むさしのFM「Talking Loud〜本日のお客様」出演御礼
12月3日(月)夕方 きいろぐみ30周年イベントを、
むさしのFMで、取り上げていただきました。
本当にありがとうございます。
むさしのFMは、吉祥寺にあるコミュニティFMです。
吉祥寺といえば、
これまでにきいろぐみの手話ライブを何度かさせてもらっている場所でもあり、
渋谷への地の利も良いということで、
新春1月の原宿クロコダイル手話ライブを紹介していただきました。
パーソナリティの松野こうきさんが、
とても楽しくお話を聞いてくださいました。
(放送の簡単な内容)
(松野)
手話パフォーマンスきいろぐみ代表 南 瑠霞さんです。
ラジオなので、見えないですが、たくさん話しましょう。
(南)
きいろぐみは、1989年から30年。
最初は手話関係者や聞こえないお客様が多かったのですが、
だんだん恋人や家族を連れてきてくれるようになり、
ファン層が広がりました。
(松野)
最初のきっかけは?
(南)
大学時代、ろう者の友達ができ、
毎日喧嘩をしていたら、
メチャメチャ手話が上手くなり(笑)
手話通訳をするようになりました。
あるロックコンサートで、
手話通訳をつけると、
アーティストご本人が、
「僕のコンサートなのに、みんなが手話を見るからさびしい」と。笑
手話のつくコンサートは、きちんとした構成をしなければ、
歌い手本人と手話を演じる人が
バラバラになるなと感じたのがきっかけです。
(松野)
聞こえない人は、
アーティストのパフォーマンスなどは、空気で感じるかもしれないけど、
やはり、何を歌っているのか、歌詞は手話を見るよね。
(南)
そうですね。
そして、聞こえるお客さんも、手話を見てしまう。笑
(松野)
ああ、この指の動きが、そんな意味なんだ・・
なんて思っちゃったりしてね。
(南)
そうそう。
それでそうなると、アーティストの方ともギクシャクしてしまって、
手話を入れるときは、
一緒に楽しめるような舞台の配置なども考えなければいけないんだなとか、
そういうことを考えました。
(松野)
我々も、菅官房長官の横の手話通訳のお嬢さんは、見ちゃうよね。
官房長官、どうでもいいやって感じになるもんね。笑
(南)
いやいや、その内容をちゃんと手話でやっているので、
ご安心ください。笑
(松野)
手話もいろんなところで、皆さん活躍してますよね。
(南)
全国で今、手話言語条例というのがすごく広がっています。
(松野)
なに?それ?
(南)
手話を言語だと、自治体が認めます!という条例です。
(松野)
そうなの?手話だって言語なのに。
(南)
そうなんです。
これまでには、手まねと呼ばれたこともあるし、
音声に単に手話をくっつけて話せばいと思っている人もいて、
文法があってきちんと一つの言語形態を持っているということを、
あまり理解されてなくて。
(松野)
一番最初に、なぜ言語が出来上がったかというと、
みんなコミュニケーションをしたいから!に決まってる。
私たちが普通に話せたり、たくさんのボキャブラリーを持つのは、
コミュニケーションを取る!というそのための手段。
手話を使う人も、コミュニケーションをとったりするための、
言語の一つとして使っているに決まってる。
(南)
実は、この11月30日現在で、
全国で、手話言語条例を制定している自治体は199。
200に迫る勢いです。
だんだん、いろんな方が手話は言語なんだと思い始めて、
学び始めてというようなタイミングです。
(松野)
私たちも、英語やフランス語やドイツ語を覚えるように、
日本語も中国語も韓国語も、そして手話語も、
覚えることが必要だということだよね。
(南)
覚えると、楽しいですよね。
(松野)
舞台のパフォーマンスだって、手話でなくても、
手や指や体を動かしたくなるものだし。
コミュニケーションとしてのツールだからね。
(南)
手話は豊かな言葉であり、目で見る言葉なので、
音声言語とは文法も違うし、
手で空間に絵を描き出すような表現の魅力もあるので、
舞台でやれば、聞こえる人も見て楽しめると考えて。
現在主に動いているメンバーは、10人。
聞こえるメンバーと聞こえないメンバーが、
それぞれ半数の5人ずつで一緒に動いています。
(松野)
もし彼女に、言葉(音声)と手話と二つの言葉で愛していると言われたら!!
