宇宙人総理~政見放送のまじめな撮影方法(笑)
先日は、NHK LIFE「人生にささげるコント」の、
政見放送を、ご覧いただきありがとうございました。笑

http://minamiruruka.seesaa.net/article/418744307.html
「コントで手話が使われて楽しかった!!」
「お笑いに手話が入るというのは初めて!」
「これから時代が変わる!と感じた!」
という、ろうの皆さんや手話関係者の声のほか、
「手話で初めて笑った!」
「手話!おもしろい」
「総理の目の光線、手話の人も出せるんだ!笑」
など、一般の方にも、ご注目いただき、
本当に、感謝しています。
このほか、
「この手話は本物なの?」
「実はアフリカの某国のパクリで、でたらめ手話?」
とか、
「これ、本物の政見放送セット?」
など、この間、
問い合わせもありましたので、
お答え & ご説明をさせていただきます。
私は、手話通訳士であり、
日頃、手話パフォーマーとして活動しています。
今回は、コントの中の政見放送を!!
とご相談いただき、
素敵な試みに、喜んで参加させていただきました。
まず、手話については、
もちろん、手話通訳士として、
きちんと真面目にさせていただきましたので、
そのまま 宇宙人総理と、小津えるさんの会話を、
素直にお伝えしています。
話の内容に、ありえない部分が多々ありましたので、
多少楽しくなっているのは、ご愛嬌!笑
また、服装も、通常の通訳ルックにして、
撮影に臨ませていただいています。笑
選挙における、政見放送は、国家資格を持つ、
手話通訳士の大事な仕事の一つですが、
男性なら、背広、スーツ、白いシャツに地味なネクタイ。
女性も、黒、茶色、紺のスーツなど、
政治をつかさどる方々の後ろで通訳するために、
まじめできちんとした服装が求められます。
さらに、メガネは照明などで光が反射し、
目元の表情が見えにくくなるので、
出来れば外したほうが良い。
同様に、キラキラした大きなイヤリングや、
ペンダント、指輪などもつけない。
ネイルも、派手な赤などのカラーや、
違和感のある色や模様がついていてはダメ。
この辺が、
通訳ルックの基本路線です。
私もそれに倣った形で手話の見えやすい服を選び、
本番では、赤い髪をかくして、
黒いカツラをかぶせていただきました。
ほぼ、こうしたスタイルの手話通訳士が、
本来の政見放送でも、一般的かと思います。
また、撮影の仕方も、
今回は、いつもの政見放送と同じ、
そのままのNHKのセットだったようです。
逆に言えば、
今回、宇宙人総理の政見放送を見た方は、
手話通訳の付く政見放送のあり方を、
そのままご覧になったことになります。笑
日ごろ、一般の方は、ああ手話か・・と、
あまり、気にかけない場合も多いかもしれませんが、
逆にお笑いという形で見たことで、
皆さんにも、興味や理解の輪が、
広がったのではないでしょうか。笑
本当にありがとうございます。
ちなみに、その政見放送の、
セットの図面です。

二人で話す場合は、カメラのレンズの対角線上に、
放送で話す原稿がそれぞれモニターに映し出され、
目線をずらさず、読めるようになっています。
後ろの通訳士も、それを見ることはできますので、
わからなくなったら、確認できます。
ただ、話にはリズムがありますので、
出来れば、原稿を見ることなく、カメラを見て、
聴こえてきた話を、通訳したほうが、よりスムーズです。
現場では、一つのカメラを囲んで、
様々な工夫が凝らされているんですね。
これは、一般の政見放送でも、
同じように組まれることになりますので、
皆さんも、ぜひ、
次回総選挙の時などには、思い出して、
参考にしてくださいね。
お笑いを通じて、多くの方にも手話に触れていただき、
とてもうれしく思っています。
本当に、ありがとうございます。
番組スタッフのみなさん、
そして、内村さんほか、楽しいキャストの皆様方にも、
心から、お礼申し上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=YaMh1Qb7jkw&app=desktop
ネット上に、前回の放送がアップされていましたので、
見逃したあなたは、見てみてください。
(うちの映像ではないので、字幕がありません。ごめんなさい。)
政見放送を、ご覧いただきありがとうございました。笑

