手話あいらんどTVクロスカルチャー「たまちゃんの大学体験」
小学生のときから、
手話パフォーマンスきいろぐみで活動を続ける
樋口 珠音ちゃんが、大学生になりました!!!!!
今回は、そんな珠ちゃんが体験した
大学の需要のお話です。
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!
中嶋元美です。ろう者です。
樋口 珠音です。大1年生です。
たまちゃんは、今年の春から、大学生になったんだよね。
私は、今、宮城県仙台市の大学で、教育の勉強をしています。
地元ならでは、
2011年の東日本大震災に関係の深い授業などもあります。
1年の授業で、環境防災教育というのがあり、
レポート提出をしたのですが、
これは、その時の写真です。
(非常用持ち出し袋の写真)
この授業では、大学から家まで、歩いて帰り、
危険なところを確認して、レポートにまとめるという、
内容などもありました。
写真は、非常用持ち出し袋の中身ですが、
自分で、必要なものは何か考えて、
中身を入れるというレポートでした。
珠が自分でいいなと思ったのは、
ピンク色の小さなぬいぐるみです。笑
避難時、抱いて寝たら、心が落ち着くかなと思って入れました。
四角い白いものは、
手回しのラジオで、中学生のとき授業で自分で作ったものです。
震災の時、情報が減るので、
手回しのラジオがあればいいなと思って入れました。
黄色いバンダナは、「手話できます」と書かれたもので、
避難した時、聞こえない方がおられたら、
何か伝えられることがあるかなと思って入れました。
この授業以外でも、
先生方から、震災についてのお話を聞きます。
一緒に避難した教員が、亡くなってしまったという先生。
子供達に見せたくない、辛い現状を見せてしまい、
教師として責任を感じるとおっしゃっていた校長先生。
大学には、東北生まれの学生も多く、親戚がなくなったという人もいます。
こうした方たちの話を聞いて、私自身衝撃を受けました。
テレビで今まで見ていたのとは、違う現状があると、学びました。
こうしたもの以外にも、私が想像と違った授業があります。
日本の芸能 という授業もありました。
岩手県の神楽踊りを習いました。
扇子を使って踊ります。
踊りの発表のための合宿もありました。
1泊2日で岩手に行きました。
現地の保存会の方々に教わったり、
交流していろんな話を聞いたり、
夜は、バーベキューをしたり、
楽しい思い出に残る授業でした。
小学校専門の音楽の授業では、
ピアノをやりました。
今まで一度も経験がなかったので
初めての経験で、空いた時間などにピアノの練習をして大変でした。
前期の授業の中で一番一生懸命やりました。笑笑
大学に入って、初めて知ったことがたくさんあります。
これから後期の授業になりますが、
さらに、いろんなことを 勉強して行きたいです。
今の珠ちゃんの話。
芸能の話とか聞いて、面白いなって思いました。
元美は、生まれも育ちもずっと東京。
他の地域の文化などを学んだこともない。
とても楽しそうだなって思いました。
またお会いしましょう。
さようなら~~~~~!!
提供 : 手話あいらんど手話教室
https://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/
出演 : 中嶋 元美・樋口 珠音
構成 : 南 瑠霞
編集 : 蓮子 都