手話あいらんどTVクロスカルチャー「中嶋元美~ろう者として生きると決意した日」
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
7年前の3月、聴力を完全に失った中嶋元美。
ろう者として生きると決意した日を示す、
中嶋元美デフ・バースデー・パーティーが、
今年も、吉祥寺のライブハウスで開催されました!!
その時、インターネット動画アプリSHOW ROOM でも生放送された内容が、
まとめられて、クロスカルチャーに登場。
10代で失聴した若者が、なぜ、ろう者への道を決めたのか?
ぜひ、放送をご覧ください。
(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
中嶋元美です。ろう者です。
南 瑠霞です。聴こえます。
よろしくお願いします。
(拍手の音)
拍手をいただきました~。
今日は、中嶋元美デフ・バースデー・パーティーの
会場からお届けしています。
(さらに、大きな拍手!)
たくさんの方に来ていただいて、ありがとうございます。
デフ・バースデー・パーティーというのは、
元美の誕生日ではありません。
デフ・バースデーという意味は何かというと、
元美は、高校2年(7年前)の時に、
耳が聞こえなくなりました。
以前は軽い難聴で、補聴器と声で生活をしていました。
それが、7年前に、全く聞こえなくなったんです。
それをきっかけに、手話に出会いました。
こどものころの夢は、バレリーナでした。
でも、耳が聞こえなくなり、夢が消えた!と感じました。
そんな時、母が、いろいろ調べて、
手話パフォーマンスきいろぐみがある!と見つけてくれて、
出かけてみました。
そこで、南とろう者の男性が、手話で話しているのを見て、
すごい、これは、目で見てわかる言葉なんだ!と思いました。
今までは、一生懸命、聞こえづらい耳で聴こう聴こうとしてきたけど、
目でわかる言葉があるんだ!とわかりました。
以前は、聞こえる人のワールドで、
耳を使おうと努力してきましたが、
今は、聞こえない手話の世界にいます。
実際に聞こえなくなったのは、7年前の3月22日。
当時の手帳に、メモが残っています。
こうして、ろう者になり、手話に出会い、
自分の生き方が豊かに、また視野も広がったと思います。
こんな風に、人生を変えた日。
これが、デフ・バースデーです。
世間の多くの人は、
聞こえないのは、不幸・かわいそうと思うみたいで、
元美ちゃんが、デフバースデーパーティーをするというと、
不思議に思う人もいる。
これについてはどう?
確かに、中途失聴で、ろうとして生きる人は珍しいと言われる。
でも、自分では、変えた後の方が、明るくなれたと思っています。
人の人生はそれぞれで、、私はこれを選んだということです。
今日はその記念日ということですね。
ライブは、今年3回目。
去年までは、結婚式みたいなパーティーのイメージでした。
去年一緒に仕事をさせてもらったアイドルの方がいて、
そのライブに行ってみたら、お客さんみんなが大きなペンライトを振っていて、
あれがやりたい!!と、ワクワクしました。笑
今回は、ファンの集いみたいな、
ファンクラブ限定手話ライブのような感じでやりたいと考えて、
いろんな企画を準備してきました。
この後は、フォトセッション。
皆さんの席の周りを、を歩きます。
そして、このクロスカルチャーのほか、
SHOW ROOMの生配信筆談トーク。
パフォーマンスライブには、好きな歌もいっぱいあります。
このほか、元美ちゃんの個人のグッズが当たる抽選会も。
今後の夢は・・・
いろんな活動を始めて、いろんな人に出会ってきました。
ここから、もっと手話パフォーマンスの輪を広げて、
聞こえる人にも、ろうの人も、
私がいる!と知ってもらいたいです。
夢は、武道館のライブ!!
頑張りましょう。
これまでは、難聴者として声に頼り、
聞こえる人に合わせて生きてきたけど、
今は、ろう者として生きるという姿勢。
ろうとして生きるって、元美にとってどんな意味がある?
それは、自分らしいということ!
自分の気持ち・意見があるということ。
声の代わりに手があるということ。
手話で出会って、ろうの仲間も増えた。
いま、自分の居場所を見つけた!という感じです。
人生を変えるって、誰にとっても難しいこと。
今日のライブが、その勇気をもらえるライブになるといいですね。
これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。
また、お会いしましょう。
さようなら~~~~~~~~~~~~!!
提供 : 手話あいらんど手話教室
www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/
出演 : 南 瑠霞 ・ 中嶋元美
構成 : 南 瑠霞
編集 : 蓮子 都