手話あいらんどTVクロスカルチャー「ホテルでの会話」

年末年始の旅行シーズン、
今回のクロスカルチャは、
ホテルでお客様を迎えるときの、
カンタンな会話をご紹介しています。



(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャーーーーーー!!
ことぷきです。ろう者です。
よろしくお願いします。

年末年始、
ろうのみんなもいろんな所に旅行に行くと思います。
僕の、ホテルなどでの経験をお話しましょう。
僕の場合、朝食で、
立派なお膳が出てきても、
それでは足りなくて、おなかがすきます。笑
ですから、好きなものがいっぱいとれて、
嫌いなものは食べなくてもいい、バイキングが好き。
そういう条件のホテルを、
インターネットで探して予約します!!笑

そして、ホテルに行くと、
フロントでは、聴こえないと伝えると、
筆談をしてくれます。

ただ、火災や地震などの災害時は、
スタッフの方で、お部屋に伺って、
カギを開けて起こさせていただきます。
と、言われることも。
カップルの夜の大事な時間にホテルの人が来たら、
ちょっとびっくりするね。笑

このほか、ホテルによっては、
(事前に、聴こえないと伝えておけば)
具合が悪くなったりして、誰か呼びたいとき、
会話をしなくても、電話の受話器を取って、
ボタンを押せば通じるというところもあるようです。

僕たちは、友達同士の旅行も多いのですが、
4人で行くと、二人ずつで部屋が分かれます。
互いの部屋に行きたいときは、
自動ロックの場合は、
「今からそちらに行くよー」とメールして、
相手の部屋に行きます。
自動ロックのない場合は、カギをかけず、
お互い朝まで自由に行き来することもあります。

では、
ホテルで、聴こえないお客様が見えた時の、
手話会話をちょっとご紹介します。

「いらっしゃいませ。ご予約の佐藤様ですね。」
⇒ いらっしゃいませ・おじぎ・予約・佐藤・~か?

「ホテルのお風呂は温泉となっております。」
⇒ ホテル お風呂 温泉 あちら(指さし)
※『温泉』という手話は、温泉マークが語源です。
※この文の最後は、温泉(お風呂)の場所を『指さす』のがいいと思います。

「朝食は、7時からです。」
⇒ 朝 ごはん 時間 7
※手話の数字の7は別の表現がありますが、覚えるのが大変な場合は、指を7本立てればOK! 

「お気をつけて お帰り下さい。」
⇒ 気を付ける 帰る 下さい(お願い)
※『気を付ける』の手話は、気を引き締めるといった意味の表現です。
※『帰る』は、手前の人が遠ざかって小さくなっていくイメージ。

「本当に ありがとうございました。」
⇒ 本当 ありがとう おじぎ
※『ありがとう』の手話は、力士の手刀が語源です。

では、みなさんも、
年末年始、楽しく過ごして下さい。
またお会いしましょう。
さようなら~~~~~~!!

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