感動！！手話で語る「横浜誕生物語」

横浜市の手話サークルに出かけたとき、
地元の聴覚障害者協会の方が、
とあるＤＶＤを、手持ちで販売されていました！！
「あ～～～～～～～～～～！！
それ、見たかったんです。
お願いします。私にもください。
お願いします！お願いします～～～～！」
と言うと、
その方は、「もちろん」
と、にっこりわらって、売ってくださいました。
１０８０円でした。

それは・・・・
今話題の、『手話で語る　横浜誕生物語』！！

家に帰って画面に向かって、およそ１時間。
お茶を飲むこともなく、見入ってしまいました。


これは、横浜市聴覚障害者協会が手がけた
横浜市の歴史を語る全編手話のＤＶＤ！！


語り部は、ＮＨＫ手話ニュースなどでもおなじみの、
小野　広祐さん。


歴史を再現する時代劇には、本物のろう者が登場し、
全ての会話が、豊かなネイティブの日本手話です。
画像は、黒船来航の「船」という手話を表現しています。


驚いたし、感動したのが、
ペリー役の外国人ろう者の方の手話！！
こちらも、ネイティブのアメリカ手話！！で
当時、もしペリーが手話で語ったら、
本当にこのような語り口で、このような表情だったのではないかと、
思わせるような表現です！！
ここまで頑張った演出に、拍手を送りたい気持ちになりました！！


通訳役には、今、ＮＨＫみんなの手話の講師も務めている
吉岡修さんも、登場！！


ＤＶＤでは、
当時、およそ１００戸しかなかった小さな横濱村が、
どうやって今日まで発展してきたのか、
また、今やおしゃれスポットの一つとなっている外国人墓地が、
どのような経緯でできたのかなども、手話で紹介されていて、
とても分かりやすい内容で、
聴こえる私にも、今まで知らなかったことを、たくさん教えてもらい、
感激でした！！


映像の後半では、
明治２年１８６９年、横浜に、
日本初の西洋式理髪店が登場したことにも触れ、
「横浜」という手話の語源となった説も、紹介されていました。

国際都市である横浜について語る、
これほど本格的な日本手話での映像は、
全国初のことだと思います。
監督は、古くからの友人である　
ろう者映画監督の大館のぶひろさん。
彼の、長年の活動と成長の一つの素晴らしい形が、
表現された映像であることにも、
おめでとう！の気持ちを伝えたいと思います。

地元聴覚障害者協会の心意気を見せていただいた
映像に、感動！！



一般社団法人　横浜市聴覚障害者協会
http://yokochokyo.sakura.ne.jp/