梅雨
梅雨の中、あちこちで、雨に濡れた花が街を彩っています。
この時期の雨は、木々の汚れも洗って緑も美しくなり、嫌いではありませんが、このところ、激しすぎる雨に被害も出そうで、少し気になりますね。
ほどほどの良き雨が、水不足にならない程度に、降ってくれますように。
(雨に煙る新宿区)
「梅雨」という手話は、「梅」という手話と「雨」という手話を組み合わせて表現することもよくあります。
「梅雨」=「梅」+「雨」 (C)手話あいらんど
①「梅」の手話を表現。
(昔、頭痛などの時、おばあさんがこめかみに梅を貼ったことが、
この手話の語源だと言われています。
丸い梅を口元と、額の横に着けるように表現。)
②「雨」
五指を広げ、上から下に振る雨の様子を表現。
手話の「雨」の表現は、強さの度合いによって、表現が変化することで知られています。
「雨」
基本的「雨」の表現は、五指を雨のすじに見立て、上から下に何度か振り下ろします。
(C)手話あいらんど
「小雨」
これが小雨になると、五指をバラバラに動かしながら、ゆっくりと下に下げ、静かに降っている様子を表現します。
(C)手話あいらんど
「大雨」
大雨では、これが、何度も強く振りおろす表現に。表情も、大雨を見る目ような目で、険しくなり、雨の強さを表わしています。
(C)手話あいらんど
同じ単語でも、強さや状況に応じて表現が変わる・・・この手話の特徴は、視覚言語(目で見る言葉)ならでは。一つの単語でも、場面によって、こうした変化があると知ると、手話への興味もますます広がりますね。