http://minamiruruka.seesaa.net/article/418744307.html
「コントで手話が使われて楽しかった!!」
「お笑いに手話が入るというのは初めて!」
「これから時代が変わる!と感じた!」
という、ろうの皆さんや手話関係者の声のほか、
「手話で初めて笑った!」
「手話!おもしろい」
「総理の目の光線、手話の人も出せるんだ!笑」
など、一般の方にも、ご注目いただき、
本当に、感謝しています。
このほか、
「この手話は本物なの?」
「実はアフリカの某国のパクリで、でたらめ手話?」
とか、
「これ、本物の政見放送セット?」
など、この間、
問い合わせもありましたので、
お答え & ご説明をさせていただきます。
私は、手話通訳士であり、
日頃、手話パフォーマーとして活動しています。
今回は、コントの中の政見放送を!!
とご相談いただき、
素敵な試みに、喜んで参加させていただきました。
まず、手話については、
もちろん、手話通訳士として、
きちんと真面目にさせていただきましたので、
そのまま 宇宙人総理と、小津えるさんの会話を、
素直にお伝えしています。
話の内容に、ありえない部分が多々ありましたので、
多少楽しくなっているのは、ご愛嬌!笑
また、服装も、通常の通訳ルックにして、
撮影に臨ませていただいています。笑
選挙における、政見放送は、国家資格を持つ、
手話通訳士の大事な仕事の一つですが、
男性なら、背広、スーツ、白いシャツに地味なネクタイ。
女性も、黒、茶色、紺のスーツなど、
政治をつかさどる方々の後ろで通訳するために、
まじめできちんとした服装が求められます。
さらに、メガネは照明などで光が反射し、
目元の表情が見えにくくなるので、
出来れば外したほうが良い。
同様に、キラキラした大きなイヤリングや、
ペンダント、指輪などもつけない。
ネイルも、派手な赤などのカラーや、
違和感のある色や模様がついていてはダメ。
この辺が、
通訳ルックの基本路線です。
私もそれに倣った形で手話の見えやすい服を選び、
本番では、赤い髪をかくして、
黒いカツラをかぶせていただきました。
ほぼ、こうしたスタイルの手話通訳士が、
本来の政見放送でも、一般的かと思います。
また、撮影の仕方も、
今回は、いつもの政見放送と同じ、
そのままのNHKのセットだったようです。
逆に言えば、
今回、宇宙人総理の政見放送を見た方は、
手話通訳の付く政見放送のあり方を、
そのままご覧になったことになります。笑
日ごろ、一般の方は、ああ手話か・・と、
あまり、気にかけない場合も多いかもしれませんが、
逆にお笑いという形で見たことで、
皆さんにも、興味や理解の輪が、
広がったのではないでしょうか。笑
本当にありがとうございます。
ちなみに、その政見放送の、
セットの図面です。

二人で話す場合は、カメラのレンズの対角線上に、
放送で話す原稿がそれぞれモニターに映し出され、
目線をずらさず、読めるようになっています。
後ろの通訳士も、それを見ることはできますので、
わからなくなったら、確認できます。
ただ、話にはリズムがありますので、
出来れば、原稿を見ることなく、カメラを見て、
聴こえてきた話を、通訳したほうが、よりスムーズです。
現場では、一つのカメラを囲んで、
様々な工夫が凝らされているんですね。
これは、一般の政見放送でも、
同じように組まれることになりますので、
皆さんも、ぜひ、
次回総選挙の時などには、思い出して、
参考にしてくださいね。
お笑いを通じて、多くの方にも手話に触れていただき、
とてもうれしく思っています。
本当に、ありがとうございます。
番組スタッフのみなさん、
そして、内村さんほか、楽しいキャストの皆様方にも、
心から、お礼申し上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=YaMh1Qb7jkw&app=desktop
ネット上に、前回の放送がアップされていましたので、
見逃したあなたは、見てみてください。
(うちの映像ではないので、字幕がありません。ごめんなさい。)