手話あいらんどTVクロスカルチャー「防災に活用できるアイディアバンダナ」


今年度の、手話あいらんどTVクロスカルチャーは、
皆さんと一緒に、ちょっと防災について考えたりしています。
今回は、聞こえない人たちが提案している アイディアバンダナのお話。



(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー
いくみです。聴こえません。
南 瑠霞です。聴こえます。
よろしくお願いします。

手話あいらんどTVでは、防災情報も少しずつご紹介しています。
今日はこのバンダナについてお話します。

半分に折って、三角にすると・・・
一方には、「耳が聞こえません」
と書かれています。
避難所などで、耳の聞こえない人は、
姿を見ただけでは、聞こえないことがすぐにわかりません。
聞こえない人は、後ろから呼ばれてもわからないことが多いので、
このバンダナを肩の後ろにつけておくと、
気づいてもらえます。

もう一方は、「手話ができます」と書かれています。
手話の勉強中の人や手話通訳のできる人がつけておくと、
この人は、手話ができるんだ。
ということが分かります。
ろうの人のサポート、
また、避難所のスタッフにも、聞こえない人と話すときの通訳の役に立てます。

これは、南の考えですが、
通訳者が自分が被災者の時は、ちょっとこのバンダナは使いづらいように思います。
でも、近隣の町や県などに、ボランティアで入った時に役立つと思います。
がれきなどを片付けたりしているときでも、
このバンダナを付けていれば、
手話の必要な人がいた時、すぐに気づいてもらえて、サポートに入れます。

このほか、こうした布は、
もちろん、汗拭きなどにも使えるし、
ケガをした時にまくこともできます。
骨折などで添木などをした時の固定にも使えます。
このほか、防塵のマスクとして使ったり、
リュックなどにかけることで、
間に合わせの枕カバーのように使ったりもできます。

また避難所では、
しばらく大勢の方とともに暮らすこともあるかもしれませんが、
子供たちも、長い時間じっと我慢をしているのが大変です。
そんな時は、このバンダナで、遊んだりもできるかも。

★バナナの折り方紹介(動画をご覧ください)
★リボンの折り方紹介(動画をご覧ください)

こうしたバンダナも、ろう・手話関係者の間では、
今注目です。
これからも、みんなで防災について、考えていきましょう。

また、お会いしましょう。
サヨウナラ~~~~~~~~~~~!!

バンダナ.png

提供 : 手話あいらんど手話教室
http://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/
出演 : 南 瑠霞 ・ いくみ
構成 : 南 瑠霞
編集 : 蓮子 都