研修生の春
4月になり、各地の職場になどに、
新入が配属される季節となりました。
若くして新しく入ってきた新入社員のみなさんは、
職場のこともよくわからず、
4月入社の人は、まだ、1週間もたっておらず、
大変なこともいろいろあると思います。
今日の私は、とある家電量販店で、
新しい炊飯器を探していました。
いつも行く、地元の店に入ると、
たくさんの炊飯器がズラーッと並んでいて、
何が何だかわかりません。
最初に声をかけた店員さんは、
ハキハキした女性の方で、
炊飯器全体のことをよく御存じで、
値段や、それぞれのメーカーや型番によって、
どう違うかなどを、わかりやすく説明してくれました。
それで、しばらく考えることにして、
その方が去った後・・・
私は、少し値段が高いけど、
とても欲しいなと思ったものと、
そこそこの値段で、
今日は、この辺にしておいた方がいいかな?と思えるものの、
二つを眺めながら、迷っていました。
それで、とにかくその二つの在庫を調べてもらおうと、
先ほどの女性を探しましたが、
フロアーに見当たりません。
さらに、きょろきょろすると、
ちょっと自信のなさそうな、腕に「研修生」と腕章の付いた、
若い男性スタッフと目があいました。
あまりのおどおど加減と、まっさらな制服姿に、
『わ、この人、もしかして、もしかして!!
4月1日に入ったばかりでは?
大丈夫かな・・??』
と思ったのですが、とにかく、
「この二つの炊飯器の在庫、ありますかね?」
と、尋ねると、
「ええと・・ええと・・
はい。この炊飯器と・・・
こっちの炊飯器・・」
と言いながら、手帳にすべてのラベルをメモして、
「はい、すぐ調べてまいります。」と、
どこかに走って行ってしまいました。
そして、かなり長ーく待っていると、
その人が戻ってきました。
「ええと、左手のものは、今在庫がないので、
お取り寄せになります。」
「わかりました。で、右のは?」
と私が言うと、
「あ・・・」
と、明らかに忘れていたオーラを全開にしながら、
それでも、一生懸命、その商品のラベルを見直して、
「あ・・ここに・・
こちらも入荷待ちと書いてありますから、
在庫はないです・・ね・・・。
両方とも、お取り寄せになります。」
と、ちょっと、小声になりながら、説明してくれました。
『頼りないぞ、お兄さん!』と思って、
この会話の行く末がちょっと心配でしたが、
私は、今日炊飯器をすぐに買いたくて、店に来ていたので、
「近隣他店舗で、どこかに在庫がないか調べてください!!」
と伝えると、
また、その青年は、丸い目でまっすぐこちらを見て、
「はい!!調べてまいります。」
と、走って行ってしまいました。
『まあ、まじめさは、良しとしよう。
おどおどしているのは、新人だから仕方ないし・・。』
と思って待っていたら、
再び彼は、まっすぐこちらに走るように戻ってきて、
今度は、
「××店でしたら、左のものが3個、右のものが2個。
在庫がございます。
電車で移動されるようでしたら、〇〇線で・・・!」
「あ、車なんで。わかりました。すぐ行ってみます。」
ということで、すぐに移動を決定!!
ただ、彼は2度目は、両方の炊飯器と、在庫数。
そして、電車での行き方も確認して戻ってきたのです。
”おお!!ほんの一瞬の間に、彼は、成長して、
お客様が、どうしたいかを、
想像しながら調べ物をしてくれたんだ!”
と思うと、ちょっと嬉しくなりました。
私が、
「助かりました。ありがとう!!」
というと、
「いいえ!!ぜひまた、当店にもお越しください。
ありがとうございました。」
と、今度は、はきはきと答えていました。
自分が直接売り上げに貢献できなくても、
ちゃんと、チェーン店全体のイメージを引き上げ、
さらに、自分の店舗の宣伝も忘れず、
最後に「ありがとうございました!」も言えた。
すごいぞ。
なんだか私は、その店の先輩になったような気分になり、
彼を ほめてあげたくなりました。
たぶん入社5日目であろう研修生の彼は、
慣れないながら、自分のできることを一生懸命やり、
彼なりの接客を全うしたのです。
様々な人を指導する立場になり、
後進の育成をいろいろ考える大人になった私は、
『こういうことに、先輩も後輩も、ベテランも新人もない。
必要なのは、腕や経験ではなく、”どこを見ているか”だな』
と、彼の一生懸命な姿に、
励まされるような思いがしました。
この店、コジマ&ビックカメラ世田谷用賀店です!!
彼が教えてくれたのは、車で10分ほどの川崎市の店舗で、
移動してみて、
「本当に、ちゃんと近隣店舗を教えてくれたんだ!」と、
さらに、うれしくなりました。
そこには、彼が教えてくれた通り、
私の欲しい炊飯器があり、すぐに買って帰り、
夕食は、その炊飯器で炊いたご飯で頂きました。
とってもおいしくって、うれしくって、
感動的な夕食になりました。
頑張れ!全国の新人たち!!
あなたの見る未来は、自分自身の足で進めば、
必ずそこにたどり着ける!!

高い方の炊飯器を買いました。笑

玄米を炊いて、有機野菜のカレーを作りました!!喜!!