(南)
嬉しいですね〜!
(松野)
そんなに僕のこと愛してくれてるの?って、(嬉しく)思うよ。
言葉(音声)だけだと嘘だろ?と思うかもしれないけど。笑
(南)
そうですね。
手話は目を見て話すことになるので、
思いの伝わる言葉ですね。
(松野)
今度、新しいスマホアプリでも開発して、
メールを手話に変換してしまうとかどうだろう?
なんだろ?メールに指の形がいっぱいきてる!?とか。笑
(南)
そうすると、またいろんな方が互いに話せますかね。
(松野)
ここで、1曲ご紹介しましょう。
どんなステージか、この歌でわかるかも?
「この手で歌おう〜指文字の歌」です。
♪ この手で歌おう〜指文字の歌
(歌詞:南 瑠霞 /ビクターエンタテインメント)
(松野)
聞いているだけで、ラジオを聞いている皆さんも、
手話が目に浮かんでくるでしょう?
聞いたその通りを体で表現すれば、手話になりそう。
(南)
動物とかは、そのままジェスチャーでできるかも。
(松野)
「心が一つにつながって」とかも、
すぐにみなさんできるよね。
自分でオリジナルで作ったっていいんでしょ?
(南)
手話の単語がわからなくても、身振りなどを使えば、
たくさん通じるものがあると思います。
(松野)
手話パフォーマンスきいろぐみは、30年!!
吉祥寺でも手話ライブがあるの?
(南)
吉祥寺は、2019年の12月、1年後を予定しています。笑
(松野)
2019年が、30周年イヤーということだね。
来年、また、きてもらおう。笑
近い日程では、ニューイヤー手話ライブですね。
(南)
手話パフォーマンスきいろぐみ
2019年1月11日夜と、13日昼・夜に公演があります。
原宿クロコダイルです。
(松野)
大勢出るんですか?
(南)
10人ぐらいで出ます。
ステージが狭いです。笑
私は立つところがないので、舞台の下に立ってます。笑
(松野)
南さん、真ん中じゃないの?笑
(南)
真ん中は、耳の聞こえないかわいい中嶋元美ちゃんという女子です。
もともとバレエダンサーで、
7年前に耳が突然聞こえなくなって、
そこから全部手話を覚えて!
聞こえないということで、
人とどう通じ合うのかと考えると、
手話がとても魅力的だったし、面白かったし、
便利だったということで、
2〜3年で覚えて!
(松野)
筆談も大変だもんね。
手話を楽しく覚えて、コミュニケーションをはかっていけば、
その中で暖かさも伝わる。
表情から嘘をついているかどうかもわかったり。笑
南さんも、大学時代友達と喧嘩したように。
(南)
本当に、喧嘩をいっぱいしました。
気持ちと言葉は直結するじゃないですか。
覚えたての言葉ではなかなか伝わらない。
(松野)
伝わらない苛立たしさも、どう処理していいのかわからなくなる。
それを相手のせいにしたら、ややこしくなるからね。
全部私が悪いのよ。というところに行けばいいけど。
20代の女の子じゃそうはいかないし、
「あんたが悪いのよ。」ってことにもなるよね。笑
(南)
そうですね。お互いに。笑
それを言うために、手話を覚えると、
感情と直結してきます。笑
(松野)
それがあって、きいろぐみをずっと育てているということだね。
(南)
出会いが人生を変えましたね。
(松野)
彼女に感謝しなくちゃいけないね。
(南)
私は当時彼女のことが大っ嫌いでしたけど、
今になると、その子の影響がすごく強いですね。
(松野)
その思いがずっと長いこと、
ずっと続けている一番のエネルギーに変わっちゃってるんだからね。
そのライブで、全国に。
(南)
鳥取や秋田やいろんなところに、呼んでいただいています。
(松野)
南さんは、こうしたパフォーマンスだけじゃなく、
幅広く、いろんな方と協力したり連携したり、
してるんでしょ?
