あーりん モノクロデッサン♪ 手話バージョン!!ありがとう!!
20200712
今年の、ももクロ佐々木彩夏さんの、ソロコンは、ネットの配信で行われました。
そこには、いつものピンクの海もなく、周辺カフェの「あーりん特別割引(笑)」もなく、“あ!あの人もきっと今からアリーナへ?“と思うこともなく、ビルの中へ入れば、スタッフ用のわずかな席が用意されており、一定の間隔で「ソーシャルディスタンスのため、この席は開けておいて下さい。」と貼り紙があり・・・
何より、映像撮影があるので、拍手もなく、そして、いつもなら「あ〜り〜〜〜〜ん!」「さーさきっ!!」と、大声で叫んで、音楽に合わせて立ち上がって飛び回っていた、あの私の当たり前の全身を踊らせる声援も持ち込めず・・・
瞬間瞬間の興奮をなかったかのように、心と体の中にしまって、応援し続けた2時間となりました。
でも、本番は、とてもあーりんらしいもので、スタジオ内の様々な場所を歩き回り、踊り、次の部屋へ次の部屋へと移っていき、配信というよりは、本当にいつもの生の舞台が蘇るようなコンサートで、私は途中で、泣きそうになりました。
あーりんも、そして、共に踊る若き乙女たちも、撮影に臨むスタッフの皆さんも、私たちからは全て見えていて、皆が真剣で、一生懸命で、まっすぐで、共に作り上げる喜びが、胸に響いてきたステージでした。
実は、そんな状況なので、会場内の私たちも、生あーりんは見えたり見えなかったりで、配信を見ていたお客さんたちと同じように、映像を覗き込みながら、本当に、一緒に時を過ごした感じでした。
時々、ズームの楽しそうなみんなも映ったりして、なんだ!!私もズームで参加した方が楽しかったんじゃないか?などと思いながら(笑)、最後は、色っぽさも全開の、あでやかなあーりんのメイン舞台への登場を見守りながら、どんどん気分が盛り上がっていきました。
たぶん、全国と言わず、海外からなども、たくさんの人が見たのではないでしょうか?
そういうとこが、ネット配信のいいところだし、今回は、そうやってみんなが楽しんだであろうことを思うと、あーりんたち、ソロコンチームの皆さんが、どれほどに想いを込めた舞台であったろうかと、さらに胸が熱くなります。
このコロナのピンチは、アーティストにとっても荒海ですが、ファンやお客さんにとっても受難の時。誰も倒れてはならないし、でも、みんなが互いに会いたいと望んでいる時です。
そこに、勇気を出して飛び込むことは、アーティストにとってもスタッフにとっても、大きな冒険だし、その先に何があるかわからない。
よく、ロックバンドのライブなどで、ボーカルの人が、目の前のお客さんの中に、体ごとダイブしたりするけど、今日、まさに、あーりんは、まだ誰も見ない海に、飛び込んだのだと思う。
でも、そのあーりんの姿は、私には、柔らかい雲の上にふわりと降り立ったように見えました。あーりんは軽やかで、そして今日も爽やかな元気を、みんなに送ったのだと思います。
雲は、スタッフであり、ファンのみんなであり、いつも見る、あの数万人のピンクのきらめきであり、あーりんのワールドそのものだったのかもしれません。
素敵な空間に、仲間に入れてもらえたことは、まさにピンクの幸せ。今回もまた共に活動させていただいた、皆さんへの感謝しかありません。本当にありがとうございます。
そんなあーりんが、ずっと秘密にして、ライブの一番最後に歌った手話の歌が、「モノクロデッサン」でした。
今回は、手話的な複雑な翻訳は少なめでしたが、手話は表現するにあたり、位置関係があり、単に単語を順番に目の前に並べて出しているわけではありません。
この歌詞の表現の中には、あーりんが歌いたい、あーりんの思いがありました。