新入が配属される季節となりました。
若くして新しく入ってきた新入社員のみなさんは、
職場のこともよくわからず、
4月入社の人は、まだ、1週間もたっておらず、
大変なこともいろいろあると思います。
今日の私は、とある家電量販店で、
新しい炊飯器を探していました。
いつも行く、地元の店に入ると、
たくさんの炊飯器がズラーッと並んでいて、
何が何だかわかりません。
最初に声をかけた店員さんは、
ハキハキした女性の方で、
炊飯器全体のことをよく御存じで、
値段や、それぞれのメーカーや型番によって、
どう違うかなどを、わかりやすく説明してくれました。
それで、しばらく考えることにして、
その方が去った後・・・
私は、少し値段が高いけど、
とても欲しいなと思ったものと、
そこそこの値段で、
今日は、この辺にしておいた方がいいかな?と思えるものの、
二つを眺めながら、迷っていました。
それで、とにかくその二つの在庫を調べてもらおうと、
先ほどの女性を探しましたが、
フロアーに見当たりません。
さらに、きょろきょろすると、
ちょっと自信のなさそうな、腕に「研修生」と腕章の付いた、
若い男性スタッフと目があいました。
あまりのおどおど加減と、まっさらな制服姿に、
『わ、この人、もしかして、もしかして!!
4月1日に入ったばかりでは?
大丈夫かな・・??』
と思ったのですが、とにかく、
「この二つの炊飯器の在庫、ありますかね?」
と、尋ねると、
「ええと・・ええと・・
はい。この炊飯器と・・・
こっちの炊飯器・・」
と言いながら、手帳にすべてのラベルをメモして、
「はい、すぐ調べてまいります。」と、
どこかに走って行ってしまいました。
そして、かなり長ーく待っていると、
その人が戻ってきました。
「ええと、左手のものは、今在庫がないので、
お取り寄せになります。」
「わかりました。で、右のは?」
と私が言うと、
「あ・・・」
と、明らかに忘れていたオーラを全開にしながら、
それでも、一生懸命、その商品のラベルを見直して、
「あ・・ここに・・
こちらも入荷待ちと書いてありますから、
在庫はないです・・ね・・・。
両方とも、お取り寄せになります。」
と、ちょっと、小声になりながら、説明してくれました。
『頼りないぞ、お兄さん!』と思って、
この会話の行く末がちょっと心配でしたが、
私は、今日炊飯器をすぐに買いたくて、店に来ていたので、
「近隣他店舗で、どこかに在庫がないか調べてください!!」
と伝えると、
また、その青年は、丸い目でまっすぐこちらを見て、
「はい!!調べてまいります。」
と、走って行ってしまいました。
『まあ、まじめさは、良しとしよう。
おどおどしているのは、新人だから仕方ないし・・。』
と思って待っていたら、
再び彼は、まっすぐこちらに走るように戻ってきて、
今度は、
「××店でしたら、左のものが3個、右のものが2個。
在庫がございます。
電車で移動されるようでしたら、〇〇線で・・・!」
「あ、車なんで。わかりました。すぐ行ってみます。」
ということで、すぐに移動を決定!!
ただ、彼は2度目は、両方の炊飯器と、在庫数。
そして、電車での行き方も確認して戻ってきたのです。
”おお!!ほんの一瞬の間に、彼は、成長して、
お客様が、どうしたいかを、
想像しながら調べ物をしてくれたんだ!”
と思うと、ちょっと嬉しくなりました。
私が、
「助かりました。ありがとう!!」
というと、
「いいえ!!ぜひまた、当店にもお越しください。
ありがとうございました。」
と、今度は、はきはきと答えていました。
自分が直接売り上げに貢献できなくても、
ちゃんと、チェーン店全体のイメージを引き上げ、
さらに、自分の店舗の宣伝も忘れず、
最後に「ありがとうございました!」も言えた。
すごいぞ。
なんだか私は、その店の先輩になったような気分になり、
彼を ほめてあげたくなりました。
たぶん入社5日目であろう研修生の彼は、
慣れないながら、自分のできることを一生懸命やり、
彼なりの接客を全うしたのです。
様々な人を指導する立場になり、
後進の育成をいろいろ考える大人になった私は、
『こういうことに、先輩も後輩も、ベテランも新人もない。
必要なのは、腕や経験ではなく、”どこを見ているか”だな』
と、彼の一生懸命な姿に、
励まされるような思いがしました。
この店、コジマ&ビックカメラ世田谷用賀店です!!
彼が教えてくれたのは、車で10分ほどの川崎市の店舗で、
移動してみて、
「本当に、ちゃんと近隣店舗を教えてくれたんだ!」と、
さらに、うれしくなりました。
そこには、彼が教えてくれた通り、
私の欲しい炊飯器があり、すぐに買って帰り、
夕食は、その炊飯器で炊いたご飯で頂きました。
とってもおいしくって、うれしくって、
感動的な夕食になりました。
頑張れ!全国の新人たち!!
あなたの見る未来は、自分自身の足で進めば、
必ずそこにたどり着ける!!
高い方の炊飯器を買いました。笑
玄米を炊いて、有機野菜のカレーを作りました!!喜!!