手話に誠実に向き合った舞台に感動!!
先日ご紹介した、手話の舞台を見に行ってきました!!
友人の坂本珠美(たま)ちゃんに誘ってもらい、
彼女の出演する作品を見せてもらったのです。
3~40人のダンサーのみなさんがひしめき合う中で、
たまは、たった一人の聴こえないダンサーとして、
ストーリーを演じていました。
その中で、主な出演者がすべて手話で演じたり、
また、誰かが手話をしなければ、誰かが代わりに通訳したりと、
自然な流れの中で、会話が進んでいました。
また、スクリーンには、文字による演出も、
たんに字幕情報としてにとどまらない仕掛けがいろいろもりこまれ、
聴こえる人も聴こえない人も
ともに楽しでもらいたいという願いが伝わってくる舞台でした。
手話関係者として、
心朗らかに見ることができました。
翻訳が丁寧であったこと。
演者の方々も、手話に真摯に取り組まれていたこと。
イメージを表現する、パワフルなダンスが全体のほとんどを占め、
セリフがなくても、そのストーリーが伝わってきたこと。
これらがうまくつながって、
聴こえない人や手話に対して誠実な舞台となっていたと思います。
こうしたことは、主宰者、参加者が、
本当の意味で、ろう者の友人とともに、何が作れるかと、
悩んだり、悔しい思いをしたり、
一生懸命ぶつかってこそ、成し得るものだと感じます。
もちろん、
ご自身たちには、課題もたくさんあったことと思います。
まだまだ、足りないと思った部分もあったことでしょう。
でも、手話という視点に立つ私から見たこの舞台は、
たまとともに演じたい、
聴こえないお客さまにも、思いを届けたいと願った仲間のみなさんの、
温かい気持ちにあふれた、
いい舞台だったと思います。
ちょうど、私も自分の舞台の隙間で、
こうした素敵な作品を拝見でき、
うれしい年末となりました。
私自身の活動ごと励まされたようで、
たまには、心から感謝します。
夢のあふれた舞台の成功!!
本当に、おめでとう!!