この歌詞の中には、いろんな色が出てきますが、これは、ももクロのイメージそのままなのだそうです。彼女たちの思いが色になり、その色は、様々に混ざりあったり、互いが影響しあって、また次の色が生まれ、人生が豊かになる。
特に、あーりんの気持ちが伝わってきたのは、2番の「色」について歌った部分。
「情熱に涙を足して、紫色ができる。
希望に涙を足して、緑色ができる。」
ももクロが、5人だった時、一緒に歌った緑色は、今はなく、メンバーのバランス上歌いづらくなってしまっていたというこの歌を、あーりん自らが、ソロコンの最後に位置付け、手話をつけて歌いたいと決めたものなのだそうです。
あーりんは、人生をカラフルに彩る「出会いの色」のようなものを、描きたいのだ!と、ディスカッションしながら、暖かい気持ちになりました。
実は、私は最初、単純に、
『情熱の赤に涙の青を足せば、紫だな。
だったら、情熱が手前(自分の側)で、そこに向こうから涙を足せばいい。
そうすれば、自分で作りたい色がパレットに乗せられる。』
と考えていました。
希望に足す涙も、同じです。
ところが、あーりんの話を聞いてみると、
「この歌は、赤という存在(人)に、青を足して、紫の人も生まれ、黄色い存在(人)に、青を足せば、今度は、緑の人も生まれる。私たち、ももクロ5人のイメージカラーを歌っているんです。」というではないですか。
私はこの、仲間の存在を色で感じ、互いが歌ってきたという、歌詞の意味に、感動しました。
そして、その瞬間、手話のイメージの位置関係が、ひっくりがえったのです。
向こうに情熱の赤。こちらが流した涙を、そこに足すと、目の前に、紫色が生まれる。
向こうに希望のきいろ。自分の流した涙を、そこに足すと、緑色が生まれる。
人と人の出会いこそが、新しい色を生み出す!!
これが、あーりんの描きたかった、色の意味!!
なるほど・・ ふと聞き流せば、単純な言葉遊びのようでもあるこの歌詞は、メンバーみんなのいろどりであり、みんなにとって大事な歌で、あーりんにとって、色とはそんな意味があった!
と、手話を通じて改めて感じ、あーりんの歌は、私たちの目にもまた、美しいパレットとキャンバスに、鮮やかなカラフルな絵となって、届いてきました。
あーりんの手話の歌は、いつも、あーりんが命を吹き込んでいるなあと、今回も、肌で感じたライブになりました。
また、今回の曲では、今までの手話の歌より、ステップもたくさんつけ、あーりんに、いっぱい動いてもらいました。
元々の歌のイメージを聞きながら、あーりんと相談して、今回のような形になりました。
ステップを踏みながら歌うことで、表現の空間が広がり、本当に、あーりんは空に向かって絵を描き、目の前をピンクに染めてくれたなあと思っています。
実は、音声の歌詞と手話では、表現のリズムが違い、一般の人が挑戦するとまず立ちはだかるのが、「手話のリズム」の壁なのです。でも、さすがあーりんは、日頃から歌って踊って、イメージを体で表現する活動を続けているわけで、とてもすんなり、そして楽しく、手話を、曲に乗せてくれました。
ここもまた、私にとっては、感動させてもらった一面です。
今回の手話翻訳は、南 瑠霞
(手話パフォーマンスきいろぐみ代表・手話通訳士)
アドバイザーは、きいろぐみデフキャスト いくみ
現場手話通訳は、品川佳織でした。
いくみは、まだ、これからライブを見るそうです。
きっと、彼女も軽やかなあーりんの手話の歌を、楽しんでくれると思います。
あーりん、今年も素晴らしい時をありがとう。
この夏も、みんなで元気に!!感謝。
練習期間中は、いろんな透明シールドも登場。
ライブの後は、東京の夜景を抜けて、帰ってきました。
でも、配信を見た皆さんは、あっという間に、振り向けば自分の家!ですよね。それも、生配信の魅力だなあなんて、思いながら。
