手話通訳をめざすあなたへ! ⑦「北海道の形をそのまま表わす」を手話で表現してみよう


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「北海道の形をそのまま表わす」
「そのまま」という手話は、場合により様々な表現ができますが、「同じ同じ」と前に続ける「そのまま」は、「時間の経過と維持」「継続」などを示しているので、この場合適切ではありません。

「ものの形をうつしとる」「真似る」という表現を、使いこなせるようになりましょう。



(簡単な内容)
こんにちは。南 瑠霞です。手話通訳士です。
今日も手話通訳を目指すみなさんに、参考になる表現をご紹介します。

今日は、ろう者の塚越くんの表現を見ていただきます。

「北海道の形をそのまま表現する」
「そのまま」という手話を考える時、「同じ」という表現をする人も多いと思いますが、今日は、これとは別の「そのまま」です。
それは、ものの形を「うつしとる」という表現です。

ものでは、形を「そのまま」。
人なら、先生の演技をそのまま「取り込む」。
師範の書道の腕が「乗り移る」。
などと使います。
これが使いこなせたり、読みこなせると、手話が格段に上手くなります。

そして、今から始まる音声のない動画は、とても簡単です。
通訳者としての勉強をチャレンジしたい方は、映像に自分の音声を当てながら、他の方がレッスンを聞いてもわかる講座になるように、日本語を作って見てください。


※この後の映像に音声はありません。
入門編の、音声のついた映像を確認されたい方は、こちら。
https://minamiruruka.seesaa.net/article/474076821.html