ヘッドホン型補聴器!ピンチ!!大汗

道路交通法で、
自転車の乗り方のルールが厳しくなり、
ヘッドホンの着用が違反になったのはいいのですが、
聴こえない友人たちが、困っています。汗

最近、どんどんオシャレになってきた補聴器は、
耳穴式や、耳かけ式も、
カラフルなものが増え、
こだわりを持つ女の子たちは、
デコッた補聴器をつけることも多くなりました。笑

カラフル補聴器.png

ヘッドホン補聴器.png

また、補聴器の中には、
かつて、お弁当箱のような大きな集音器を、
胸に入れて、
耳にイヤホンやヘッドホンをつないで、
使っていたものもあります。
小さなろうの子供たちの中には、
これがカッコ悪くて、大嫌いだった子たちもたくさんいます。
その集音器が、今では、携帯電話などより小さくなり、
胸ポケットに、アイポッドのようにサッと入れられ、
これにメカニックなヘッドホンをつけたりして、
音が聞き取れるものも増えてきました。
この補聴器なら、おしゃれでカッコいいと、
ろうの若者を中心に、再び人気が盛り返してきています。
これらは、ヘッドホンタイプの補聴器と呼ばれています。

ところが、このカッコよくなった
ヘッドホン型補聴器が今、
自転車走行の際、受難に遭っています。大汗

こうした補聴器、
ごく普通の音楽ヘッドホンに見えるため、
自転車に乗っている聴覚障害者が、
街で次々に、
おまわりさんに呼び止められているのです。
また、事情を話して、
なるほど、補聴器か!それなら必要ですね!!
と分かってくれたおまわりさんは、まだましで、
聴こえない人の中には、
「まぎらわしいから、はずしてはどうか?」
と言われてしまった人までいるようです!!汗&驚!

いやいや、違います!!
聴こえない人は、車の音などを聞いて、
安全が確認できるように補聴器をつけているのであって、
外してしまったら、
その音が聴こえなくなるので、危険です!!!

聴こえる人は、
「危険音をちゃんと聞くために、ヘッドホンを外す。」
それと、まったく同じ意味で、
聴こえない人は、
「危険音をちゃんと聞くために、ヘッドホン型補聴器をつけている」
のです!!!!

こういうこと、ちょっと気づきにくいのですが、
警察のみなさんにも、知ってもらいたいですね。
ろう者・難聴者が、
「危険音を知るため/安全のために」つけている補聴器を、
はずせ!と言うのは、つまり、
おまわりさん自らが、
「危険行為をして下さい」と言っているのと
同じになってしまいますから・・・。涙

ちょっと気づかないけど、大事な事、
みんなで考えていきたいですね。
時代とともに、多くの学びを得ながら、
みんなで共に成長していければと願います。

いつも、ブログを読んでくださって、
本当に、ありがとうございます。
感謝。