手話あいらんどTVクロスカルチャー「ろう者と防災を考える~懐中電灯をより明るく」
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
このところ、関東では、小さな地震も続き、
なにかと、防災が気になります。
聞こえない人にとって、停電などの暗闇は、
耳が聞こえない上に目も見えづらくなり、
身動きが取れなくなるケースも。
あなたも、手話の防災トークで、
一緒に、知恵を膨らませましょう。
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
ことぷきです。ろう者です。
南 瑠霞です。聴こえます。
よろしくお願いします。
今年度から、手話あいらんどTVは、防災について、
楽しみながら学べればと、様々なトークをしています。
地震や台風などの時、聞こえない人で困ることって何?
そういう時、停電すると、
聞こえる人は、暗くても、何か物音が聞こえているけど、
聞こえないと、見えないし物音もわからないし、とても危険。
ことぷきは、小3のころ、青森の実家で、
とても大きな台風が来て、
屋根も飛んだり、電線も寸断したりしました。
1週間電気のない生活が続きました。
市街地は先に明かりがともり始め、
自分の家は山側だったので、最後に電気が来ました。
その間、家族でろうそくで過ごしました。
特にトイレに一人で行くのはとても怖く、
お皿にろうそくを立てて、トイレに入ったのですが、
お化けが出そうでした。
南も、広島県の島で育ちました。
台風などの停電では ろうそくを使いました。
今、私たちは二人とも、東京で暮らしているけど、
ことぷきは、家にろうそくなど準備してる?
ことぷきは、一人暮らしで部屋を借りており、
ろうそくなどの火は禁止なので、ろうそくはありません。
ストーブも禁止です。
でも、誰の家にでもある、懐中電灯は、
自分のところにもあります!!
インターネットなどでいろいろ調べてみると、
懐中電灯が、さらにもう少し明るくなる方法があるみたい。
一緒に試してみましょう。
① スーパーの買い物袋を膨らませて輪ゴムで止め、
懐中電灯の明かりの上に乗せてみる。
⇒ ほんのりと明るくなります。
② 500㎖のペットボトルに水を入れ、周りのパッケージを外して、
懐中電灯の明かりの上にのせてみる。
⇒ 少し明るくなります。
③ 2リットルのペットボトルの水。ボトルがデコボコしていると、
光が反射してより明るくなる。
⇒ けっこう明るくなります。
ちょっとしたことで、ぱっと明るくなり、
ひとの顔がお互い見えて安心できますね。
震災などの時は、こういう方法もいいですね。
家で、子供たちと一緒に楽しく実験してみて、
いざというときにも役立ててください。
また、お会いしましょう。
さようなら~~~~~~~~~~~~!!

提供 : 手話あいらんど手話教室
www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/
出演 : 南 瑠霞 ・ ことぷき
構成 : 南 瑠霞
編集 : 蓮子 都