今年の、ももクロ佐々木彩夏さんの、ソロコンは、ネットの配信で行われました。
そこには、いつものピンクの海もなく、周辺カフェの「あーりん特別割引(笑)」もなく、“あ!あの人もきっと今からアリーナへ?“と思うこともなく、ビルの中へ入れば、スタッフ用のわずかな席が用意されており、一定の間隔で「ソーシャルディスタンスのため、この席は開けておいて下さい。」と貼り紙があり・・・
何より、映像撮影があるので、拍手もなく、そして、いつもなら「あ〜り〜〜〜〜ん!」「さーさきっ!!」と、大声で叫んで、音楽に合わせて立ち上がって飛び回っていた、あの私の当たり前の全身を踊らせる声援も持ち込めず・・・
瞬間瞬間の興奮をなかったかのように、心と体の中にしまって、応援し続けた2時間となりました。
でも、本番は、とてもあーりんらしいもので、スタジオ内の様々な場所を歩き回り、踊り、次の部屋へ次の部屋へと移っていき、配信というよりは、本当にいつもの生の舞台が蘇るようなコンサートで、私は途中で、泣きそうになりました。
あーりんも、そして、共に踊る若き乙女たちも、撮影に臨むスタッフの皆さんも、私たちからは全て見えていて、皆が真剣で、一生懸命で、まっすぐで、共に作り上げる喜びが、胸に響いてきたステージでした。
実は、そんな状況なので、会場内の私たちも、生あーりんは見えたり見えなかったりで、配信を見ていたお客さんたちと同じように、映像を覗き込みながら、本当に、一緒に時を過ごした感じでした。
時々、ズームの楽しそうなみんなも映ったりして、なんだ!!私もズームで参加した方が楽しかったんじゃないか?などと思いながら(笑)、最後は、色っぽさも全開の、あでやかなあーりんのメイン舞台への登場を見守りながら、どんどん気分が盛り上がっていきました。
たぶん、全国と言わず、海外からなども、たくさんの人が見たのではないでしょうか?
そういうとこが、ネット配信のいいところだし、今回は、そうやってみんなが楽しんだであろうことを思うと、あーりんたち、ソロコンチームの皆さんが、どれほどに想いを込めた舞台であったろうかと、さらに胸が熱くなります。
このコロナのピンチは、アーティストにとっても荒海ですが、ファンやお客さんにとっても受難の時。誰も倒れてはならないし、でも、みんなが互いに会いたいと望んでいる時です。
そこに、勇気を出して飛び込むことは、アーティストにとってもスタッフにとっても、大きな冒険だし、その先に何があるかわからない。
よく、ロックバンドのライブなどで、ボーカルの人が、目の前のお客さんの中に、体ごとダイブしたりするけど、今日、まさに、あーりんは、まだ誰も見ない海に、飛び込んだのだと思う。
でも、そのあーりんの姿は、私には、柔らかい雲の上にふわりと降り立ったように見えました。あーりんは軽やかで、そして今日も爽やかな元気を、みんなに送ったのだと思います。
雲は、スタッフであり、ファンのみんなであり、いつも見る、あの数万人のピンクのきらめきであり、あーりんのワールドそのものだったのかもしれません。
素敵な空間に、仲間に入れてもらえたことは、まさにピンクの幸せ。今回もまた共に活動させていただいた、皆さんへの感謝しかありません。本当にありがとうございます。
そんなあーりんが、ずっと秘密にして、ライブの一番最後に歌った手話の歌が、「モノクロデッサン」でした。
今回は、手話的な複雑な翻訳は少なめでしたが、手話は表現するにあたり、位置関係があり、単に単語を順番に目の前に並べて出しているわけではありません。
この歌詞の表現の中には、あーりんが歌いたい、あーりんの思いがありました。
