手話あいらんどTVクロスカルチャー「透明マスクつけてみた!」
(簡単な内容)
手話あいらんどTVカルチャー
いくみです。ろう者です。
南 瑠霞です。聞こえます。
よろしくお願いします。
透明のマスクをつけて、おしゃべりしてみます。
聞こえない人は、相手がマスクをしていると、話が読み取れない。とよく聞きます。
いま、いろんなところで、マスクをつけている人が増えています。
コンビニのお店の方もマスクをつけています。
いくみは、相手がマスクをしていると、何かを言っているのは分かっても、何をいっているかわからない。
全ての、問いかけに、「はい」ばかり言っていると、箸もフォークもスプーンも、全部入っていたりします。笑
時には、「温めますか?」と尋ねている時もあるらしく、持って帰ろうと思っているのに、レンジの方にお弁当を持って行こうとされて、「あ、違います違います。」と慌てることも。笑
他に、「カードはありますか?」と言われていることもあるらしく、「はい」と言って、じっとしていると、相手がおかしく思い、しばらくたってから、「あの・・カードは・・・?」と言われて、初めてカードについて聞かれていたんだと、わかることもあります。笑笑
試しに、全部、「いいえ」と繰り返してみたこともあり、そんな時は、逆に、袋に箸なども何にも入らないし、レンジの温めもありません。笑
いつも行っているお店では、自分が聞こえないことを知ってくれるようにもなります。
レンジは指差して伝えてくれたり、カードは身振り、箸はそのものを見せてくださって、必要かどうか尋ねてくれるようになったりします。
郁美は、この透明マスクは初めてですが、パン屋さんでつけておられるのを見かけたこともあります。これだと、話も見えやすくてよかったです。
手話通訳にも、こうした透明マスクは、いいと思います。
ステーキなども、お客様の目の前で焼いて話しながら、料理をお出しするサービスなどで、透明マスクを見かけます。
病院では、マスクの先生方が多いです。
行きつけの病院では、お医者様が、パソコンで文字を打って説明してくださって、後からプリントアウトしてくださったりします。後からも見直せて、わかりやすいです。
今日の透明マスクは、手話通訳の現場でも使えると思って、手に入れました。
病院などでも、出産の立ち会いの手話通訳などで使う場合があるそうです。
いくみは、このマスク、最初は気になりましたが、だんだん慣れてきました。でも、ちょっと手話がひっかかるかな。笑
南は、息がちょっと苦しいかも。笑 自分の感染症防止というより、こちらから相手に飛ばさないという点では、使う意味はあると思います。
これから、こうしたマスクも広がるかもしれません。
みんなと、元気な毎日を送りたいです。
またお会いしましょう。さようなら〜〜〜〜〜!!

提供:手話あいらんど手話教室
出演:南 瑠霞・いくみ
構成:南 瑠霞
編集:青木 孝二