野毛大塚古墳
これは、世田谷区内の古墳あとです。
玉川野毛町公園にある 野毛大塚古墳と言います。
5世紀前半の古墳だそうですので、1500年くらい前のもののようです。
古墳の上に登ると、あたりより、少し小高い丘になっており、けっこう いいながめ。春の爽やかな青空が気持ち良く、風が吹き抜けていました。
古墳には、石の棺が1つと、木の棺が3つ埋葬されていたそうで、その図が、古墳の丘の上にも、その上の解説板にも、描かれていました。
当時の有力者の方のお墓なのだそうです。
鉄や銅の器具、刀剣類やハニワなども出土しているそうで、私たちの生活の身近に、かつての人々の痕跡があることは、なんだか私たちってほんとうに、今生きている人だけじゃなく、様々な人に囲まれて過去からの思いも一緒に押し出されてここにいるんだなあと感じずには、おられません。
私たちは、ひとりじゃないって言葉が、歴史も重なって、ほんとうに、ひとりじゃないし、それどころか、マジ、先人なくしてあり得ない。それも含めて、私たちって、どうしたって、本当にひとりじゃないってことなんだなあ・・なんて、風に吹かれながら思った。
今、この古墳は、多くのファミリーが登って、風景を眺め、走り回る公園の丘となっています。
もし自分が納められていた丘のすぐ周りで、1000年後、後世代の子供たちが、キャーキャー言いながら遊びまわってくれるとしたなら、これほどの幸せはない。