手話通訳における透明マスクの利用
手話通訳士600番。南 瑠霞です。
現在、手話あいらんどでは、様々な通訳のご依頼に、透明マスクで対応しています。
どうしても、赴かなければならない内容以外は、オンラインの通訳もさせていただいています。
https://minamiruruka.seesaa.net/article/474502626.html
聞こえない方も、様々な企業で仕事をされており、研修や重要な会議では、手話通訳が必要な場合もたくさんあります。
各企業の皆さんも、聞こえない社員の皆さんといかにコミュニケーションをとっていくかと、様々なチャレンジを行なっておられます。聞こえない方ご自身も、しっかりと役割を果たすためにどうすべきかと現場で真剣に業務に取り組んでおられます。
そうした熱い想いを持つ皆様とともに、様々な場面で活動させていただいています。
口元や目元などの動き自体で文法を示したり、口型で固有名詞などを明確にしたりする手話では、「顔が見える」ことが重要です。
現在、現場では、透明マスクも通訳の重要なアイテムとなっています。
感染症も広がる中、ろう者様への読み取りの負担軽減のため、透明マスクの採用は、手話通訳者の世界標準となりつつあります。
このほか、ウィルス除去に役立つ可能性がある薬剤の入ったペンダントも、胸に下げて通訳中です。
手話言語条例も広がる各地で、手話通訳者の登用の機会も増えています。
様々な工夫は、全国の共通課題だと実感します。