしは、基本、「どちらでもいい」と答えています。
「みんなが揃って、同じ手を動かしたほうが、見栄えがいいので、
少数派の左利きの人は、多数派の右利きの人に合わせて、
反対の手を動かしてもらいたい。」
というのも、一つの考え方ですし、
「左利きの人は、左手を動かすのが自然なこと。
無理に右利きに合わせるのは、不自然。
左利きの人は、左手のままでよい。」
というのも、一つの考えです。
ただ、これはあくまで私の考えですが、
それが子供たちであった場合、
左利きの子の手話を、右利きに合わせさせことは、
私は、あまりしません。
子供たちには、一人ひとり個性があり、
さらに手話は振付ではなく、言葉ですので、
何でもかんでも、右利きの子に合わせさせるというのは、
左利きの子の、脳の構造に、
無理をさせるような気がするからです。
手話を見て覚えたとき、
自然に動く方の手で表現させてあげたほうが、
その子にとっては、
のびのび話せる豊かな表現につながる可能性があります。
自分の考えや感覚が、直結する言葉を身に着けるとき、
思いついた方の手ではなく、
反対の手を動かすというのは、
どうにも、不自然で、違和感があります。
それを、全体の見栄えのために、
右利きに合わせさせるということは、
わたしは、あまりしたことがありません。
左利きの子が何人かいた場合は、
バランスよく、左右の端に立ってもらったり、
逆に、真ん中に来てもらったり、
またはけっこう、気にせず、
その場所で、左利きならではの手の動きで、
みんなと同じように並んで、
表現してもらったりしています。
手話の歌では、そういったことより、
子供たちに、元気に歌ってもらうとか、
表情豊かに手話を表現してもらう、
というようなことの方が、重要なような気がします。
いろんな考え方があると思いますので、
これは、あくまで、私の好みの問題の範囲です。笑
私の経験や思いは、
絶対的なものではありません。
ただ、これ、
とてもよく質問を受けるので、
参考までに、ご紹介させていただきました。

そんなわけで、左利きのあなた。
手話は、どちらの手でやっても大丈夫です。
そういったことを気にしすぎず、
まずは、ろう者の友達と、
楽しくお話することができるといいですね。
あなたの手話との出会いが、素敵なものになりますように。
よく、「左手と右手、どちらを使ったらいいですか?」とか
「私は、左利きです。右利きに直した方がいいですか?」
と、尋ねられることがあります。
実は、手話には、右利きの手話、
左利きの手話があり、
基本、どちらの手を使っても、
表現は自由です。
動きやすい方の手を動かせば、
どちらの手でも、意味が変わることはありません。
入門や初級のころ習う、指文字も同様に、
右手でやっても、左手でやってもかまいません。
一般に、手話辞典などでは、
指文字は、右利き用の表し方が紹介されていますが、
左利きの人は、これを反転させ、
すべて、鏡で写し取るように表現すれば、
OKです。
それから、さらによくある質問で、
「みんなで手話の歌を歌います。
左利きの人の手話は、
右利きの人に合わせて、反対の手を使ったほうがいいですか?」
と、尋ねられることがあります。
この質問に、
わたしは、基本、「どちらでもいい」と答えています。
「みんなが揃って、同じ手を動かしたほうが、見栄えがいいので、
少数派の左利きの人は、多数派の右利きの人に合わせて、
反対の手を動かしてもらいたい。」
というのも、一つの考え方ですし、
「左利きの人は、左手を動かすのが自然なこと。
無理に右利きに合わせるのは、不自然。
左利きの人は、左手のままでよい。」
というのも、一つの考えです。
ただ、これはあくまで私の考えですが、
それが子供たちであった場合、
左利きの子の手話を、右利きに合わせさせことは、
私は、あまりしません。
子供たちには、一人ひとり個性があり、
さらに手話は振付ではなく、言葉ですので、
何でもかんでも、右利きの子に合わせさせるというのは、
左利きの子の、脳の構造に、
無理をさせるような気がするからです。
手話を見て覚えたとき、
自然に動く方の手で表現させてあげたほうが、
その子にとっては、
のびのび話せる豊かな表現につながる可能性があります。
自分の考えや感覚が、直結する言葉を身に着けるとき、
思いついた方の手ではなく、
反対の手を動かすというのは、
どうにも、不自然で、違和感があります。
それを、全体の見栄えのために、
右利きに合わせさせるということは、
わたしは、あまりしたことがありません。
左利きの子が何人かいた場合は、
バランスよく、左右の端に立ってもらったり、
逆に、真ん中に来てもらったり、
またはけっこう、気にせず、
その場所で、左利きならではの手の動きで、
みんなと同じように並んで、
表現してもらったりしています。
手話の歌では、そういったことより、
子供たちに、元気に歌ってもらうとか、
表情豊かに手話を表現してもらう、
というようなことの方が、重要なような気がします。
いろんな考え方があると思いますので、
これは、あくまで、私の好みの問題の範囲です。笑
私の経験や思いは、
絶対的なものではありません。
ただ、これ、
とてもよく質問を受けるので、
参考までに、ご紹介させていただきました。

そんなわけで、左利きのあなた。
手話は、どちらの手でやっても大丈夫です。
そういったことを気にしすぎず、
まずは、ろう者の友達と、
楽しくお話することができるといいですね。
あなたの手話との出会いが、素敵なものになりますように。
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