世田谷区桜木遺跡
77万年前の地層、チバニアンに出会って以来、ホモサピエンスの歴史が気になる南です。笑
そう思って、それじゃ、そんなに遠くに行く前に、東京とか世田谷とかにも、いろんな遺跡とかがあってくれたら、近くだしありがたいよなあ・・・と、調べてみたら。。。
なんと!!もともと私がとても気に入って住んでいた場所が!!ずばりそのまま、遺跡のど真ん中だった!!という事実に遭遇!!笑
とても驚きました。
その場所は、なんとなく雰囲気が暖かく、私の大好きな場所の一つでした。近くにあるお寺も、ジョギングついでに、毎日覗いていた場所でした。
そもそも、東京に来て、私は世田谷区内をうろうろ引っ越しているだけなので、今の家からも、そんなに遠くないそこは・・・
桜木遺跡といわれる、五千年以上も前から、縄文人が住んでいた場所だったのです。
ここからは、たくさんの土器なども発見されているのだそうです。
もちろんそこには、縄文時代のその後も人が住み続け、弥生時代も、奈良時代も、平安時代も、室町も、江戸時代も、ずっとずっと誰かが住んでいたことがわかっており、そして現代になって、私も住んでいた!という、土地自体が人々を見守り続けた場所だったのです。
これを知った私は大感動。
先週のとある夕暮れ、場所を見に行きました。
と言っても、そこは、今はすっかり宅地で、発掘調査などもひと通り終えて、完全に現代の地元のみんなの住処になってしまっていて、特別な遺跡公園などが残っているわけでもありません。つまりそうと知らなければ、ただの世田谷区の町の一角。笑
それでも、改めて見たい見たい!!と思い立ち、あくまで今の家からも近いその場所へ、歩いて行ってみると・・・(マジ近い!笑)
一部、地域の子供達が遊ぶ広場になったその場所は、なんの説明看板もありませんでしたが、確かに「桜木遺跡」の地図と一致した場所。
そして、いつものお寺も、その遺跡の一部であると紹介されていた通り、広場の隣にあり、私の知っているお寺そのものでした。笑
結果として、だからと言って、見た目はよくわかりませんでしたが、さすが、めちゃ私のお気に入りの土地!なんだか雰囲気が良くて、そして、誰もが住みたいと、五千年前から人が感じるような場所だったのだということは、伝わってきました。笑
良き場所は、何千年経っても、良き場所なのだ!!わぉ!!
そんなわけで、私はそっとそっと、時々、地層や縄文時代や古墳などのことに、思いを馳せて暮らしております。笑
夕暮れではありましたが、この日はいい天気でした。
白い花も咲いて、小さな公園にも春が近づき。
なんの変哲もなく、まだ誕生したばかりの広場は、植物もこれから育つところで、地味。笑
遺跡地区の一部に含まれているお寺の入り口。
このお寺、結構明るくて、私は好きです。
夕方行ってしまって、どんどん日が沈んでしまったので、今度また、昼間明るいときに、改めて見に行こうと思います。
何せ、この一見地味な遺跡地域は、実は、五千年前からの歴史が地面の中に眠っているわけなので。
ありがたや、ありがたや。