秋晴れの空に、まだまだ濃い緑!!
(短大中庭の大きなモミジの木を、毎週レポートさせてもらっています。
冬までの変化をお楽しみに!!)
今週も、神奈川県の短大にて、
声なしの1時間半の授業が、2コマ行われました。
(2コマというのは、つまり、クラスが2つあり、
同じ内容の授業を毎週2回行っているということです。汗&笑)
今週は、2度目の授業ということもあり、
みんな、少し雰囲気に慣れてきました。
1回目の授業では、
手話のあいさつなどを覚えましたが、
2回目の今週は、
一人一人の名字をそれぞれ確認していきました。
手話経験のない人は、
名前なら、手話の五十音にあたる「指文字」で表せばいいのかな?
と思っている人も、いると思いますが、
実は、ちょっと違います。
手話の名前は、それぞれ、
「青山」なら『青』と『山』
「山口」なら『山』と『口』
など、いくつかの単語を組み合わせて表現したり、
このほか、
『佐々木』『佐藤』『加藤』など、
手話独自の特徴のある表現もあり、
これらを、30人以上あるクラス全員でやると、
相当量の単語を覚えることになります。
名前の授業の日は、
手話の、実に豊かな様々な表現を、
互いの名前を通じて、
みんながたくさん学ぶことができるのです。
今週も、そんな充実した時間を、
みんなまっすぐな目で、
前を見つめながら、
一緒に学んでくれました!!
(短大周辺には、秋のいろんな花も咲いています。)
私は、多くの場合、
手話の授業は、声なしで進めさせてもらっています。
通常、100人以上の大教室でも、
手話経験の全くない学生たちに、
板書と身振りと、
次々に覚えていく毎週の手話を積み重ねて使いながら、内容を伝えています。
これでも、初回から、みんな、元気に目を輝かせながら、
ついてきてくれます。
手話学習における、
「声のない授業」「語りかけを中心としたナチュラルアプローチ」は、
とかく、難しいといわれがちですが、
要は、進め方次第!!
多くの授業を通じて、
実は、若者たちは、とても素直に積極的に、
「本物の手話」に触れたいと思っていることが、
肌から伝わってきます。
私が、なぜ、
手話の授業を声なしで行うのか?
という点については、また今度!!
みんなで楽しく手話を学びあいたいですね。
(玄米のお弁当、持参です。笑!!
最近お弁当作りにはまっています!!)