村上安吉展~朝日新聞より(6/14)

現在和歌山県で開催されている「村上安吉展」が 
朝日新聞にて紹介されました!
村上安吉は、明治時代オーストラリアに渡った日系人で、
南 瑠霞の祖父にあたります。
http://www.asahi.com/sp/articles/ASJ6B3K0VJ6BPXLB004.html

<記事内容>
 串本町田並から戦前にオーストラリアに移住した村上安吉(1880~1944)が撮影した約100点の写真や潜水具を展示した企画展「村上安吉のライフストーリー」が、和歌山大学付属図書館内の展示室(和歌山市栄谷)で開かれている。
 写真の分析をしてきた写真作家の津田睦美・成安造形大学教授(54)によると、村上は1897(明治30)年に16歳でオーストラリアに渡航し、大陸北西部のブルームで活躍した。独学で英語を学び、現地の日本人から写真技術を習得。また当時、現地で盛んだった真珠貝の採取で、紀南から渡航した日本人ら移民のダイバーが潜水病で亡くなるのを防ぐため、独自に潜水マスクを開発して特許を取得するなど発明家としても知られたという。ブルームの日本人コミュニティーの会長も務めていたらしい。
 オーストラリアにあった村上の写真は戦争で散逸しているが、今回展示されている写真は村上が故郷の串本に住む母に近況を伝えるために送ったもので、娘の南ヤス子さんが約400点を大切に保管してきた。
 展示初日の10日には、村上の孫の南瑠霞(るるか)さん(55)=東京都在住=と、ひ孫の村上ジュリーさん(51)=オーストラリア在住=が会場を訪れた。孫の南さんは「グローバルな時代で海を越えた出会いを私たちがしていくため、多くの方に見てもらい和歌山移民のことを共有してもらいたい。海を越えて人と人とが出会った歴史は学びになる」。ひ孫の村上さんは「遠く離れた場所に移り住んでリーダーとして活躍した曽祖父を誇りに思う」と述べた。
 企画展は7月29日まで。展示室は土日曜・祝日休み、6月24日は休館日。(金子和史)

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(村上安吉展に展示されている様々な資料)

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(村上安吉が残したおよそ100年前の写真)

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(今回オープニングセレモニーに参加した
孫の南 瑠霞と、ひ孫のジュリー村上)