最高のクリスマスプレゼント!神奈川県「手話言語条例」可決!!

2014年12月25日
神奈川県議会の傍聴に行ってきました。

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手話言語条例の話題の高さから、
議場210の傍聴席は、ほぼ満杯状態。
多くの人が見守る中、
総員起立(全会一致)で、
条例が可決されました!!

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条例案提出のあと、
〇 障害者のコミュニケーション問題でいえば、
点字などほかにも数々の方法はある中で、
なぜ、「手話」に焦点を当てた取り組みが必要なのか?
〇 今後の市町村レベルとの連携は?
〇 「ろう者」という言葉を組み入れた意味は?
など、様々な質問も出る中、

手話は、一つの文法形態・文化を有する一つの言語であること、
また、今後、県民の最も身近な自治体である市町村レベルで、
具体的取り組みが必要であること、
手話を母語とするろう者という存在を抜きにこの条例は語れないなど、
様々な回答を経て、

採決は、満場一致となりました。

議員の方の中には、
「これをゴールとするのではなく、
まさに一つのスタートとしたい」
「手話を一つの言語ととらえ、
福祉・教育の域をさらに超えて、
広がることを目指す。」
とコメントする方もあり、
多くのろう者・聴覚障害者の方々の願いが、
少しずつ、
一般の人にも、理解され始めたことを
実感することのできる議会となりました。

条例可決後、関わった多くの議員と、
県聴覚障害者連盟の100人以上のみなさんが、
手を取りあったり、抱き合ったりと、
長年の苦労が報われた1シーンを拝見し、
歴史的場面に、立ち会わせていただいたことに、
心より感謝申し上げます。
本当に、おめでとうございます。
感動をありがとうございました。

かつて、「手話は言葉じゃない」
「口でしゃべりなさい」
など、数々の言葉を投げかけられた
私の知る多くのろうの友人・知人、ろう運動の先輩たち。
また、すでに亡くなってしまった、
ろうのおじいちゃん、おばあちゃんたち。
たくさんのろうの人たちにとって、
これは、暖かく、激しく、熱く、うれしく、
喜びと勝利に満ちた瞬間の訪れであったことが、
伝わってくる議場にて!
祝!!

ここから、また、新しい道を作っていくことは、
さらに、大変な問題が待ち受けているに違いないとも思います。
ずっと、変わらず、そばで、共に!

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2014年12月25日
神奈川県で可決した「手話言語条例」は、
素敵なクリスマスプレゼントになりました。
横浜市からの帰り、
高速道路には、小雪がちらつき、
街頭に照らされて白く光るたくさんの粒が、
流星のようで、
さらに祝福されているように感じました。
うれしかった。

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