子どもカンタン手話教室(17)「手話の感情表現!」




(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー 2020春 今できるのは何?それをやろう!!子どもカンタン手話教室!!

塚越です。ろう者です。
もう覚えてくれたかな?
よろしくお願いします。

今日は、気持ちを伝える 感情表現の手話です。
「楽しい」「怒る」「悲しい」などの様々な表現です。
(動画で動きを確認してください。)

①「楽しい」「うれしい」
胸の前で手を交互に上下させます。
心が躍る様子です。
ひとつの手話表現で、いくつかの意味を持っています。
「楽しい」「うれしい」「よろこぶ」「ワクワクする」こんな意味合いがあります。

例文を表現して見ましょう。
「今日は、手話の勉強をみんなと一緒にできて、うれしい。」
「僕 彼女ができたんだ。うれしい。」
こんなふうに使えます。

気持ちのこもった表現なので、表情も大切に。

②「怒る」「頭に来る」
◯お腹から手をあげるこの手話は、はらわたが煮え繰り返って爆発したような表現。
◯もう一つは、人差し指を頭に当てて振り下ろし「頭にきた」という表現です。
◯「切れる」という表現もあります。頭に怒りのマークがついているイメージです。
◯ 「カチーン!」という表現は、頭のてっぺんに感情が突き上げた。というようなイメージです。

簡単な例文です。
「君、僕のおもちゃを取っただろう。あったまに来る!」
こんな表現です。
でも、みんなは、人のおもちゃを取ったりはしないよね。笑

③「悲しい」「泣く」
指で涙型を作り、頬を伝うように表現します。
「泣く」は、他にも表現方法があります。
気持ちの強さや弱さなどでも、表現が変わります。
◯「えーん」という子供らしい泣き方。
◯「一筋の涙」
◯「あふれる涙」「大泣き」

例文
「この3月で卒業。みんなとお別れ。悲しい。」

④「さびしい」「しょんぼり」
気持ちがしぼむような感じを表現しています。
ろうの人たちは、両手を胸の前で下げる表現が多いかもしれません。

例文
「家でいつも、一人で待ってるんだ。さびしい」

気持ちの手話は、単語を覚えたら、表情も豊かに表現しましょう。
では、またお会いしましょう。さようなら〜〜〜!!

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提供:手話あいらんど手話教室

出演:塚越
読み取り音声:南 瑠霞
構成:南 瑠霞
編集:青木 孝二