『です。』という手話は、もう古い?

最初に習う手話に、
「わたしの名前は、○○です。よろしくお願いします。」
というのがあります。

20年くらい前までは、
「私・名前・○○・です。よろしく・おねがい。」
と教えてもらうことが多かったように思います。

でも!!
いま、この『です』という表現、
あまり使われなくなってきました。

ろう者のネイティブな日本手話が注目される中、
この『です』という表現が、
本来、ほとんど使われることがないからです。

それに代わって使われるのは、
「私・名前・○○・言う(申します)。
よろしく・おねがい(この2語はつなげて表現)。」
または、
「私・名前・○○・私(主格を改めて示す)。
よろしく・おねがい(この2語はつなげて表現)。」
などです。

今、『です』とつけて習っている人は、
年々減っており、
後者の表現が増えています。

『です』は、音声対応的表現など、特別な場合をのぞき、
ちょっと不自然だと言われるようになってきているようです。
皆さんも、チェックしてみてくださいね。

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2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、
東京都が平成27年版として配っている手話ガイドでも、
もう、『です』という表現はありません。

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一方
これまで『です』として、使われてきた表現は、
「ある」という状況を示す場合にはよく用いられます。
これも、
単に目の前の空間に手を置くだけでなく、
「財布は、このかばんに『ある』」では、
カバンに『ある』という手話をあてる。
「心得ています」「胸(心)にある」などの場合は、
胸にこの『ある』の表現を持っていく。
など、
場合によって位置や向きの変わる手話ですので、
使い方をチェックしてみてください。

「ある」
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目の前にてのひらを置くように。
(C)ゲームで学べる手話辞典/SoftBank―iPhonアプリ
(手話監修:手話あいらんど)