エンタメ映像手話通訳の現場!!わぉ!「全裸監督2!!」ありがとう!!

「ナイスです!」
全裸監督2が注目されて、告知映像に手話通訳をつけさせていただいたら、私にも応援メッセージなどが届いています。ありがとうございます。
全裸監督2は、ネットフリックスで配信されるもので、本編は、皆さんおそらく字幕でご覧になれるのではないかと思います。お楽しみに。
https://minamiruruka.seesaa.net/article/482009469.html
また、全体の演出から、この通訳は、デタラメか?などと、Twitterなどで質問が飛び交っていますが(笑)、もちろん、ただフツーに真面目に、本来あるべき姿で、通訳させていただいております。笑

私がこれまでお引き受けした映像手話通訳で、近年注目を集めたものでは、NHK「宇宙人総理」の政権放送などがありますが、こちらも、ごく真面目に、内容をそのまま通訳させていただいております。笑
https://minamiruruka.seesaa.net/article/418744307.html
ただ、総理の話した内容自体が、宇宙の移民政策やそれにまつわる話題で、ちょっと日常からかけ離れており、ご本人たちの話し振りも、実に政治家風(笑)だったので、通訳もやや面白くなりました。笑
また、撮影で宇宙人総理が光線を出すとき、監督からは「総理と一緒に目から光線を出す演技はできますか?」と相談がありました。「え?光線なら手話で出せますよ」とお伝えしたら、「なるほど!!じゃ、ぜひそれで!!」と言うことになり、手話の「光線を出す」という様子そのものを使って、演技させていただいています。笑笑
NHKの場合、本物の政見放送のセットとほぼ同様のもの、またはそのものを使うこともあり、より臨場感がありますね。笑

コロナ対策応援エール映像では、宇宙人総理とともに、空から飛んできた宇宙船を眺めるという演技もありました。本番で、総理の雰囲気に合わせて一緒に空を見ると、映像ではちゃんとUFOを見ているようになっていて、私も驚きました。笑
https://minamiruruka.seesaa.net/article/476793925.html

このほか、この春まで流されていたJTのCM映像では、通常の通訳から、突然、候補者がラップを歌い出すという演出がありました。笑
これに合わせ、私もラップを手話で演じており、数日前から特訓して、本番に臨みました。笑

さて、話は、全裸監督2に戻りますが、今回は、いつもの調子で南らしく元気に演じようとしたら、「いやいや、もう少し動きを小さく!」とリクエストがあり、いつになくおとなしく演じさせていただいております。笑
手話通訳者は、全体的に「真面目」「教育」「福祉」と言うイメージが強いことから、オファーの際「このドラマは、大人向けの内容で、AV業界が舞台になっております。こうした手話通訳をお願いしても、大丈夫しょうか?」と、相談がありました。笑笑
私は、もともと「手話が、福祉・ボランティアの域に留まっている限り、バリアフリーとはいえない!」と言う考え方で、この活動を行なってきています。
幅広く、多くの人が健全に楽しく作品に触れるチャンスの広がる、エンタメにまつわる手話の通訳・翻訳・演技は、積極的に承って行きたいと思っています。
ちなみに、私は、大学卒業時東京に来たとき、芸能・雑誌関係での最初の仕事が、「白夜書房」と言う雑誌社のエロ本のゴーストライターでした!!笑笑
その頃、ブイブイ言わせていたのが、この西村とおる監督で、業界では強者として、大人気の方でした。雑誌には、私のページと隣り合わせで、この監督の名前が掲載されていたことも1度や2度ではありません。
このNetflixの、「映像制作会社社長 前科8犯 借金300億円」と言う謳い文句の、ズバリそのときそのニュースを聞きながら、私は、業界でお仕事をさせていただいていました。笑
私は、その後、ラジオ番組の構成作家となり、パーソナリティをさせてもらう機会を得、手話がやりたかったことから、映像畑に転向。映像やイベント・舞台の脚本を手がけるようになり、司会や演技をするかたわら、やがて手話のミュージカルやライブの構成・演出を行うようになっていったのです。
道は、つながっているなあ!!
そう言う意味でも、今回手話通訳をさせていただいたことは、とても感慨深いものであり、嬉しいことであり、喜んでお引き受けしました。感激のお仕事となりました。
感謝。