手話あいらんどTVクロスカルチャー「福岡体験記」


手話パフォーマンスきいろぐみ デフキャスト中嶋元美が、
仕事で福岡に行ってきました。
そこで体験したことを、ちょっとご紹介します。




(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
中嶋元美です。ろう者です。
南 瑠霞です。聞こえます。
よろしくお願いします。

9月になりました。
この夏も、手話ミュージカルがありました。
今回は、私が主役だったのだけど、
演技も筆談シーンがあったり、
様々な表情や反応を演技で伝えて行ったり、
得意の踊りも披露したりして、
良い舞台になりました。
ありがとうございました。
たくさんの皆さんにお越しいただいて、
ありがとうございました。

また、8月の終わりには、
仕事で福岡に行ってきました。
福岡に行ったのは、2回目です。
1回目は、やはり仕事で行って、
ほぼ観光などもできず、トンボ帰りでした。

今回は、一泊二日で、いろんなものが見られました。
まず、飛行機で、空港について、
荷物を受け取って、歩いて行くとすぐに、
目に飛び込んできたものがあります。
それは、これです。

(手話フォンの写真)

こういうものは、南は今まで見たことがないのだけど、
なに?

元美も、本物を見たのは初めて。
前から、情報は聞いていたのだけど、
実際見たの初めてです。
手話で話せる公衆電話みたいなもので、
中に入ると、プリクラのような画面がありました。
自分を写すカメラもあって、
ボタンで角度を調整できます。
そして、まず、電話番号を打ち込むと、
パッと画面に手話通訳の人が出てきます。
この時は、男性でした。
読んだら、突然その人が出てきました。笑
そして、「誰に電話をしたいのですか?」と聞かれ、
「友達の南さんに電話したい。」と伝えると、
かけてみましょう。といって、
ベルの回数も、手で数えてくれて、
7回まで、ベルをならしたけど、
南は出なかった!!笑

南は、携帯をおいたまま、別の部屋に行ってました。
ごめんなさい。笑笑

それで もう一回かけますかとか、聞かれたけど、
もういいです。ありがとうございます。
と言って、切りました。

この電話は、このほか、
空港から、ホテルの予約の確認とか、
「今つきました」と、現地の友達にかけるとか、
そんなこともできると思いました。

通訳の人は、だれかが、電話をかけるまで、ずっと待ってるのかな?
呼ばれて突然、画面の前に座るのかな?

わからないけど、読んだら、画面の前にいたよ。笑

通訳の方は本当は、どこにスタンバイしてるのかな?
会ってみたい。

他にどこにあるのかわからないけど、
今回、福岡で、それを見つけたということですね。
面白い経験ができました。

次に、九州で有名な水炊きを食べに行きました。

(鍋の写真/筆談中の写真)

おいしそう!!
お店の女性の方が、筆談もして、お話ししてくれました。

そのお店は、ちょっとおしゃれで、高そうだった。
普通だと、次々鍋が並んでいるイメージだと思うけど、
それぞれ、個室のような区切られた感じの席があり、
自分たちだけで座って、
お鍋も、お店の人が、入れてくれて、
5分待ってくださいとか、説明してくれたりしました。
説明も、身振りでやってくれて、
通じて、とても良かったです。

最初に、出汁入りの鍋だけくるんだけど、
小さな容器にお塩だけ入れて、その出汁をすくって入れて飲むと、
すごく美味しかった。
たぶんトリの出汁だと思うけど、よくわからない。笑
2人とも料理が得意じゃないので、
読み取りもめちゃくちゃですみません。笑

コラーゲンで、お肌もツヤツヤになります。
と、お店の人が、身振りもつけてやってくれて、
楽しかったです。
美味しくて、いい夜になりました。

南も、本当は一緒に行きたかったのだけど、
別の仕事で同行できなかった。
楽しそうだから、今度は一緒に行きたいです!

(途中、窓の外からサイレンの音が!!汗)

2日目に、福岡の手話カフェに行きました。
その様子をみてください。

(手話カフェの写真)

ケーキや飲み物があるカフェをイメージして行ったら、
他にも普通にご飯ものもありました。
定食や、お弁当もありました。
手作りもパンもありました。

レジのところに、「指差しでお願いします。」という、
説明書きがありました。
半分くらいの方は、ろうのスタッフでした。
お客さんは、普通に聞こえる方も多いのだけど、
レジでの注文は指さしをしたりしてました。
このお店の、注文の仕方にも慣れているんだ。と思いました。

福岡の手話を教えて欲しいと思って、
お店の方にお聞きしました。

「太宰府」という地名が、「梅」という手話で表現されていました。
平安時代、菅原道真という人が、
京都を追われて、太宰府に行ったそうです。
庭を大事にした菅原道真に、
京都から、梅が空を飛んで、
太宰府まで ついて行ったという伝説が残っており、
太宰府では、その梅の花が有名です。
それで、「太宰府」の地名が、
手話では「梅」と表現されているようです。

「博多」
親指、人差し指、中指を立てて、振る表現。
意味は、お店の方もよくわからないということでした。
元美の勝手な想像では、
指文字の「は」「か」「た」を一度に表現すると、
こうなる気もするけど、たぶん違っている(汗&笑)ので、
ぜひ、ご存知の方は、教えてください。
お願いします。

いつも、仕事でいろんなところに伺い、
食べたり、いろんなものを見たり、手話との出会いがあったり、
いろんないい経験をさせてもらっています。
これからも、もっといろんな場所に行って、
様々な触れ合いをさせてもらいたいなと思います。

またお会いしましょう。
さようなら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

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提供 : 手話あいらんど手話教室
https://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/
出演 : 南 瑠霞 ・ 中嶋元美
構成 : 南 瑠霞
編集 : 蓮子 都