南紀国道沿い津波への対策

先週1週間ほど実家のある和歌山に車で帰省しました。
車での南紀への旅は、2年ぶりくらいのことでした。

久しぶりに紀伊半島の南の海沿いの国道を走ると、
100メートルごとに、
何かの目印のように、数字がくっきりと書かれていました。

国道42号.JPG

どうやら、この数字は、海側の上空から見ると、
正位置に確認でき、
そこが、おおよそ、どこから何キロ地点かが、
わかるように記されたもののようです。

地元の方にお聞きすると、
津波などが起きたとき、ヘリコプターから見下ろすと、
一目でわかるように、するためではないか?
ということで、
こうした数字は、この1年で、次々描かれていった
のだそうです。

津波の心配がうたわれるようになり、
地元では、あきらかに、高台の土地の人気が上がり、
今まで、ほぼ海抜ゼロメートル地帯にあった大きな病院も、
山側の丘の上に移動しました。

このあたりでは、
人は、海沿いの狭い土地に寄り添うように家を建てて、
暮らしています。
海側は開けていますが、
山側は、一気に崖のようにそびえ立ち、
何かあっても、急に高台に上がれる状況にないところも
たくさんあります。
そんな中、緊急で山の斜面に上がれる避難階段やはしごなども、
状況に合わせて、
あちこちに増やしているということです。

そんな対策の一つが、国道の数字なんですね。

南紀の海岸線.JPG

南紀の海岸線沿いに、車を走らせると、
カーブを回るごとに、
次々、美しい景色が、目に飛び込んできます。

地震データ.png

この地域に、かつて大きな津波が来たのは、
およそ70年前。
終戦直前のころのことです。
マグニチュード8.0の地震で、
2m~5mの津波となっています。
入り江の奥では、さらに高い波となって、
地域を襲うことも見込まれ、
津波は、地元海岸線に住む人たちの、
心配事の一つとなっています。

何を準備しても想定外のことも起こるし、
効果がない場合もあるでしょうが、
何かしておけば、
また、役に立つこともあるかもしれません。
地元でコツコツ、こうした対策を講じてくださっている
行政ほか多くのみなさんに感謝いたします。

3.11を境に、
南紀でも取り組まれている様々な試みに、
思いを寄せつつ、
各地ここからも、
安全で平穏な日々であることを祈ります。