「ありがとう」って英語でどう言うの?
「ありがとう」って、英語でどう言うの?
と言う質問に、ネイティブの方が、こう教えておられました。
★Oh my god! I'm so happy I could cry!! Thank you so so much!
(わあ、なんて!!叫んじゃうくらいハッピー!!(または、幸せで泣けてきちゃう!)すごくありがとう!!)
★I'm so happy I'm about to burst into tears!! Thank you so much (name)!!
(本当に嬉しい。泣いちゃいそう。本当にありがとう( )さん!!)
この答えのポイントは、おそらく “Thank you so much“。
確かに「ありがとう」は「サンキュー」でも、済むけれど、それに「とても」と言う感じも付け加えるなら「ソー マッチ」が後ろに付くね。
と言うことなんだと思います。
だけど、私がこの方が素敵だなと思ったのは、それ以上に、その「嬉しさ」や「ありがとう」と言う言葉が呼び起こされた時の、さらなる心情や、
どんな風に「ありがとう」なのか?って言うところを添えて、教えてくれている点です。
しかも、それらの文や単語も、中学1年程度で(今や小学生の時点で)学ぶであろう、簡単な単語と言い回しばかりです。
たった一つの「ありがとう」も、こう表現できれば、コミュニケーションが豊かになりますね。
私たちは、言葉を学ぶとき、ついつい、「ありがとう」って英語でどういうの?と、尋ねてしまい、
指導者もまた、ああ、その答えは「Thank you」だよ。などと、一言で、説明してしまいがちです。
でも、実は、言葉は生きていて、同じ言葉も、当てはめる場所や、語調によって、自在に意味が変わってきます。
それを、忘れて、決まりきっているように見える一つの表現だけを教えてしまうのは、実は、ちょっともったいない。
この先生の解説では、こんな気持ちなら、これもあるといいね。こんな状況なら、それも言ってみれば?という提案が、「ありがとう」から引き出され、ちょっとした言い回しが、二つもネットに紹介されていたのです。
この記事に、今日は、ちょっと感動したので、ご紹介したいなと思いました。
手話においても、「ありがとう」ってどう表現するの? と尋ねられたら、私たち先輩に当たる立場のものは、もっと豊かに説明してあげたいなと、思わされた一瞬です。
そのありがとうは、「何が嬉しかったの?」「何かをもらったの?それとも、手伝ってもらったの?」「何か、いい言葉をかけてもらったの?」などと、問いかければ、実は、本人も、豊かなシチュエーションを持っているはず。
そうすれば、そのアリガトウは、もしかしたら、
「ありがとう。こんな珍しいもの。」
「ありがとう。荷物が多すぎて・・・」
「助けてくれる人がいるなんて思わなかった。ありがとう。」
「ありがとう。私が欲しいもの、よくわかったね。」
などなど・・・・・
さまざまな状態や心情をも、伝える言い回しに、つながるかもしれません。
そうすれば、その人の、言語の世界が、大きく広がる場合もあるわけです。
話したい言葉のさらなる、状況・心情を想像すれば(つまり、使い所をより検討すれば!=文の流れのどこに、その言葉が入るのかと言うことがわかれば!)、より想いの伝わる表現になる。
日頃、私たちは、そうやって話しているのに、語学を学ぼうとした途端、一つ一つの単顔にこだわって、頭を硬くしてしまっているように思えました。
さすが、ネイティブ!!と思える、この英語の先生に、春の今日、私はそれこそ嬉しくなって、ありがとう!を伝えたくなりました。
指導する機会の多い私たち語学の先輩は、こう言うことにも気を遣いたいなと教えられた、英語レッスンでした。
ウキウキ!!
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