「休み」という手話は場合により変化します


長い夏休み 元気にお過ごしですか?
最近よく見る手話の間違い!
ちょっと、皆さんには、気を付けてもらいたいなーと思います。

それは、『休み』という手話です。

休み.jpg
「休み」
(C)手話あいらんど

この手話は一般に、
両手のてのひらを下に向け、両側から近づけることで表現します。
扉が閉まっているイメージを表わし、
学校や会社やお店が「休み(閉まっている)」であることを意味しているんですね。
この「休み」という表現は、
通常1回手を閉じ合わせて表します。

ところが、この表現、
1日だけのお休みの場合は、これで大丈夫ですが、
連休や、長ーい夏休みなどでは、
表現が、変化します。

「今度の連休、どこに行く?」とか、
「私、夏休み、ハワイに行くの」などの会話では、
この「休み」を一回表わしただけでは、
十分な意味が伝わりません。

この間違い、夏休みのこの時期は、
いろんな場所でお見掛けします。
ぜひぜひ、あなたも注意してみてください。

連休.jpg
『連休』 (C)手話あいらんど
連休の場合は、
「休み」の手話を、何度か(通常2~3回)並べて表現します。

長期休暇.jpg
『長期休暇』 (C)手話あいらんど
夏休みのように、長ーい休みの場合は、
閉じ合わせた手を、ずずーっと、そのまま横に引っ張って、
休みが連続してつながっていることを表現することもあります。


あなたもぜひ、
「休み」の手話の、応用表現を身に着けて、
ろうのお友達との会話を、
さらにバージョンアップさせてみてください。
聞こえない人に、
「あれ?手話、うまくなった?」
と、言われるかも。

この夏休みも、楽しく手話を、
勉強してくださいね。