紅葉は赤い葉を落とし始めました!!〜学生たちは熱心に勉強を続けてくれています!!


今年の、短大の授業は半分が配信となり、画面を通じて学生たちと、学習を続けています。
対面授業では手話会話の実践、配信では逆に理論的な勉強を中心に行なっています。
学生たちと授業を進める中で、
今回は「映画館で、聞こえない人は、邦画をどのようにして見ているのか?」と言うテーマに、みんなが、様々なレポートを上げてくれました。
学生たちが自分の家の最寄りの映画館に、どんな字幕サービスがあるかを調べてくれたものです。
各映画館では、変わらず、期間限定・時間限定の字幕上映も多く、学生たちからは「聞こえない人が、見たい時、見たい映画館で、観たい映画を観ることに、不自由があること」を実感したレポートも、たくさんありました。
一方、最近の映画館では、新たな取り組みも広がっており、学生達が、それを見つけて紹介してくれたので、ブログでもご紹介します。
◯字幕ガイド用スマートグラス
専用グラスを装着し、スマホアプリと連動させて、字幕をつけて、映画と見る方法。
聞こえる人が、通常の上映を見ているなか、このグラスを装着した聞こえない人だけが、字幕付きで映画を見ることになります。


※写真は、一例ですが、興味のある方は、「字幕ガイド用スマートグラス」と言うキーワードで、ネット検索をして見てください。いろいろ出てくると思います。
神奈川県の短大ですので、横浜市港北区にあるシネマの情報ですが、例えば、このような映画が、スマートグラスの字幕に対応しています。
https://109cinemas.net/news/4883.html
109シネマズニュース
◯聴覚補助用ヘッドホン
聞こえづらい方専用のヘッドホンで、音を聞き取りやすくしたもの。(字幕との連動はありません)

※これは、TOHOシネマズの情報です。
このほか、映画以外の放送番組として、Netflixでは、一般の地上波同様、字幕付きの番組も多いこと。
また、学生たちからは
映画館で「映画ドロボー禁止PR映像」のように、「聞こえない人向け字幕上映がある」といったイメージ映像も流せば、理解が広がるのではないか?といったアイディアも飛び出し、
今年の手話の授業も、私としては、ますます励まされています。
若者たちは、初心者であっても、なんらか物事に出くわせば、バランス感覚あふれる豊かな発想を、多く出してくれます。私たちの明日を、こうした授業からも、共に見つめることができ、頼もしく思っています。
みんなで、爽やかに暮らせる街づくりの方法!探っていこう!!感謝。