この歌詞の中には、いろんな色が出てきますが、これは、ももクロのイメージそのままなのだそうです。彼女たちの思いが色になり、その色は、様々に混ざりあったり、互いが影響しあって、また次の色が生まれ、人生が豊かになる。
特に、あーりんの気持ちが伝わってきたのは、2番の「色」について歌った部分。
「情熱に涙を足して、紫色ができる。
希望に涙を足して、緑色ができる。」
ももクロが、5人だった時、一緒に歌った緑色は、今はなく、メンバーのバランス上歌いづらくなってしまっていたというこの歌を、あーりん自らが、ソロコンの最後に位置付け、手話をつけて歌いたいと決めたものなのだそうです。
あーりんは、人生をカラフルに彩る「出会いの色」のようなものを、描きたいのだ!と、ディスカッションしながら、暖かい気持ちになりました。
実は、私は最初、単純に、
『情熱の赤に涙の青を足せば、紫だな。
だったら、情熱が手前(自分の側)で、そこに向こうから涙を足せばいい。
そうすれば、自分で作りたい色がパレットに乗せられる。』
と考えていました。
希望に足す涙も、同じです。
ところが、あーりんの話を聞いてみると、
「この歌は、赤という存在(人)に、青を足して、紫の人も生まれ、黄色い存在(人)に、青を足せば、今度は、緑の人も生まれる。私たち、ももクロ5人のイメージカラーを歌っているんです。」というではないですか。
私はこの、仲間の存在を色で感じ、互いが歌ってきたという、歌詞の意味に、感動しました。
そして、その瞬間、手話のイメージの位置関係が、ひっくりがえったのです。
向こうに情熱の赤。こちらが流した涙を、そこに足すと、目の前に、紫色が生まれる。
向こうに希望のきいろ。自分の流した涙を、そこに足すと、緑色が生まれる。
人と人の出会いこそが、新しい色を生み出す!!
これが、あーりんの描きたかった、色の意味!!
なるほど・・ ふと聞き流せば、単純な言葉遊びのようでもあるこの歌詞は、メンバーみんなのいろどりであり、みんなにとって大事な歌で、あーりんにとって、色とはそんな意味があった!
と、手話を通じて改めて感じ、あーりんの歌は、私たちの目にもまた、美しいパレットとキャンバスに、鮮やかなカラフルな絵となって、届いてきました。
あーりんの手話の歌は、いつも、あーりんが命を吹き込んでいるなあと、今回も、肌で感じたライブになりました。
また、今回の曲では、今までの手話の歌より、ステップもたくさんつけ、あーりんに、いっぱい動いてもらいました。
元々の歌のイメージを聞きながら、あーりんと相談して、今回のような形になりました。
ステップを踏みながら歌うことで、表現の空間が広がり、本当に、あーりんは空に向かって絵を描き、目の前をピンクに染めてくれたなあと思っています。
実は、音声の歌詞と手話では、表現のリズムが違い、一般の人が挑戦するとまず立ちはだかるのが、「手話のリズム」の壁なのです。でも、さすがあーりんは、日頃から歌って踊って、イメージを体で表現する活動を続けているわけで、とてもすんなり、そして楽しく、手話を、曲に乗せてくれました。
ここもまた、私にとっては、感動させてもらった一面です。
今回の手話翻訳は、南 瑠霞
(手話パフォーマンスきいろぐみ代表・手話通訳士)
アドバイザーは、きいろぐみデフキャスト いくみ
現場手話通訳は、品川佳織でした。
いくみは、まだ、これからライブを見るそうです。
きっと、彼女も軽やかなあーりんの手話の歌を、楽しんでくれると思います。
あーりん、今年も素晴らしい時をありがとう。
この夏も、みんなで元気に!!感謝。
練習期間中は、いろんな透明シールドも登場。
ライブの後は、東京の夜景を抜けて、帰ってきました。
でも、配信を見た皆さんは、あっという間に、振り向けば自分の家!ですよね。それも、生配信の魅力だなあなんて、思いながら。