(南)
ドラマの手話指導のほか、
ももいろクローバーZ の佐々木彩夏ちゃんとも、
一緒にやらせてもらったり、
本当に手話でたくさんの出会いをいただいています。
人生を変えた言葉ですね。
(松野)
それを、自然に自分の宝として持ち続けているわけだから、
忘れることのない言葉だからね。
(南)
忘れないでいたいですね。
年をとるとどうなるんだろ?笑
(松野)
まあ、年をとったら、
年をとったなりの手話があるんじゃないの?笑
さて、来年の手話ライブ、申し込みは?
インターネットでいい?
(南)
ネットで「きいろぐみ」と検索してください。
原宿クロコダイル。
https://www.kiirogumi.net/croco2019/
(松野)
ご家族で行くと楽しいかもね。
耳が不自由な方も、楽しめるライブ。
(南)
(手話の)トークもいろいろあります。
(松野)
ステージパフォーマンスは、
聞こえる人も、そうでない人も一緒にやってるんでしょ?
(南)
聞こえるメンバー・聞こえないメンバー一緒に、
手話で歌って踊って。
(松野)
その融合も楽しいかもしれないね。
パッと見ても、誰が聞こえるかどうかも多分わからないでしょう?
(南)
はい。皆さんにそう言ってもらって、
ろうのメンバーもめっちゃ喜んでます。
(松野)
終わった後も、皆さんと触れ合う時間は作ってるの?
(南)
はい。(お客さんたちと)しゃべってしゃべって、
そのまま飲み会になっちゃったり。笑
(松野)
南さんの理想としては、手話が特別なものじゃなく、
日常の普通の言語のひとつだということだよね。
(南)
きいろぐみは、
聞こえない方向けにエンターテイメントをやっているのではなく、
一般の聞こえる人に、
ろう者と手話の立場から、アートを発信して、
(お客さんに)一緒に見て楽しんで、
元気に手を動かしてもらいたいなと、思っています。
(松野)
私たちも、歌の詩を作ってメロディーを作るときは、
普段の言葉ではない、特別な詩の作り方をするからね。
手話にもそれがあって然りってことだね。
音声の言葉ではない、素敵な愛の伝わり方みたいなものが、
わかってもらえるといいですね。
(南)
指先から、光線出して。笑
(松野)
30周年だから、頑張って。笑
(南)
たくさんの方が見てくださって、それがつながっての30年なので、
ありがたいし、嬉しいです。
(松野)
きいろぐみの手話のライブに行ったら、
皆さん、一つ二つは手話を覚えて帰りましょう!!
(南)
そんな決意しなくても、覚えて帰れます。笑
(松野)
知らないうちにね。笑
また、吉祥寺でも、1年後にライブがあるとき来てもらえれば。
来年の暮れの話だからね。
(南)
来年のちょうど今頃ですね。
(松野)
オリンピックで盛り上がってるかも。笑
オリンピックも、海外などからいろんな人が来るので、
南さんも活躍して!!
(南)
いろんな方と出会いたいですね。
(松野)
ぜひ、また来てください。
では、次の曲です。
ラジオを聴いてる皆さんは、
手話は、こんな感じかなと思いながら、聴いてください。
(南)
アフリカンシンフォニーという曲に、乗せた手話のラップです。
(ラジオをお聞きの方は、内容を)音声でご確認ください。笑
(松野)
ありがとうございました。
この歌でお別れです。
「手話は僕らの」
♪ アフリカンシンフォニー 〜 手話は僕らの
※ この内容は、むさしのFMで、
12月9日(日)朝10時ごろから再放送される予定です。
むさしのFM 78.2MHz
https://www.musashino-fm.co.jp
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