結婚式(披露宴)の手話による司会!うけたまわってます!!

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6月が近づき、
ジューンブライドという言葉を思い浮かべます。
ギリシャ神話の中で、母であり女性の代表として、
あがめられる女神に、ヘラという名の人がいます。
この女神さま、ローマ語では、
ユーノ(Juno)と呼ばれるのだそうです。
そのユーノ(Juno)から来たのが、
6月の「JUNE(ジューン)」。
6月、ユーノに見守られて結婚した花嫁は、
多くの幸せに恵まれると言われ、
現在『ジューンブライド』という言葉になって、
伝えられているのだそうです。
ジューンブライドには、
このほか、いろんな説があるようなので、
あなたも調べてみてください。

6月は、日本では、木々の葉を洗う、
美しい雨の季節。
水の恵み豊かな光輝く時期は、
新しい多くの緑の芽吹く、
命の始まりの季節でもあるように思います。

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もともと、人前で司会をしたり、
子どもショーのお姉さんをしたり、
ラジオで話したりしていた南は、
手話ができたことで、
あるときから、
ろうの皆さんの、手話付きの司会を承るようになりました。

聴こえない新郎と、聴こえる新婦。
聴こえる新郎と、聴こえない新婦。
ある時は、お二人ともろう者のカップル。
また、とある聴こえるカップルの、
出会いの場が手話サークルであったことから、
ろうの友達がたくさんいるので、
手話をつけて進行してほしい。
そう、話してくださったお二人もいます。

皆さん、職場や家族に聴こえる親族、
上司や友人も多く、
音声中心で生活している人に囲まれ、
一方、日ごろの親しい仲間に、
手話を学ぶ人やろう者の友達が、
たくさんいる方々です。

手話を知らない人にもわかるよう声を付け、
そして、手話で話す仲間のために、手話もつけて、
同時に司会をしてくれる人が、
けっこう少ないので、
披露宴などでは、どんな人に司会を頼もうかと、
迷うことも多いのだそうです。

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これまで二人が生まれ育ち、
学び、働く中で培ってきた二つの世界が、出会い、
あらためて融合していくのが、
結婚であり、
その始まりが披露宴。

新郎新婦はみな、
それぞれご縁のある方に、
今後もよろしくお願いします!!
と心から、あいさつし、
また、楽しんでもらいたいと願っています。

そんな中、年間数組のカップルが、
ぜひ、南さんに司会を!!
と、相談してくれるのです。
本当に、うれしく、誇らしく、
感謝でいっぱいの瞬間です。

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披露宴には、独特の言い回しもあり、
単に普通に丁寧に進行をするだけでは、
形にならない面もたくさんあります。
音声の言葉と、手話表現を、
どう一致させていくかなど、
一般の披露宴の司会とも違う、
いろんな工夫も必要です。
また、聴こえるお客様のごあいさつには、
聞き取り通訳、
ろうの方のスピーチには、
読み取り通訳が必要で、
そうした、通訳スタッフのみなさんとの連携も、
大切なものになってきます。

そうしたことを一つ一つ、
新郎新婦と打ち合わせしながら、
毎回、2か月くらいかけて、
本番に向けて一緒に準備をしていきます。

人生の、新しいスタートとなる新郎新婦にとっても、
ご両親等ご家族にとっても、
思い出に残る大切な披露宴の司会に、
いつも、身の引き締まる思いで、臨ませていただいています。

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全国でもまだまだ人材の少ない、
披露宴の、音声と手話による正式な司会。
今後、こうした手話の輪も、ますます広がって、
多くのみなさんの幸せのお手伝いができればと思います。

みんなで一緒に、結婚という幸せの扉を、
暖かい手話とともに、開きましょう!!
ありがとうございます。